>>73
「ぎこちない言葉が紅茶の中でうずまく」
と、対人恐怖症並みのはにかみを見せながら、
「気があることまだ知られたくない」と計算している。
しかも、バイトしてまで買ったプレゼントを受け取りながら。

この辺の機微は松本隆ならでは。これほど人間関係の「間」を巧みに描ける詩人が、これからの日本に生まれるだろうか。