私が小学1年生の時の事だから、30年ほど前。

学校の周りはすごーく広い原っはが点在していました。
私は近道をして帰ろうと思い、草むらをかきわけ歩いていたら
向うから男の人が歩いてきて、[おじょうちゃん独り?]ときかれた。
怖くなって後ずさりしたら、[お菓子あげるからおいで]といって
無理やりに私の手を引っ張って走り出した。
もー、怖くて怖くて悲鳴をあげて抵抗した。
すると向うに車がとまっていて、乗せられそうになった。
私は咄嗟に、おじちゃんの事知っているよ、うちのパパお巡りさんだから
と嘘をいってみた。
すると男は手を離し、ポケットにあった飴玉を放り投げ私を突き飛ばし
車に乗って走りだ出そうとした。
その時ね、私は間違いなく、確かに聴いたんですよ
後部のトランク部分から【ううー】という男の子?みたいな声を。
私は怖くて泣きながら家まで帰った。
その時は、親に言ったら怒られそうなので黙秘した。
後日話したらこっぴどく怒られ、少し騒ぎになった。
その時の詳細はあまり憶えていないです。
世の中には行方不明になる子がたまにいるけれど、あの声は
その中の一人だったのかな?と思います。