【ピュー】愛の嵐 華の嵐 夏の嵐 【ピュー】
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
0001チョレギシオ
02/04/24 00:48ID:p4gRt2bz夏の嵐は現在サンテレビで再放送されています。
0926名無しさん@お腹いっぱい。
03/02/26 22:31ID:4ZyJsF+m> 三枝家を継がないと言い切る文彦を罵倒する
> 伝右衛門の厳しい眼差しは忘れられません。
傳右衛門は、地主としての「noblesse oblige」を第一に考えた人間。
それをこなしている分には、「文化」に限らず何に対しても広い心があった。
文彦が晴耕雨読の生活をする分には、何の文句も言わなかったはず。
> ひかるの純真さを打ち砕く勇作のねらいが初めて出たところでした。
勇作に「ひかるの純真さを打ち砕く」狙いなど最初からなかったと思いますが?
もっと下世話な話で、単に自分の力を誇示したかっただけでしょう。
0927名無しさん@お腹いっぱい。
03/02/26 22:56ID:d6u3VTF7章次さんが心を許し猛の部屋の番号を教えるところ、
しみじみとしていいシーンでした。
そのあと、お酒を飲まされたひかるがむせて、猛が笑顔をみせる。
「初めて笑顔をみせてくれたた」と喜ぶひかる、レコードを聞かせてと
いうところは一瞬昔の二人に戻ったようでホットしました。
ラブシーンのほとんどないドラマなのに、何かの拍子にふと肩に手を触
れたりしただけで立派なラブシーンになっていると思います。
敵どおしになっていた時にもお互いに目を見詰め合って、どちらかがふと
目をそらす、切ないけれどそれがとてもきれいなシーンだなあと思いました。
0928ななし
03/02/27 01:15ID:IJigCQzF>もっと下世話な話で、単に自分の力を誇示したかっただけでしょう。
別のシーンですが,勇作は,文彦と芸者を交えた酒席を設けた上で,文化
事業が必要だ,とホラに近いことを話していた点からも想像がつきます。
ひかるに対する執着心と猛への敵対感,旧「愛の嵐」で描かれた勇作には
怖さすら感じたものです。特に戦中編では,ひかるが単独で三枝家へ帰省さ
せることすら許さなかったですからね。猛による復讐劇が始まってからの
展開も,裏社会のドロドロぶりと共に描かれていました。
>>927
私も同感です。別のサイトでも同様の指摘があった時,
映画のノリに近いと書かれていたのを思い出します。
何かしら,DVD視聴から作品を「研究」しているかの雰囲気に
なりましたね。
0929名無しさん@お腹いっぱい。
03/02/27 06:54ID:i7+KNHj9(幼年期にも絹が子供たちを寝かしている影絵のシーンがありましたけれど)
影絵だけで充分エロさが出てると思いました。
秀子に背中の傷のことを言われてパッとシャツを着る、猛の心の奥の本当の
心が見えるようで切ないシーンでした。
そしてその時はいていたブカブカトランクス、笑いました。
あのパリパリのスーツとのミスマッチが?時代でしょうかね?
猛は下着もアメリカノイズされているかと思ってましたから
エロさと言えばまむしにかまれた時の猛がさっとスカートをまくりあげて、
あの細い足にかみつくシーン、猛のシャツにしがみついているひかるの手
ちらりと見えるズロースとひかるの表情、ドキリとしました。
これは上質のエロチシズムとして最高と思いました。
0930ななし
03/02/27 20:02ID:IJigCQzF以下のホームページの影響も大きいでしょうね。
1.http://www.venus.dti.ne.jp/~kawakatu/misc/gunsou/ainoarashi.html
このページは,2年ほど前からあり,本掲示板でも旧作のストーリー
紹介としてよくリンクされていた。やや放送内容と異なる箇所もあるが,
概要の把握には役立った。
2.http://www.hi-ho.ne.jp/hi_chan/
「コアな話」が秀逸。登場人物や各シーンの背景をうまく解説している。
私の場合,再放送時に2をみつけたのがきっかけで,DVDを買いました。
DVD鑑賞のテキスト代わりにこのホームページをみている人もいるのでは
ないでしょうか。
そういえば,「夏の嵐」の研究サイト(ファンサイト)はみかけませんね。
0931名無しさん@お腹いっぱい。
03/02/27 23:28ID:pvpQK16uナルホドうまい解説だと思います。それからここのHPを見ました。
色々な視点を知る事は楽しいと思います。
それにしても、昼ドラにこれだけの書き込み、解説がつくってすごい
ドラマだと思います。900以上のスレだし、
リメイクじゃあこうはならないでしょうね。
ここを読んで色々な視点を知るのも楽しみで、1000になってENNDOマーク
がでるのは寂しい程です。
0932名無しさん@お腹いっぱい。
03/02/28 00:28ID:sEkg+eZF…って、がいしゅつ?
