子供の頃の変な記憶☆その8
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0366あなたのうしろに名無しさんが・・・
NGNG大抵夕方で、エアコンがついてない古い車だったから蒸し暑いのに、ジャンパー着てて、
気晴らしに外見てると、なんか風景が変なの。
山の斜面がさ、スーっと頂上まで移動してるの。夕方だからシルエットしか見えないけど、
木とか鉄塔とかが移動してるのが見えるの。
で、頂上まで来ると、頂上のへこみにスッと消えるの。
空を見てるときも変なもの見たな。夕焼けの空一面に、何かの星の表面がドアップで
映ってるの。月がめちゃくちゃ接近したような感じ。クレーターまで見えてね。
夢じゃないのは確かなんだよ。だって、そういうたいていの場合、熱さと退屈さで
眠気があって、でも不快感で目が覚めてる、そんな状態だったから。
親も弟もばあちゃんも、それが見えてないのね。幻でもないと思う。だって夕暮れ時に
婆ちゃんちいってると、いつもそんなのが見えたからね。
でも不思議なんだけど疑問はなかった。子供だったし、いつも見えてたから、それが
普通の光景だったからね。
中学に入ってから、そんな時間に婆ちゃんち行く事は少なくなったし、車はエアコンが
付いた車になった。それから、もうあの風景は見ていない。
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