>>475
まさしくそれね。
田宮版では、ケイ子は最初に財前の病院には行かず里見の病院へ伺い、財前の病状の悪化を悟って
持って来た花を里見に預け自分は帰るんだよね。しかも後日財前の母を連れて来て、
最後になるかもしれない息子との対面をさせようとし、自分は喫茶店で待ってるからと、何処までも
遠慮というか自分が財前の面前には出ないよう、陰の女としての振る舞いで通しているのよね。

この何処にも杏子と鉢合わせることもなければ、親族の間に割って前へ出る意思も全く見せない。
最後の最後まで愛人として儚い存在であり続ける・・これが本来のケイ子なのに、
唐沢版ではズケズケ見舞いに行くわ、杏子は財前に会ってやってくれ言うわ、なんじゃこれ?っていう。
これこそ超昼メロの極み、女性ドラマファンが喜ぶ典型的な軽い脚本演出だよw