★「事件思い出して」と妻 筑波大助教授殺害で回想会

・小説「悪魔の詩」の日本語版を翻訳した筑波大助教授の五十嵐一さん=当時(44)=が
 1991年、茨城県つくば市の同大構内で殺害された事件が時効まで1年を切り、妻らが
 20日、東京都内で回想会を開いた。

 回想会は92年から毎年7月に開催。この日は五十嵐さんと親交があった研究者ら
 計約160人が参加し、在りし日の五十嵐さんの映像が流された。
 妻で帝京平成大助教授の雅子さん(57)は「(時効まで1年を切ったことで)事件が
 あったことをよけいに思い出す方があるとありがたい。事件の意味合いを考え直して
 ほしい」とあいさつした。

 五十嵐さんと筑波大で同僚だった帝塚山学院大教授の小田晋さんは「国立大の
 教官が大学構内で殺害されたことについて、日本人として真相究明するという思いを
 持ち続けなければならない」と話した。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050720-00000234-kyodo-soci