高槻から亀岡に抜ける６号線の山中に、田能という盆地の村
があって、平家の落人部落との事である。
そこを[北へ]亀岡方面に抜けるトンネルがあるが、以前幽霊話
があった。
亀岡方面から来た車が夜中にトンネル内をとぼとぼと歩く少女を発見。
声をかけると「高槻までゆきたい」と言った。
高槻市街までは１５キロ以上あり、途中は山なので、後部座席に
のせて送ってあげる事にしたのだが、市街地にさしかかった所で
少女は消えてしまったとの事。
気持わるくなった男は、車のシート類を車外にみんな捨てた上
近所の派出所にかけこみ、警官を呼んだ。
そして、警官と共に車の所まで来た時、車外に捨てたシートから
火の玉の様なモノがたちのぼったという。
約２０年前、タウン誌にのった話。警官も目撃したので結構うわさ
になった。
（でも当のトンネル自体はそんなに怖くない）