小学校3年生のころの話

当時野球チームに入っていた私は毎日暗くなるまで練習していた。
その日も日が落ちるまで練習して暗くなった道を一人で自転車に乗って
帰っていた。家はちょっと高台にあったので家の近くの急坂を自転車を
押して歩いて帰っていたのだが、妙な音に足を止めた。
ヴォーン ヴォーンという 低い振動音。
どこから聞こえているのかはわからない。
山道で周りに人影もないし 家もない。
すると いきなり脇の林の中から 不思議なものが飛び出してきた。
バスケットボールよりちょっと大きい感じ。
オレンジ色の半透明で中心に 白いテニスボールぐらいの大きさの
真っ白に光った小さな玉が入っている。
周りのオレンジの部分は光ってなくて 中心だけが輝いてる感じ。
(説明下手ですいません)
その物体が ゆっくりと私にむかって地上1メートルぐらいのところを
進んでくる。
びっくりした私は自転車から手をはなして元来た道を10メートルほど
ダッシュ!振り返るとその光は私がほっぱりだした自転車をすすーっと
かすめて逆の林のなかへ消えていった。
私は怖くて自転車をほったらかしにしたまま 別の道を通ってうちに帰った。
次の日の朝 登校する途中に自転車を見に行った。
自転車は道の脇に立てかけられていた。
なぜか右のハンドルのグリップのところがカサカサに干からびたようになっていて
さわると表面がポロポロと剥がれ落ちた・・・
あの玉のせいなのだろうか?

決して夢なんかではないです。
あれはいったいなんだったんでしょうか?プラズマ?