【旭川】びっしりと密生する緑の葉を株ごと引き抜くと、真っ黒な土の中から鈴なりの落花生が―。南米原産で本来は暖かい地方に
育つ落花生の収穫作業が、旭川市永山町11の宮下農園でピークを迎えている。

 落花生はその名の通り、しぼんだ花の元から子房柄(しぼうへい)というつる様のものが地面に伸び、土の中でさやを実らせる。
多いもので1株約百個の落花生がなる。

 同農園では道内で生産者が極めて少ない落花生に注目し、3年前から栽培を開始。生育上問題になる、積算温度不足をハウス栽培
でクリア。今年は10棟に約10万本の苗を植え、9月上旬から収穫を始めた。「日本一の産地、千葉の生産者にも認めてもらえた品質
の落花生を出荷している。朝採ったものを、塩ゆでにするのが最高」と同農園代表の宮下宏明さん(55)。

 出荷は11月中旬まで続き、旭川市内のスーパーや道の駅「とうま」で販売されている。直売のほか、落花生収穫体験も受け付けている。

(※問い合わせ先省略。ソース元でご確認下さい)

ソース(北海道新聞) http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/493179.html
写真=宮下農園のハウス内で土の中から引き出される、鈴なりの落花生
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/image/5546_1.jpg