そして光音座2では「男街行き快速急行」「二つのゼロ」が同時上映。

「男街行き快速急行」においては、あえて「快速急行(速いんだか遅いんだか解らん)」というマイナーなチョイスをするあたりに、
「日陰に生きる俺達の苦悩、微妙なポジション解ってくれ」
という監督の作品に対する思い入れが伝わってくる。

また、まだ見ぬ「男街」への期待感、そして旅立ちの不安を精一杯表現した
映画史上稀に見るすばらしいタイトルである。

なぜか今まで彼らに好かれ、ナンパされる事六回
(内二回は油断していてチンコを揉まれてしまった)
その度毎に断り続け、彼らを傷つけた事に罪悪感を抱いていた筆者にとって、免罪符となる、生命感溢れる作品だ。

また、「二つのゼロ」は、自らの足跡を振り返り、もう一度原点に戻り、日本経済の再興を計ろうとする2人の物語だ。
この作品は、相次ぐ不正発覚に揺れる某企業において、社員教育の教材として利用されるなど、高い評価を得ている。

これからも日本映画の動向に目が離せない。
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