0933名無しさん@お腹いっぱい。
03/02/28 17:38ID:v0tAwZWx>それにしても、昼ドラにこれだけの書き込み、解説がつくってすごい
>ドラマだと思います。
何度か書かれているように,主役だけではなく,脇役の置かれた立場
にも時間を割いてうまく描いている点に尽きるでしょうね。
先ほど,戦後編第1話をみていましたが,ここでは金にものを言わせた
大河原家と,その管理下に置かれて苦しい立場である三枝家の対比がメイ
ンテーマでしょう。これが以後のストーリーの前提としてうまくできている
のです。
大河原:地元政財界のコネクションが強く,成金ぶりが一層明確。他方で
三枝家から銀馬車開店祝いに贈られた九谷焼を故意に破損する無
慈悲な一面もある。副業のキャバレーに力を入れるあまり,本
業である割烹旅館の料理の質は下がるばかり(後にお座敷ストリ
ップや食中毒で信用失墜をもたらす伏線?)
三枝:小作人がいなくなり,絹は慣れない農作業に苦労する。その上で,
残された使用人であるはなは,絹から給料を受け取れず,大河原
旅館でパートに出て稼ぎを得ないと食べていけない。
特に三枝家の経済状況の描写は,地味かもしれませんが貴重な視点です。
0934名無しさん@お腹いっぱい。
03/02/28 22:21ID:wwconyaP> 九谷焼を故意に破損する無慈悲な一面もある。
これは無慈悲ではなくて、勇作のコンプレ発露ですね。
> 残された使用人である「はな」
それでも「はな」が出ていかないのは、
それだけ御恩を感じているということで、今では考えられない律儀さですね。
ところで「おとら」は無事嫁に行けたんだろうか?
「ごいち」は無事だったのだろうか?
「琴」は? 「おこま」は? 「銀次」は?
こういう脇役が光っていたのは、この種のドラマとしては奇跡的でした。
0935名無しさん@お腹いっぱい。
03/02/28 22:45ID:7xlAIVz5無事に日本に帰国できたのかな・・・
0936名無しさん@お腹いっぱい。
03/02/28 23:47ID:wwconyaP0937名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/01 00:25ID:5uOy+R3O>それでも「はな」が出ていかないのは、
>それだけ御恩を感じているということで、今では考えられない律儀さですね。
戦中・戦後編を中心にみていたので,どうしても「はな」さんの存在が脇役
ではインパクトがあります。地味な役なのですが,三枝家を陰で支える存在と
しては大きかったですね。絹を気遣うのは当然としても,ひかるが来たときで
も嬉しそうに迎える姿に心が和んだ視聴者も多かったはずです。
>こういう脇役が光っていたのは、この種のドラマとしては奇跡的でした。
私も同感です。時代もののドラマゆえか,人の入れ替わりがかなり激しかっ
たことも影響しているのでしょう。以前も書いたように,渡辺さん・田中さん・
長塚さんの三角関係だけが目立つストーリーだったら,本放送から16年後にDVD
が出たり,リメイクの試みがなされるほど後に語り継がれる作品にはならなかっ
たでしょう。
0938名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/01 11:41ID:UJLkmYEu「この家の人はみんなお育ちが悪いから」と言ったことがあとの展開を予感
させる言葉。三枝のお嬢様と成金大河原とはやることなすことすべて背中合わせ、
このドラマはその静と動をうまく使っている。猛とひかるは喜び合う時にも
静かに喜び合う、怒りを向け合う時さえも動にはならない。
動の中に入り込んでしまったひかるは何度も耳を押さえて耐える動作をしていた。
静子役の「福田公子」の迫真の演技、秀子役の「芦川よしみ」の色のついた演技
大河原家も三枝家に負けない芸人を揃えているところも、このドラマが盛り上がった
要因と思う。「愛の嵐」の出演者座談会、どこかで企画されるといいなあ
0939名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/01 15:55ID:5uOy+R3O>静子役の「福田公子」の迫真の演技、秀子役の「芦川よしみ」の色のついた演技
>大河原家も三枝家に負けない芸人を揃えているところも、このドラマが盛り上がった
