「優雅な兇悪」
ヤクザだって化粧品くらい使うわよ・・・江波は言う
優雅な生活を妬む葉山がハイソサエティの夫婦
帳簿をネタに 彼からの電話を受けて一人就職を待つ女
だがその恋人・代太郎はよど号事件に絡み囮の電話の
直後に殺されていたハイジャックメンバーとか
赤軍派に撃たれる意外な展開も良かったが、その母の
蓄積された悲しみとしたたかさで魅せた藤田脚本が出色
.
「兇悪の再会」
何気ない殺し合いの中でも起きえる暴力団幹部を
ゆすり故郷に逃げ帰った元漁師役の清水麻由美
漁師時代への憧憬か漁船で国外逃亡を男と企てるが
青く海へのロマンに故郷徳島の海峡を思い出す会田であった
その場面で流れた「シクラメンの香り」の調べが効果的
独り言書き込んでる白痴が頭にくるのは何かと考えたら
この手法だったのだ