子供の頃よく見たゆめのはなしなど。夢のはなしなど、あまり怖くないと思いますので
申し訳ないのですが。もしお好みでなければ、読み飛ばして頂ければと思います。

すごく一般的ですが、中学に上がったあたりから金縛りによくあいましたが、必ず同じ夢を
見続ける、という日が続いた事がありました。その夢は、それまでも時々見たことが
あったのですが、毎日見るようになったのは、中学に上がった最初の夏だったと記憶しています。
まず金縛りが始まって、ある景色が見えてきます。

 そこはツツジの花が満開の、庭というよりはお屋敷から門までのみちの途中と
いった感じの場所。和服を着た良家の奥様(もしくは、少々お年のいったお嬢様)風の女性が
茂みの中から、困惑したようにこちらを見ています。少し離れた所にはお付きの男性がいます。
女性は私を呼んで、麦わら帽子を手渡すのです。本当は被りたくないのに、私はその麦わら帽子を
必ず被ってしまうのです。
そうすると、麦わら帽子のあご紐が、キューっと締まってきて苦しむのです。コレは、本当に
苦しい。死にそうになってじたばたして、気を失いかけると金縛りと同時に夢から覚める・・・
というものでした。