>要因と思う
振り返ると,秀子の動きが複雑に描かれていたように思いますね。キャラクター
としては,プライドが高く,派手かつ下品な言動もあるものの,涙もろい点もあり
ました。主役と脇役の狭間にあった登場人物として印象に残ります。一言では言い
難い存在でした。
静子の場合は,新興宗教にはまり,三枝伝右衛門のたたりを口癖にしてからの演
技が強烈でした。我を忘れて,自宅,そして三枝家にての絹の通夜でひかるを罵倒
するシーンは迫力がありました。
>>921
>あと火が出た時にひかるが自分ひとり逃げ出すことをせずに
>あれだけ自分をいびった静子を助けに行った
というシーンは,静子への逆恨みに決して走らなかったひかるの姿勢もしっかり
フォローした脚本になっていました。ストーリーがかなり練られていたのですね。
「新」ではここまでの迫真の演技はありましたか。
>「愛の嵐」の出演者座談会、どこかで企画されるといいなあ
私もそう思います。主題歌にある「人は皆 明日へ急ぐ旅人
歩みを止めれば 過去は鮮やか」は,その後の主役の活躍を
みると,よくわかるような気がします。DVD発売がもたらした
副産物というべきでしょうか。
0940名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/01 16:02ID:HaSJAJKgDVDで改めて見ていく内に、気になった。
最終回で、静子が灯明か燭台を倒して出火する、とい
うのは何となく唐突な感じがした。
反面、大河原の敗北宣言がちょっときれいに聞えて、救い
ようがあるように感じられたが。
0941名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/01 16:26ID:aNVUtiwfなかったと思います。新の方はタイトルが似ているだけで別の者だと思っています。
新のサイトができてもこんなに沢山の書き込みはないと思います。
>大河原の敗北宣言がちょっときれいに聞こえて、救い
あのシーンいいですよね。出て行く大河原に黙って頭をさげるひかる
前日までのドロドロがとかされていくようでいいシーンと思います。
本当に細かいところまで配慮して作られたドラマと思います。
0942名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/01 17:56ID:CU+YB+pe新、では秀子が拳銃でひかるを撃ち、庇ったタケシが死ぬという
尻切れトンボのような形で幕引きがされていた。ちょっとヒドイ
と思えた。
それに比べて、旧は良かった。大河原が札束の入ったカバンを守って、追加
の金を辞退して「男ひとりがやり直すにはこれで十分」と言う。
「ま・け・た」のせりふも味があった。
0943名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/01 23:51ID:+1FCG4Cq> 最終回で、静子が灯明か燭台を倒して出火する、
> というのは何となく唐突な感じがした。
私は逆ですね。
あれが単なる出火だったら、偶然になってしまいます。
因果応報として、大河原家の者の過失というのは必然と言えますから。
なおあの時点で、
大河原父・・・最初から善玉
秀子・・・善玉に変身した後
勇作・・・ラスボス
したがって静子が、大円団のトリガーになるのは、プロット上、必然でした。
0944名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/01 23:51ID:+1FCG4Cq> 大河原の敗北宣言がちょっときれいに聞えて
勇作が「ひかる」を奪いに来て連れ去る。
「ひかる」は大きな運命に従うしかないと「諦観」している。
猛は勇作に対抗する力がなく何も出来ない。
↓
猛が勇作に対抗するだけの力を付ける。
↓
× 猛が「ひかる」を奪いに来て連れ去る。
これでは勇作と同列になってしまう。
× 「ひかる」が大河原の元から逃げ去る。
これでは「ひかる」の「諦観」と合わない。
↓
[必然] 勇作が「ひかる」を自ら納得して手放す。
これだと「ひかる」の「諦観」と矛盾しない。
プロットとしは当然の流れなんだけど、
そこらへんを上手に処理できていたし、かつ長塚京三さんの演技も素晴らしかった。
0945名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/02 00:13ID:t9MAi3xF> 秀子の動きが複雑に描かれていたように思いますね。
秀子とひかるの関係を整頓してみるのもまた一興です。
秀子の側からの見方で時系列にそってみていくと、
ひかるがお高くとまっているようで何となく虫が好かない。
↓
何となくから、本気で嫌いになっていく。
↓
あてつけで猛にちょっかいを出してみる。
↓
本気で猛を好きになってしまい、ひかるの存在が疎ましい。
↓
☆同じ男を愛した同士として、ひかるに奇妙な友情を感じ始める。
↓
張り合いながらも、ひかるを貶めることはしないようになる。
↓
★ 自分の負けを認めた後、素直にひかるを陰から応援する立場になる。
これだけで十分ドラマとして成立するぐらい秀子の心の動きは激しいです。
しかしいきなり★に達したら唐突すぎて興冷めですが、
☆→★に至る過程が、ゆっくり描かれているのでそんなことは全くありません。
こういうサイドストーリーが丁寧に練られていたので、
重層的なドラマに仕上がったのだと思います。
0946名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/02 00:43ID:t9MAi3xF繰り返し繰り返し出てきます。
[少年期]
(A) 横浜の海でひかるを背負って砂浜を駆ける。
[青少年期]
(B) ハイキング途中で足をくじいたひかるを背負って家に連れて帰る。
[青年期]
(C) まむしにかまれたひかるを背負って、必死に家に連れて帰る。
[戦後]
(D) 家事の現場からひかるを背負って助け出す。
こうやってみるといかに計画的に練られていることは歴然とています。
面白いのは(A)〜(D)において、
ひかるが背負われることを自分から望んだかと言う点では、
(A)○ (B)○ (C)× (D)×
猛が背負うことを自分から望んだかという点では、
(A)○ (B)× (C)○ (D)○
ひかるの生命の危険度は、
(A)× (B)× (C)○ (D)○
猛の生命の危険度は、
(A)× (B)× (C)× (D)○
(A)はノスタルジックな戻るべき桃源郷として別物ですから、
(B)(C)(D)がきれいに整頓できていることが分かります。
0947名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/02 01:38ID:Fiwi8h8O結婚して8年も経つのに猛を忘れられないでいるひかるを
最初、秀子は理解出来ず反感を感じてたんだと思う。
でも猛の事が好きになって、愛されてないと分ってても
諦めきれず悩むうちに、ひかるが結婚してからもずっと
猛を忘れられない気持ちがヒシヒシとわかるようになった。
で、ひかるに対して妙な親近感を感じるようになったのかなとオモタヨ
0948ななし
03/03/02 01:52ID:F/kAwNtX解釈が展開されているのは驚きました。ここ数日は,鋭い解釈を読
むのが楽しみでDVDを繰り返しみています。授業に例えると,
予復習:MES930で記したファンサイトのホームページ(一部は本スレッドも)
講義(?):DVDの作品鑑賞(本編+特典映像)
演習:本スレッドのやりとり(個人の主観を最大限に生かした作品の解釈・分析)
といっても過言ではありません。書いている私もここまで深い読みを
するファンがいるとは思わなかったので嬉しいです。
この勢いで,次は下成佐登子さんの主題歌「Mrs.メランコリー」に,坂田
晃一さん作曲の挿入曲サントラCDも出してほしいです。
0949名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/02 10:03ID:7Mik43cC多いことは嬉しいなあ、
猛の愛の形は「お嬢さまを守る」ひかるは「猛に守られる」だと思います。
そんな形の愛は敵どうしになっても随所に見られます。
山小屋にひかるを助けに行くとか
背負うシーンが確かに多いですね。
これも守る、守られるに繋がるかなと思っています。
個人的には少年期、足を怪我したひかるを背負って
橋の上を歩くシーンが好きです。
黙って歩く猛と甘え顔のひかるのアンバランスがなぜか心に残っています。
今の時代ではこんな愛の形ってないでしょうね。
だからリメイクでは「愛してる」
連発するように変えちゃったのかな?
0950ななし
03/03/02 21:45ID:F/kAwNtX秀子のキャラクターをめぐるコメントありがとうございました。
秀子の場合,バツイチで兄に負けず劣らずの一本気なところがあった
ために,ひかるへの「当てつけ」から猛への恋に走ったのでしょうね
(男性へのアプローチを心得ていたのは明白)。だが,猛が予想以上に
したたかで,逆に宿敵・大河原を潰すために秀子を利用していたのをう
すうす知ると,秀子も今までとは違って一筋縄でいかず苦しんだと想像
がつきます。猛に叱責されると,「ごめんなさい!」と泣くシーンが多
かったのもそのためかもしれません。同じ夫からの罵倒でも,感情を抑
えるひかると好対照な秀子の性格がよく描かれていました。
0951名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/02 22:16ID:wfXcLbPTなんとも…。
0952名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/02 22:48ID:bfasByEa初めひかるへのあてつけから猛に近づいた秀子が本気になってゆく過程が
実に良く描かれていたと同時に秀子の性格が次第に変わってゆく、過程も
面白いほど良く出ていました。まさに大河原秀子の「恋の1人芝居」
そしていつの間にか急に大人のいい女になってゆく、
最後の方で勇作に借金を申し込まれた時の「ひかるさんと離婚するのが条件」
のシーンでは最初の頃の秀子とは別人のように毅然としていました。
あの兄弟のツーショットシーン、切ないですよね。いいシーンでした。
0953名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/02 23:44ID:t9MAi3xF> あの兄弟のツーショットシーン、切ないですよね。いいシーンでした。
あのとき勇作が、懐からウイスキーを取り出しますね。
その様がいかにも「落ちぶれた感じ」で良かったです。
勇作は最初の頃から、姿勢が良いというのが特徴でした。
このシーンは、だらけた感じが極端にでていて
「落ちぶれた感じ」「自信を喪失した感じ」をさらに増していました。
# 一方この時の秀子の姿勢は、きちんと背筋を伸ばして凛々しいのが対照的でした。
なお、最後の猛の病室のシーンでは、また姿勢の良い勇作でした。
勇作もふっきれて一皮向けたことを、上手に演出出来てました。
0954名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/02 23:55ID:t9MAi3xF> 猛の愛の形は「お嬢さまを守る」ひかるは「猛に守られる」だと思います。
もっと正確に分析すると、
「猛→ひかる」の「愛」は、「許されない愛」「忍ぶべき愛」でした。
したがって普段は、我慢し、抑圧し、隠すしかなかった愛でした。
青少年期の中期「猛」には、観音様をはじめそのためのエピソードが
特に多かったのはこのためです。
# 相当長くなるのでここには書けませんが、観音様の故事由来を知れば、
# この観音様のエピソードが、さらに深く理解出来ます。
ところが「ひかるの危機」は、猛が抑圧しつづけたひかるへの思いを
行動として表すことが出来た(許された)場面だったわけです。
0955名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/03 00:10ID:xQ42FHiW幼少期: イノセントに猛への想いをストレートに表現出来た幸せな時期
「過去は鮮やか」「最初の恋が故郷」「戻っていけない」に
端的に示された時期です。
少女期: 初潮を迎え、性を意識し始める時期。
周りは猛と接することをとやかく言われ始めるが、
本人は猛にはストレートに接しようとする。
20歳頃: 猛との身分差・距離感を最も意識せざるをえない時期。[お見合いなど]
ここからはしばらくシーソーのように目まぐるしく状況が激変。
「猛との結婚が許される」→「大河原と結婚を余儀なくされる」
→「駆け落ちを試みる」→「全てをあきらめ大河原に嫁ぐ」
文字通り、最高点と最低点を行ったり来たりの状態。
結婚後: 猛に対して素直に接することが、
環境的にも出来ないし、自分からもひっかかりがあって出来ない時期。
ラスト: ようやく猛と一緒になっても許される環境を手に入れる。
もちろん自分からも素直にそれをよしとできる状態になる。
猛が一貫して「忍ぶ恋」を余儀なくされる環境にあったのに対して、
ひかるは「オープンな恋」から「忍ばざるをえない恋」に環境が激変しました。
ちなみにこのひかるの環境の変化は、三枝家の盛衰と期を一にしているため、
ドラマ性がさらにありました。
