身内に起こった怖い話 2話目
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NGNG10年程前、知人から(又聞きではなく)直接聞いた話です。
Sさんは、日本人ながら、今ではアイルランド本国でも
殆ど演奏する人の居なくなった、鉄弦のアイリッシュ・ハープを
独学でマスターし、プロの演奏家として活躍しておられます。
(現在のハープはナイロン弦が大半)
当時Sさんは、何とアイルランドから演奏の要請を受けました。
その際、この国最後の吟遊詩人にして、17世紀の
伝説のハープ奏者、オカロランに敬意を表し、その墓前で、
一人ハープを演奏しました。
するとその途端、右の肩に何かが「ズシン」と乗ったのだそうです。
Sさんは「これが、もしオカロランに憑かれたのであって、
突然、素晴らしい演奏が出来る様になったのなら、
それはそれで良いな」と思いました。
が、全くそういう様子は無く、アイルランドに居る間、
ただもう肩が重くて、だるくて、仕方がないだけだったそうです。
それが、帰国の為の飛行機が、まさにアイルランドの地を離れた、
その瞬間、スッと離れて軽くなったそうです。
何かが乗った気配は消えても、帰国後2ヶ月位は
肩が凝って仕方がなかったそうです。
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