>>9
横浜の「放送博物館」(だったかな)。
「お荷物小荷物」のビデオは沖縄編の最終回以外は消されていると
ファンが自費出版した本に書いてありました。

私はその本を読んで、なんとかその残っている話を見ることができないかと
思い、5年程前に「放送博物館」へ行って、最終回を観る事ができました。
当時はまだ仮館状態だったので、今の状態のことはちょっとわからないです。

最終回は、菊(中山千夏)はなんとか忠太郎に仁一を孫と認めさせる事に成功、
市庁舎に向かって、「では、みなさん、これでお荷物小荷物は終わらせて頂きます」。

それで納まらない五兄弟がやってきて、「俺たちゃ、今まで何をやってたんだ」
菊「だって、今日で最終回だから」
五兄弟「なら、続編をやればいい。それテーマ曲!タイトル!」
タイトルが始まるが、ちょっと様子がおかしい。いつの間にか徴兵制がしかれて
戦争が始まっていたのだ。五兄弟も戦場へ行き、戻ってくる事ができなかった。
5人の墓の前にぬかずく菊。そこに五兄弟が幽霊となって、自分達のうち
誰か好きだったのか、問い詰める。
菊「私が一番好きだったのは、視聴者の皆さんです」
五兄弟「インチキだ」
レギュラー全員集合し、続編の製作が決定した事を視聴者に報告し、
しばしの別れを乞う。

よく、こんなバカな話を作ったものだ。時代(1970)だねえ。
今、有事立法が言われているが、この上映会をしようとするほど気の利いた
左派はいまどきいまい。佐々木守、エライ!