>>898
物語の骨子は所謂ディケンズ的展開

貧しい子供が苦労し才覚で身を立てる
オリバーツイストとかデイヴィッド・コパフィールドとか
似てますよ
貧困ゆえの無知、無神経さによるトラブルや
心根の真価を見抜いて助ける人物が必ず現れる

苦労の果てに栄光があるというのは大衆小説として人気の類型なので
英国ならAJクローニンなども似たような苦労譚
ディケンズもクローニンもキリスト教的精神が根底にある
日本人だと信仰の代わりに世間様に恥ずかしくない清貧なる精神、とか
そういう倫理観に立った捉え方になる