【唐沢寿明主演】白い巨塔karte126【2005年版】
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0001名無しさん@お腹いっぱい。
2019/02/13(水) 14:48:35.83ID:FF4v28dS【唐沢寿明主演】白い巨塔karte126【2003年版】
https://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/natsudora/1509982529/
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【唐沢寿明主演】白い巨塔karte126【2004年版】 ・
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里見へ
この手紙をもって僕の医師としての最後の仕事とする。
まず、僕の病態を解明するために、大河内教授に病理解剖をお願いしたい。
以下に、癌治療についての愚見を述べる。
癌の根治を考える際、第一選択はあくまで手術であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、
発見した時点で転移や播種をきたした進行症例がしばしば見受けられる。
その場合には、抗癌剤を含む全身治療が必要となるが、
残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの癌治療の飛躍は、手術以外の治療法の発展にかかっている。
僕は、君がその一翼を担える数少ない医師であると信じている。
能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。
君には癌治療の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に、癌による死がこの世からなくなることを信じている。
ひいては、僕の屍を病理解剖の後、君の研究材料の一石として役立てて欲しい。
屍は生ける師なり。
なお、自ら癌治療の第一線にある者が早期発見できず、手術不能の癌で死すことを心より恥じる。
財前五郎
0997名無しさん@お腹いっぱい。
2019/05/06(月) 00:02:02.23ID:3R876HROそこでのエリート教育は「出世」「生活の上昇」「いい収入の獲得」という成り上がりのインセンティブではなく、義務感による学習の強制が中心となります。
それはちょうど日本の歌舞伎役者の子弟教育に似ています。
歌舞伎役者の子弟にはレーサー、パイロット、スポーツ選手、サラリーマンなどなどになる「職業選択の自由」はありません。音羽屋の息子は音羽屋になるしか許されないのです。
彼らは好きで役者になるのではなく「親の説得による諦め」で役者になるのです。彼らは好きで日本舞踊をならうのではありません。それが「音羽屋に生まれたもののつとめ」だから舞踊をならうのです。
英国の、いいえ江戸時代の日本のお殿様の子弟教育もこんなものだったのではないでしょうか。
息子を天守閣に連れて行き、眼下に広がる領地を見渡しながら「息子よ、この領民たちの運命は全てソチの双肩にかかっているのじゃ。
これら領民を生かすも殺すも全ておまえ次第なのじゃ。そうと分ったらおまえに無駄に出来る時間はないはずじゃ。勉強せい。それがおまえの務めなのじゃ」
英国人がなぜラテン語を勉強するのか。なぜシェークスピアなのか。
それが貴族の型を作るからです。ちょうど歌舞伎役者が近松を学ぶのと同じです。別に好きだから凄いと思うから学ぶのでは無いと思います。
身分制社会の教育も結構捨てたものでは無いと思います。ノーブレスオブリージュはこうして作られるのではないかと考えています。
身分格差を設けず、広く社会から才能を求める。この一見非の打ち所の無い美しいシステムには、実は重大な欠点が潜んでいます。
そこでは学歴も収入も地位も全て努力次第で手に入れることが出来るのですが、この努力というのが曲者なのです。
0998名無しさん@お腹いっぱい。
2019/05/06(月) 00:02:56.31ID:3R876HRO競争に負けた人は才能がなく努力が足りない人と看做され、逃げ場を失います。
また、競争が「才能という質」ではなく「どれだけ己を殺し働き続けたか」という「量」が問われるようになると更に問題が倍化します。
そこでの「努力」は「どれだけ己を殺したか」という「自己犠牲」の競争となり、「自己犠牲」は「将来のための投資活動」となります。「投資」とは「回収されなければならないもの」です。
運良く努力が認められ役員コースを歩めた人は投資を順調に回収することが出来ハッピーですが、そんなことができるのはごく一部です。
そうならない大半の人は「そんな馬鹿な」「オレはこんなことの為に己を犠牲にしてきたのか」「オレの人生は一体なんだったのだ」ということになりがちです。
こうして志と違う道を歩まされたものの何人かは汚職をして金を掴もうとしたり、交際費を使いまくろうとしたり、目下のものに威張り散らして「投資を何とか回収」しようとします。
更に悪いのが撤退戦で、本来組織のトップにあるものには「潔さ」が求められると思うのですが日本には潔いトップはほとんどいない。
だってそれまでの人生は己を犠牲にした投資行為でありようやくその回収に入ろうと思った途端、部下のチョンボの尻拭いなんて冗談じゃないとまあこうなるのです。
0999名無しさん@お腹いっぱい。
2019/05/06(月) 00:03:12.41ID:EXvXkXf5名作過ぎるわ・・・
岡田版じゃなくて唐沢版をそのまま
ゴールデンで再放送してほしいわ・・・・
1000名無しさん@お腹いっぱい。
2019/05/06(月) 00:03:14.63ID:3R876HRO「オレの一生は努力の連続だった。今ようやくその努力が報われたんだ。そのオレがなんで責任をとらにゃならんのだ」かつての帝国陸軍の将校、作戦参謀もみんなこんな連中でした。
英国では貴族が下民に範を示すため率先して突撃隊の先頭に立ちました。その結果、オクスフォードやケンブリッジの学生の死傷率は平均をかなり上回るものだったと言われています。
その点日本では満州にしろガダルカナルにしろ将校が真っ先に逃げた。
「オレは秀才であり日本にとって有為な人材だ。こんなところで犬死してたまるか」というわけでしょう。
帝国陸海軍の士官は出世し偉くなって勲章をもらうために軍人になったのであって、そこには義務感などほとんどなかった。
「オレは努力した偉い人間で報われて当然。死ぬのは努力の足りない馬鹿から順番に死ね」大半の人がそう思っていたんじゃないでしょうか。
成り上がりシステムの欠陥ここにあり、と思っています。
10011001
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