【唐沢寿明主演】白い巨塔karte126【2004年版】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0733名無しさん@お腹いっぱい。
2019/01/29(火) 13:59:16.86ID:+LVAHqio第1話冒頭で東教授が部屋で「思い上がってるなあ」と独り言を呟いてるけど、昔の視聴者のレベルの問題なのか、
キャラの心情をナレーションやわざとらしい独り言でいちいち説明過多なんだな。
唐沢版では財前と則内病院長の間でマイクの橋渡し役させられたり、そういう屈辱的な行為から東の財前への嫉妬が沸々と見えてくる。
表情による演技も少なく、そこから視聴者がイマジネーションしたりするような “間”が少なかった。
カメラワークとかBGMは時代による技術の差が如何ともしがたいのでそこはあえて批判はしないが演出も下手。
田宮という圧倒的な存在感を持った俳優を生かせてないようにも思えた。
唐沢版では林田加奈子のエピソードにもあるように、里見の実直さや誠実さは必ずしも長所として描かれていない。
ゆえに財前と里見の価値観は常にバトルしていたが、田宮版では里見をあまりにも人格者として描いていたため、
勧善懲悪をはっきりさせすぎて財前との対比が薄っぺらいものになってしまっており、死を前にした財前が里見に敗北宣言するというような決着になっている。
しかしこれは蛇足なんじゃないかな。
大河内教授の言葉を借りれば、医に絶対はないし、医者は苦悩しなければならない。
決着を付けるべきことではないように思う。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています