5年前、真夜中に水郷道路を神栖から潮来に向かって走っていたら
前方数十メートル先の路肩に人の足が見えたんです。

辺りは暗く、私も早く家に帰りたい一心でわりとスピードを出していて
視界が狭くなっていたためか、その人の膝から下しか見えませんでした。

道路のまわりには水田が広がり、時刻は午前2時にさしかかろうとしている。
こんな時間にどうしておばさん(なんとなくそう感じた)が1人で立ってるんだろう?
と思った瞬間、その人が車道に飛び出してきたんです。

ヘッドライトに照らされたそれは、本当に膝から下しかありませんでした。
驚いた私は咄嗟にブレーキを踏み、車から降りてまわりを確認しましたが誰もいません。

助手席に同乗していた友達には何も見えなかったと言われ、寝ぼけてたんじゃないのかと
最後までそのことを信じてはくれませんでした。あれは一体なんだったんだろ〜?

文才がない上、ぜんぜん怖くもない話ですみません。