> ロバート大佐というのは,いわば黒幕のようなものでしょうか。

「黒幕」とはちょっと違いますね。
黒幕ってのは許永中とか児玉誉士夫なんかクラスじゃないと使わない言葉。

大佐ですから中間管理職として細々とした現場の許認可権に関われる存在。
勇作側でいう県庁の西田課長にあたる人ですね。
もちろん山梨県庁とGHQでは格が全然違いますが。

それよりも猛が新宿などで店を持っていることの方が実はすごいこと。
店を出すということを、やり手の青年実業家レベルで考えてはいけません。
治安が崩壊し、第三国人や愚連隊が跋扈していた
戦後混乱期の新宿・渋谷などの状況を考えれば、
実際には相当やばい橋を渡っていたことがわかります。