カルテ
僕は今一人暮らしをしているんですけどツレ2人と僕と3人で酒をのんでました。
まぁホロヨイ位になってきて大阪堺市にあるリバーサイド病院って所に行こうってなって車で出掛けました。
ちょっとは酔ってましたけど記憶は完全に残ってます。
わいやい言いながら真っ暗な病院に着いた頃は午前1時ぐらいだったでしょうか… 真っ暗な細い廊下を歩いてゆくとボロボロになったベットがある部屋を見つけ酔った勢いで部屋の中に入りました。
すると書類みたいな物が散乱していてA君がその物を懐中電灯で照らすと、それはカルテだったんです。
A君はそれを読みだしました。
「何書いてるかさっぱり分からんわまぁええわ、持って帰ってくわしく見ようや」
ってポケットにしまい込みました。
「やばいんちゃうの?」
と僕は言ったけど、それにも動じず「次行こう」ってその部屋を出ました。
そして真っすぐ行くと地下に下りる階段を見つけ、その階段を3人はおそるおそる降りました。
「おい、靈暗室って書いてんで」
そうそこは霊暗室だったんです。しかも、足元は水浸しでびしょびしょ。
「もういややで!帰ろうや」
酔いも冷めてきて僕はちょっとびびってました。
「そやな。そろそろ疲れてきたし帰ろか」
A君が言い家路に着きました。僕の部屋に着くとやっと明るい所に着いたとホッとしたんですが、ほっとしたのもつかの間でした。

続く