0956名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/03 00:27ID:m8AIqrvz0957ななし
03/03/03 08:27ID:K9LjMRWO>「過去は鮮やか」「最初の恋が故郷」「戻っていけない」に
>端的に示された時期です。
以前のMESでも述べたのですが,幼少期・少年少女期のシーンを回想
する映像が多いオープニングは,墓参を済ませた猛とひかるが光明寺を
後にするラストシーンの続きだった,としてみると面白いですね。
>ここからはしばらくシーソーのように目まぐるしく状況が激変。
DVDの6〜8巻に相当するこのシーンは,一番面白かったですね。
青年期の名場面としてDVDの特典映像に選ばれたのもよくわかります。
ちなみに,私の場合,15年前に再放送をみたとき,最終回の名場面
リプレイにあった川原の水掛シーンに興じる田中さんの表情に牽かれ
ました。その背景をいつかみたいな,と思いつつも記憶の彼方に消え
ていた時にDVDの発売に気づき,その過程に納得しているのです。
また,本放送された時期は,お盆前後ですから,本来の視聴者層で
ある主婦に,夏休みシフトを考慮して中学生・高校生(女性のみならず
男性も)も取り込むことができた点でも見逃せませんね。「愛の嵐」
は,初回から丹念にみていた人よりはむしろ,戦中編からはまった
人が多いように思いますがいかがでしょうか。
0958名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/03 11:36ID:y/j33dhyとても抱く気にはならんな!
あ、ひょっとして、ひかるってサゲマンじゃねえの!?
0959名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/03 11:43ID:m8AIqrvz0960名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/03 13:00ID:AgYA++v30961名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/03 14:29ID:00Q0tvzJ本編にはありませんでしたけれど、いいシーンですよね。
オープニンブの映像がこんなにいいシーンのドラマってめずらしいですよね。
私がDVDで初めて見たのですが、幼年期、思春期は「小さな恋の物語」的に見ていて楽しかった。
戦中編からは 「目が離せない」という感じで見ました。
ここでのみなさんの分析を読んでまた見はじめました。
また違う視点が見つかるかなあと思います。
0962名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/03 16:24ID:TJGvZoXJ0963名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/04 10:24ID:e5j64sjv拭っていた。こういう浪花節的シーンも取り入れて上手い組み立て方。
ラストもあの階段を下りてゆくところで、余韻を残している。
あのアトのひかると猛を様ざまに想像させる。
アイテムのりんどうも利いている。新は「貝殻」がアイテムだったが
あまりにも幼稚すぎる。りんどうならば大人になっても立派に通用する
昔の映画の「野菊の墓」の「雅夫さんはりんどうのよう」を思いださせる。
「お嬢様はりんどうのよう」と猛は思っていたのかなあ?
今のドラマのように時が早く進まず、時間は止まったようなドラマ
何度でも繰り返し見たくなる。宝物みたいな「愛の嵐」
0964ななし
03/03/04 13:37ID:Ny/8R48n>あのとき勇作が、懐からウイスキーを取り出しますね。
>その様がいかにも「落ちぶれた感じ」で良かったです。
勇作が猛との「最後の取引」に臨む姿をみていると,落ちぶれた
だけではなく,錯乱状態に陥っていましたね。宗教にはまり,ひかる
を追い出したい静子に対しても,「俺は絶対にひかるを離さない」と
豪語する勇作。本編では出ませんでしたが,おそらく酒浸りになって
いたのではないでしょうか。一人の男の浮き沈みについてもリアルに
描かれていました。あのシーンがまさに針がふりきれたところでしたね。
その後は,大河原旅館の失火と猛によるひかるの救出を目の当たりにした
勇作がひかるとの夫婦生活を諦め,ドロドロした展開に幕を閉じるという
絵に書いたような終わり方でした。視聴者を釘付けにした展開であったのも
うなづけます。
勇作をめぐっては,過去の「コアな話」の掲示板でも取り上げられ
ていましたが,戦中編では大河原商会が軍部(陸軍の甲府連隊?)と
の関わりが深いために,部下の石川さんと共に軍服を着て仕事をして
