羽村と繭は「家に連れて帰ってくれ」と言う二宮父を二宮家に
連れ帰るが、父は部屋に火を放って死ぬ。
学校を辞めて土木作業員をしている新庄先生を頼る二人。
自首するという羽村に繭は「お父さんは自殺したの」と言い、
新庄も羽村の自首を止める。

捜査の手が伸び、羽村は再び自首する決意をするが、繭は
「自首したらお父さんとのことも全部警察に話す」と止める。
あくる朝、羽村は繭を残して生まれ故郷へ向かう列車に乗った。
しかし羽村を追って列車に乗り込んでいた繭。
弁当を食べさせあったりふざけたり楽しく過ごし、やがて眠り
込んだらしき二人に車掌が声をかけるが起きない。
そして車掌が通り過ぎた後、繭の手がガクッと手すりから落ちる。