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■「ウォームシェア」暖房切って出掛けると「ドリンク100円引き」や「割引クーポン」
自宅の暖房を切って出掛けると買い物で割り引きになったり、無料コーヒーが提供されたりする
サービスが広がっている。「ウォームシェアっていうのですが、読んで字のごとくウォームは暖かさ、
シェアは分け合う事で、環境省が推奨している運動なんです」(山田大樹アナ)
・「切ってきました」と自己申告だけでOK
ウォームシェア運動で登録されている店はスマートフォンでも調べられる。山田アナが検索してみると、
百貨店、商店街、レストラン、カフェから、図書館や温泉施設まで全国に3000か所もある。東京・自由ガ丘の
ハンバーガー店では、支払いの時に「暖房消してきました」と言うと、ドリンク料金が100円引きとなる。
新宿の家具や雑貨のショールームではコーヒーが無料になり、八王子のアウトレットモールでは買い物の
割引クーポン券がもらえる。これらは「暖房消して来ました」のひと言でOKなのだ。
・1日300円町営温泉「みんなが集まってお風呂に浸かって過ごせば家庭電気節約」
山梨県・市川三郷町の町営温泉施設でも料金値下げがある。来年3月(2013年)まで、ウォームシェアを
実践している町内の人は500円が300円、町の住民じゃなくても700円が400円で利用できる。これが評判となって、
温泉施設は大盛況、利用者が5000人も増えたという。保坂秀樹支配人は「お客さんが一人でも100人でも施設の
電気代や灯油代は変わりません。でも、お客さんが寄り集まれば、その間は家の電気やエアコンを切るので、
家庭の節電になりますからね」と言う。
利用者の土橋弥生さんは家の暖房を消して、施設でゆっくり温泉に浸り、ウォームシェア仲間で持ち寄った
手料理を摘まみながら1日を過ごす。「1日300円で温かく過ごせる所はありませんし、家の電気代も節約できて、
もう言うことありません」
http://www.j-cast.com/tv/2012/11/15154053.html?p=all