いた点も見逃せません。また,「これは本当のコーヒーですよ。大豆
のまがいものではありませんからね」という台詞も時代考証のうまさ
がうかがえます。
0965名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/04 21:55ID:XzhCAuaW> 部下の石川さんと共に軍服を着て仕事をしていた点も見逃せません。
あれは軍服ではありません。
国民服といって、あれは冠婚葬祭も含めいつでもどこでも通用しました。
中国の人民服なんかをイメージしてくれればよい。
傳右衛門なんかは事あれば紋付き袴だったわけで、
そこらへんはうまく対照的に描かれてました。
珈琲の件は、確かにうまく勇作の権威を傘に着る態度をあらわしてました。
ほかにも配給で手に入りにくい砂糖を持ってきたりもありましたね。
これが戦後になると、猛がGHQをバックにして同じことをやりかえすわけです。
0966名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/04 22:51ID:s8132CaEレイバンのサングラスに帽子、そして良くサングラスを拭いていた。
何よりおかしかったのがネックレス、裸のシーンではいつもつけていた。
このネックレスがいかにも成金と言う感じを出していた。
奉公人時代とのあまりにの変わりように「これが同じ人間」と思う程だった。
反対にひかるはいつも地味な着物のおかみスタイル。
唇をかみしめていることが多かったのでよけいに地味に見えたのかも知れない。
東京へ行った帰りの列車の中で駅弁を食べる秀子と隣で深刻な顔で座っている
ひかる。このシーンは2人の性格の違いを良く現していて面白いと思った。
0967ななし
03/03/05 00:40ID:Oflav0do>国民服といって、あれは冠婚葬祭も含めいつでもどこでも通用しました。
>中国の人民服なんかをイメージしてくれればよい。
コメントありがとうございます。当時の服装に対する気配りができていた
のも,このドラマの良い点ですね。
>ほかにも配給で手に入りにくい砂糖を持ってきたりもありましたね。
使用人の気を引く勇作の企み,それに気味悪さを感じるひかるの姿
が対照的に描かれていました。
>猛がGHQをバックにして同じことをやりかえすわけです
本編に姿は出てきませんでしたが,猛が勇作への復讐をする過程
で話に出てくるロバート大佐というのは,いわば黒幕のようなもの
でしょうか。
>>966
>東京へ行った帰りの列車の中で駅弁を食べる秀子と隣で深刻な顔で座っている
>ひかる。このシーンは2人の性格の違いを良く現していて面白いと思った。
この場面は,秀子がひかるをかなり嫌っていた時期ですね。秀子は,
「何で猛に肉体で迫らないの」と露骨な表現でひかるを責め立てていま
した。それだけに,ひかるがもっていたプレッシャーは,本来の目的で
ある猛に対するGHQ放出食料の分配依頼という任務の重さも相まって,
計り知れなかったはずです。
また,秀子が当時としては派手なドレスをもっていたという設定は,
洋裁学校(ドレメ)出身で服飾加工の技術に長けていたことをうかがい
知る上でも効果的でした。
0968名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/05 02:02ID:BjPm3p3s「黒幕」とはちょっと違いますね。
黒幕ってのは許永中とか児玉誉士夫なんかクラスじゃないと使わない言葉。
大佐ですから中間管理職として細々とした現場の許認可権に関われる存在。
勇作側でいう県庁の西田課長にあたる人ですね。
もちろん山梨県庁とGHQでは格が全然違いますが。
それよりも猛が新宿などで店を持っていることの方が実はすごいこと。
店を出すということを、やり手の青年実業家レベルで考えてはいけません。
治安が崩壊し、第三国人や愚連隊が跋扈していた
戦後混乱期の新宿・渋谷などの状況を考えれば、
実際には相当やばい橋を渡っていたことがわかります。
0969名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/05 10:26ID:2hNMRO9Y「意志が強い負けず嫌い」この性格はずっと変わらなかった。
戦争で部隊が全滅した時もおそらく孤児時代に飢えを体験しているし、普通の人
以上に過酷な体験をしているのが生き残った要因の一つと言えると思う。
苦労しているのでやさしさも身につけている。ひかるは幼児期に猛のやさしさ
に惹かれたというナレーションもあった。
大河原への復讐の頃も絹にはいつもやさしい心遣いをしていた。
「いとしいと思わなかった」と言い切った秀子にも笑顔を見せていた。(笑)
これは文彦のいうところの「ズルガシコイ」というところだろう
