旅路を観て ふと思い出したのは 洋画の『セント・オブ・ウーマン(女の香り)』です。

盲目で気難しい元軍人(アルパチーノ)の身の回りの世話をするバイトにやってきた男子高校生との心の交流‥を描いた作品ですが
山田太一さんがこの作品を意識していたかどうかは分からないけど‥アルパチーノと若者の関係が 吉岡司令補と陽平の関係を想起させます。
特にアルパチーノが若者を凄い迫力で庇う最後のシーンや盲目でふだんは気難しいのに 女性の扱い方が実に紳士的で その女性がつけている香りまで言い当てたり 若い娘のような女の子とダンスしたり‥旅路はこの作品を日本版にリメイクした感じもします。