神奈川県の心霊スポットを語ってくれ
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0095あなたのうしろに名無しさんが・・・
NGNG逃げるにしても、少しでも距離を縮めなければ・・
ふと気が付けば、旧道への分岐を曲がっていた。
遠回りの現在の国道より、細く、暗く、険しい近道へ。
スキール音が、真後ろまで迫っていた。
連続した低速コーナーを曲がるとき、ハンドルで曲がることのできないバイクは
極端に速度を落とさなければならない。
装備重量で250kgを優に超える巨体なら、なおさらだ。完全に追い付かれていた。
眩しいライトのパッシング。煽りまくるエンジン音。
かすかに聞こえる、若い男の怒号。何を叫んでいるのかはわからないが、
やはり当ててくる気か。
コーナーの出口はまだ見えないが、観念してスロットルを捻る。
対向車線にはみ出しながら飛び出した先は、数百メートルの下りストレートだった。
さらにスロットルを捻り、フロントをリフトさせてしまうが、構わず加速する。
コーナリングの度に距離を詰められる以上、加速で引き離すしかないのだ。
メーターはわずか数秒のうちに3桁台に飛び込み、まだ加速を続ける。
RVは、ミラーの中で光点になっていた。
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