高校教師part10【93年】
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2008/02/05(火) 07:44:31ID:+psUYdYOこのドラマでは相沢との関係とは別に職員室等における同僚との関係も
並行して描かれている。重要な点をいくつか上げておこう。
まず「性体験のないティーン」のみを認める藤村が矛先を向ける対象に宮原がいる。
ドラマ内でも何度か衝突する場面が出てきている。
そして家族に見栄を張る同僚たちに対して女生徒から貰ったバレンタインチョコを
どんどんとそれをあげる場面があるが、これ以外、同僚と和気あいあいとした雰囲気の場面はまったく出てこない。
そして、教育実習生の歓迎パーティにも顔を出していない。「性体験のないティーン」でない
教育実習生の歓迎パーティーだから来ないのか、それともそもそも呼ばれていないのか・・・。
どうやら藤村は生徒に人気がある以外、同僚との間では孤独な存在としてそこにいるのだ。
そして、その「性体験のないティーン」だけしか認めない彼が取った犯罪行為。
「性体験のないティーン」を自分で汚し、支配することでその人から愛してもらうとする行動は確かに理解に苦しむ。
だが、これも「利己的な遺伝子」が遠因だとすると、こういう行動をとる人だっているのかもと
多少は理解できる。もちろん彼が取った行動は卑劣で鬼畜な犯罪行為だが。
ちなみに「異常」という言葉はドラマにセリフで出てくる。
自分の仕事を紹介するときの二宮耕介の「異常ですよ。その集中力。 執着力。」
彫刻のモティーフなどは明らかに繭を投影している。
第1話で妊娠しているモデルに激高したりするのも藤村の「性体験のないティーン」と
共通点が見えてくる。
「異常ですよ。その集中力。 執着力。」
おそらく繭を投影して彫刻を作製する自分をよく知ってたためだろう。
藤村「本気で愛すると人は狂いますよ」
確かに羽村はついには刃傷沙汰を起こした。
藤村は異常か 確かに異常だが、それも誰でも成り得る「紙一重」の異常な姿なのだ。
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