266 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/12/07(木) 03:44:03 ID:rHbHce3kO
投下します

幼馴染みが亡くなったとき。
通夜も葬式も行けなかったため、後日1人で線香だけあげに行かせてもらった。
親御さんの思い出話を聞きながら故人を偲んでたら、いつの間にか外は暗くなってた。帰りは親父さんが車で送ってくれるというのでお言葉に甘えたんだ。
車の中、気まずい沈黙だったが突然親父さんが話し始めた「なんであいつが…なぁMちゃん(自分)、なんであいつだけ…」嗚咽で聞き取りにくかったけど、そんな感じの事を繰り返してた。
車は家に向かい山道に入る。スピードを弛めないと危ないのにその気は無さそう。

「Mちゃん…いいよな…?」


カーブに差し掛かった時、親父さんはハンドルを切らなかった。
エアバックが開き、顔面と後頭部に衝撃と痺れを感じ目の前が真っ暗になった。とくに痛いとかは無かったかな。少し気絶した後、自力で助けを呼ぶことも出来た。ゆるい崖のような所を転落したのだが幸い自分も親父さんも軽症(入院はしたが)で済んだ。
ちなみに事故の原因は居眠りによる運転ミスということになってる