文彦は後半いわゆる良い人になる。猛に頭を下げている姿を見て絹が涙を
拭っていた。こういう浪花節的シーンも取り入れて上手い組み立て方。
ラストもあの階段を下りてゆくところで、余韻を残している。
あのアトのひかると猛を様ざまに想像させる。
アイテムのりんどうも利いている。新は「貝殻」がアイテムだったが
あまりにも幼稚すぎる。りんどうならば大人になっても立派に通用する
昔の映画の「野菊の墓」の「雅夫さんはりんどうのよう」を思いださせる。
「お嬢様はりんどうのよう」と猛は思っていたのかなあ?
今のドラマのように時が早く進まず、時間は止まったようなドラマ
何度でも繰り返し見たくなる。宝物みたいな「愛の嵐」