今年の春、菊川南陵高校の野球部の一年生が隠れてタバコを吸っていたそうです。
それを見つけた三年生がその一年生を呼び出し
「俺たちは一生懸命甲子園を目指して練習しているのに、タバコなんか吸ってるな！」とお説教をしたそうです。
もちろん手を出していなかったそうですが、なんとその一年生がお説教の最中に居眠りをしたらしく、それを見た三年生が激怒！
「タバコを吸って反省するどころか居眠りをするなんてふざけるな！」と頭を叩いたそうです。
当然、ケガをするほど叩いたわけではないですが、殴られた一年生は自分がタバコを吸ったことを棚に上げて、殴られたことだけを両親に告げ口。
そのまま学校にも居れなくなり、転校していったそうです。
さらにその後、両親は息子を病院へ連れていき、ぜんぜんケガなどしていないのに診断書を取り（医者は本人が痛いと言えば診断書を書いてくれます。）
高野連へ直訴！
高野連も、生徒の親が診断書を持ってきたら何もしないわけにもいかないので、明日の四回戦は辞退するように先ほど学校へ連絡があったそうです。
本当にケガをしたとか、いじめとか、体罰ならともかく、タバコを吸った下級生にお説教して、ちょっと叩いたくらいで高野連へ告げ口するとは、子供も子供なら親も親ですね。
今まで頑張ってきた野球部の皆さんや、応援してきた人たち、関係者の皆さん、みんなの夢を簡単に潰してくれました。
しかし、理事長先生は「こういうことも、長い目で見れば人生の勉強だ。まだまだちゃんとみんな教育しなければならない。」と話していました。
というわけで、明日の清水庵原球場での東海大翔洋との試合は辞退したそうです。
非常に残念です。
選手のみんなのことを考えると、本当につらくなります。
こんな親、私たちが子供の頃、いたでしょうか？
これがモンスターペアレントでしょうね。
日本の教育が不安になります。