男「黒いガンダム・・・・・・」
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2011/07/16(土) 20:47:10.77ID:QRzrFm8A0街は破壊され、人は死に、住む場所は当然のごとく失せた。
もう駄目だと思った。逃げる場所もなく、呆然と立ち尽くした。
そこに、白いモビルスーツが現れた。
圧巻だった。ザクを2機も潰した。
そのモビルスーツの御蔭で、サイド7は窮地を脱した。
だが、まだ敵は来ていた。
皆、大きな新型戦艦へと乗り込んだ。
しかし、俺は、取り残された。
途中で足をくじいてこけた俺は、痛みに打ちひしがれている間に、取り残されていたのだった。
人が居ない、死んだ街。
そこに一人、立ち尽くすしか、無かった。
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2011/07/16(土) 20:48:27.06ID:M/J6FHHO00003以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 20:49:09.65ID:hQTHaBBY00004以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 20:54:02.07ID:QRzrFm8A0関係者以外進入禁止。
それを無視して先へ進む。
建物の中を突き進む。
突き当たると、大きな扉があった。
丁度、モビルスーツの通れそうな具合の、大きい扉が。
半開きだったので、俺はそこを通って、先へ進んだ。
見渡すかぎり、広い土地。
軍事演習場だったのだろうか。
と、考えていると目線の先に、煙が見えた。
大きな黒い影が、一つ。
誰か居るのか、と。そう思った俺は走ってその影へと近づいていった。
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2011/07/16(土) 20:56:53.53ID:j4ojCDTT00006以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 20:58:21.83ID:b2rxXQhH0全長300メートル
ナノスキン DG細胞全てを取り入れ
動力はオリジナルの太陽炉が200、擬似太陽炉が800
Iフィールドを20
Gパンツァー、VPS、歪曲フィールド、Gテリトリー、念動フィールド等により防御力も完璧に
武装はねらいうちライフル
地球から冥王星まで狙い撃てる最強のライフル
威力は惑星一つを粉々に出来る
パーフェクトシュナイダー 念堂集中で刃を念じてライフルに買えたり伸ばしたり思いのまま
アトミックバルカン 物凄い速度で小型戦術レベルの核弾頭を連射する。
ジェネシスライフル ジェネシスそのままの威力をライフルにしたもの。ビームマシンガンのような連射も可能
GNジェネシス 神を超えた出力を持つハイパージェネシスを発射 威力は縮退砲の100倍
G3ガス 足についた対人用G3ガス 半径1000キロメートルまでの散布が可能。
パイロット ラテールの神
この世のあらゆる事象や災害を操ることが出来る。
情報処理能力はアムロどころかキラをも凌駕する。
操縦センスは凄まじくシミュレーションでアムロ・レイの乗ったνガンダム500機をわずか2分で撃墜した
そして不殺を誓っていてこれまで人を殺したことが一切ない
それは武装やメインカメラしか狙わないから
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2011/07/16(土) 21:00:10.21ID:hy8zetrnP0008以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:03:14.62ID:QRzrFm8A0その影は、モビルスーツだった。
「誰かいませんか」
と叫ぶと、う、う。という呻き声が聞こえた。
コックピット付近からの声だった。
急いで近寄り、登った。
改めて見ると、結構破損していた。
コックピットは、開いていた。
見ると、中に血塗れの男がいた。
「大丈夫ですか」と俺は気付の意味も込めて大きな声で言う。
男は「う、う」と呻くだけだった。
彼はもう、虫の息だった。
血の量が、もう見るからに致死量だった。
俺は医者ではないので、どうすることも出来ない。
男が俺に気づく。意識が辛うじて復活したようだ
「聞いてくれ、いま、から、このガンダムの事を話、す」
途切れ途切れな声の中、彼は、''ガンダム''という、このモビルスーツの操縦方法、ある程度の構造を話した。
血を吐いても、止めなかった。
「このガンダムを、頼んだよ」
彼はそう言って、生き絶えた。
俺は、彼を丁重に運び、埋葬した。
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2011/07/16(土) 21:06:43.80ID:r66dyA3hO0010以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:09:11.03ID:LCgG8hc300011以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:12:14.45ID:QRzrFm8A0彼の言葉を思い出し、ポツリとつぶやく。
ガンダムと呼ばれるこのモビルスーツは真っ黒だった。
「黒いガンダム・・・・・・・・・」
戦闘後のようで、ところどころ煤けていた。
というより、戦闘後でないと彼は死にはしなかっただろう。
よくみると、ザクのものらしき腕が2本ほど付近に転がっていた。
両方共、右手のようだ。ということは2機は潰した、ということか。
2機。白いモビルスーツと同じ。
白いモビルスーツ、そのシルエットは、まさにこのモビルスーツと同じだった。
ガンダム・・・・・・・・
彼は死に際、ガンダムを頼むといった。
それは動かせ、ということだろうか。
何方にせよ、このままだと俺はいずれ死ぬだろう。
