詐欺:元整骨院長ら2人、容疑で逮捕 損保会社に水増し請求 /東京

交通事故で通院した患者の治療費を損害保険会社に水増し請求したとして、警視庁は28日、
高見沢整骨院(渋谷区、廃業)の元院長で柔道整復師の高見沢一吉(55)=港区東麻布1=と次男文彰(25)=渋谷区恵比寿2=の両容疑者を詐欺容疑で逮捕したと発表した。
交通捜査課によると、2008年11月からの4年間で整骨院が売り上げた約5億円のうち、約4億7000万円が保険会社に請求した交通事故の治療費だった。
「保険金がもうかる整骨院」と口コミが広がっていたことから、患者と共謀して不正請求を繰り返していたとみて調べる。
逮捕容疑は11年12月〜12年4月、事故に遭った渋谷区の自営業の男(30)=同容疑で書類送検=が、
3日しか通院していないのに96日とする虚偽の施術証明書を作成し、事故の相手側保険会社から治療費名目で計76万円を詐取したとしている。
同課によると、一吉容疑者は「患者と従業員にはめられた。正しい保険請求をした」と否認している。
男は知人に「もうかる整骨院」と聞いて来院し、一吉容疑者らから「首や腰などの捻挫でいっぱい通院したことにしておく」と告げられた。
男は後日、通院交通費や慰謝料として数十万円を保険会社に請求する予定だったという。
警視庁などによると、一吉容疑者はレーシングチーム「高見沢バイタルポイントGT3」のオーナー。

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20130629ddlk13040310000c.html