証拠保全で大学に乗り込む場面、カルテ改竄を透かして見破る場面、
対して国平の冷徹でキザな脚色・・どれもこれも“劇画チックな演出”を盛ったおかげで
本来ダブルキャストなはずが4人キャストの如き外観に。

おまけに関口は佐枝子に対するほのかな恋心さえ滲ませるかのような
余計な脚色をし、本作の少なめな恋愛要素比重を更に上塗り。
この辺りはトレンディドラマブーム以降、視聴率競争のカギを握る
「女性視聴者」を引き込む為の盛った設定だろうが、そのせいで原作由来の
重々しさを軽んじさせ、メリハリを強めるための劇画的演出、恋愛の要素で
肉付けし過ぎたごった煮状態に。