文部科学省は21日、情報技術(IT)に関する教育を重点的に行う高校
「スーパーITハイスクール」10校を指定した。
情報分野で国際競争力を高めるための人材育成事業で、今年度から
スタート。指定校では大学やIT関連企業の研究者を外部講師として派遣
してもらう一方、生徒が大学や企業の研究所を訪れ、最先端の技術や
知識、理論を習得する。

全国の国公私立31校から応募があり、学識経験者らが選考した。今年度
は約1億300万円の予算を計上している。

指定校以外の高校生も参加する集中合宿方式の「ITスクール」も開催。
全国から計60人を選抜し、1週間にわたって研究者の指導を受けたり創作
活動をしたりする。同省は「世界一級のクリエーターを高校段階から育て
たい」としている。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040521AT1G2101F21052004.html