月日は流れ長崎幼児誘拐殺人事件の少年は大人になり結婚をし、
息子もでき父親になった。
世間は勿論、本人もこの事件の事は忘れていた。
父親となった少年は、家族みんな仲良くごく普通の幸せな生活を送っていた。
息子が四歳になった誕生日に父親は息子と二人で大型玩具店へと
プレゼントを買いに行った。
抱えきれないほどたくさんのおもちゃを買って貰った息子は、
早く家に帰りたくて立体駐車場に停めてある車へとはしゃぎながら走ってった。
父親が後から車の所に着くと、息子は振り返ってこう言った。

「644はネカマで呑百姓でつね」