小学5年の夏休みに祖父の家に家族で行った時の話です。
そこは山奥の集落といった所でバスが朝夕一本しかなく私は町までマンガ本を買いに行った帰りそれに乗り遅れてしまいました。
仕方がないので歩いて帰ることに家までは10キロほどの一本道です。山の日暮れは早くあっという間に真っ暗になり怖くて泣きそうになった時、すうっと女性の手が目の前にあらわれました。
見上げると綺麗な冷たい感じのする女性が立っています。今、考えると不思議なことですがその時は自然に受け入れていました。
つづく