ならば。
ならば、俺は、このガンダムを動かして、あの戦艦へと合流しよう。
今の俺には、それしか出来ない。
コックピットへ乗り込む。鉄の匂いが、鼻を突く。
彼の遺言通り、僕はハンドルを取る。
どうやら、動くようだった。
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2011/07/16(土) 21:19:44.12ID:ueS2eVbVQ0013以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:21:15.40ID:QRzrFm8A0サイド7を出たばっかりの戦艦に追いつけるのか。
今は、それしか考えられない。
残弾や、装備がモニターへ表示される。
肩に装備されてるマシンガンはもう使いものにならないのはわかった。
残る装備は、ヘッドのマシンガンと、ビームサーベルと呼ばれる物だけ。
「大丈夫・・・・・敵は撤退した」
そう、自分に言い聞かせ、俺はガンダムを立たせる操作をした。
強烈なGがかかる。
肺が潰されそうになる。
「ぐ・・・・ぅ・・・・・・」
どうやらガンダムは、無事に立ったようだった。
後は
「後は、追いつくだけ」
なんだか、ガンダムの中が、とても落ち着いた。
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2011/07/16(土) 21:23:25.29ID:L05cyyqF00015以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:23:51.70ID:jo/9Mb/h00016 忍法帖【Lv=4,xxxP】
2011/07/16(土) 21:25:58.56ID:WM/f/ZZb00017以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:29:37.81ID:yKdoKR7jO0018以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:31:36.41ID:QRzrFm8A0まさか
「あれは・・・・・ザク・・・・・・か?」
多分、このガンダムに大破させられたのだろう。
左腕もなく、右足は膝までしか無い。
「でも・・・・動いている」
手を地面につき、前かがみの状態で、俺の乗っているガンダムへと向かう
すると、外部スピーカーを使ってザクの操縦者が話し始めた
「ふざけるなよ・・・・・この黒いモビルスーツがああああああああああああああ」
そう叫ぶと同時に、彼の乗っているザクは、さながら芋虫のように、のそのそとガンダムの方へと近寄ってきた。
恐怖と、狂気を感じた。
勝てるのか、自信がなかった。
「死ね・・・・・・・死ねェ・・・・・・・・」
そう言ったが早いか、ザクは、斧型の近接戦闘武器を手に取り、最後の力を振り絞って、襲いかかってきた。
このままだと直撃だった。
「う、うあああああああ」
たまらず俺は叫んだ。
無我夢中でガンダムを動かしにかかった。
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2011/07/16(土) 21:32:03.41ID:6Kb3KFaY00020以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:40:10.36ID:QRzrFm8A0「あ」
と、落ち着きを取り戻し、声を漏らしてしまった。
なんだ、簡単なことだったのだ。
スラスターを使い、十分にザクとの距離をとった。
当たらなかった。当然のことだった。
外部スピーカーを使い相手の操縦者へ話しかける
「止めてくれ、ここで戦っても無意味だ」
「うるさい、仲間を殺した奴を殺さないと帰れないんだよおおおおお」
聞く耳は、無かった。
バカヤロウ、とつぶやく。
もう殺した奴は居ないのに。
彼は、死んだのに。
ザクは止まらない。
どうしたら止められる。
どうしたら殺さないで済む。
「四肢を切り落とそう」
結論は、それだった。
「・・・・・・・・・・・やってやる」
0021以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:42:01.62ID:MeenRKq300022以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:47:33.73ID:QRzrFm8A0「行くぞ」
言うと同時に、ビームサーベルを取り出した。
スラスターを使い、一瞬にして間合いを詰める。
最初は左足だ。
「っが・・・・・・」
スピーカーから呻く声が聞こえた。
コックピットにも相当衝撃が行くようだった。
上手く切り落とせた。
「糞野郎おおおおおおおおお」
彼は叫ぶ
もう、正気じゃない。
だるまのようになったザクは、我武者羅に斧を振るった。
「うあ・・・・・・・っ」
当たる、距離を詰め過ぎた。
必死になって、動こうとするが、無理な範囲だった。
気づくと、ビームサーベルを振るっていた。
腕どころか、胴体まで切れてしまっていた。
0023以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:47:57.93ID:QRzrFm8A00024以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:55:41.53ID:f3qE+0+400025以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 21:56:36.92ID:LCgG8hc300026以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
2011/07/16(土) 22:00:13.85ID:6Kb3KFaY0いるじゃん中国に
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