最後に火の中に飛び込んで行けたのはひかるへの愛情もあるが
多分戦場での体験も影響していると思う。章次さんが運ばれた病院で自分の手のひらで
猛がタバコの火を消すシーンは鬼気迫るものがあった。
0970名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/05 17:41ID:eyucnAlh中学には行ってないけど、ひかるに教えられるくらい独学で勉強してたり
16歳で灌漑工事の差配も任されてる。
前半に猛の能力の高さに関するエピソードがきちんと入ってるから
戦後事業に成功し金持ちになってる展開が全然不自然じゃない。
0971名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/05 19:02ID:T0WgjwoC「華の嵐」の方が「愛の嵐」より、キャラもストーリーも設定も整理されていて、
好きだな。
0972名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/05 19:23ID:BjPm3p3sおそらく小作を百人単位でかかえていたと思われる。
とすると、三枝家を企業に見立てれば、
一部上場とまでは行かないまでも、地元では一応名の通った企業で
秘書室長・営業部長・企画部長・工場長・総務部長などを
猛は全部あの若さで兼任していたといって良い。
戦地で、上官の平野が猛を重宝がったのは容易に想像が付く。
猛の生い立ちでは間違いなく二等兵だったはずだが、
平野にとっては、歴戦の曹長・伍長なみに頼りになっただろう。
0973ななし
03/03/05 22:05ID:Oflav0do>治安が崩壊し、第三国人や愚連隊が跋扈していた
>戦後混乱期の新宿・渋谷などの状況を考えれば、
>実際には相当やばい橋を渡っていたことがわかります。
猛がひかるに復員後の道のりを語る過程で,「人殺し以外なら
何でもしました(中略)。まず,詐欺まがい」と言った後,ひか
るの「やめて!」と悲痛な叫びに似た返答をするシーンは,その前
にある「お前はそんな男じゃない」と声を荒げるシーンとともに,
衝撃の大きさを象徴づけています。ひかるも,勇作を目の当たりに
して裏社会のビジネスを知っているとはいえ,その予想を超えてい
たのは容易に想像がつきます。
>>970
>前半に猛の能力の高さに関するエピソードがきちんと入ってるから
>戦後事業に成功し金持ちになってる展開が全然不自然じゃない。
猛の能力の高さといえば,英会話の能力を身につけていたという
点も見逃せませんね。猛の向学心がきわめて高いことを裏付けてい
ます。これが勇作への復讐で大きな武器になったのですが。
0974まむし男爵
03/03/05 22:19ID:xxO+BUyV0975名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/06 02:49ID:rSiRAwhN>>920
>>924
>>926
>>934
>>943-946
>>953-955
>>965
>>968
>>972
ずっと名無しのまんまだったので、
自分の書いたレス数えてみました。
結構書いてるな。
0976名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/06 10:33ID:OaORHTK7初めて、ここは後半すごい盛り上がり、DVDの発売の影響と思う。
まだまだ皆さんの視点を知りたいし、書きたいことってある。
多分、こんなドラマはもう出ないだろうね。1000までもう少し
「ごきげんよう」が淋しいなあ。
0977名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/06 13:19ID:rSiRAwhN>>977
> まだまだ皆さんの視点を知りたいし、書きたいことってある。
お仲間のようですね。
パート2(?)でまたお会いしましょう。
0978名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/06 14:26ID:KWvYtlwG>ドラマのことでこんなに書き込みしたのは
>初めて、ここは後半すごい盛り上がり、DVDの発売の影響と思う。
私の場合,KBS京都での再放送直後の1ヶ月で渡辺・田中両氏が出
演されたDVDの6〜13巻(14巻分はKBS京都の再放送ビデオで対応)
を買いました。それを基に,何気ない感想を書いているうちに,
MES975のような,時代考証をふまえた客観的な背景の分析をするファ
ンがいたのが大きかったですね。ストーリーはわかっていても,細かい
シーンをみながら議論するのも面白いことを知りました。DVD1〜5巻の
解釈もしてみたいです。
「愛の嵐」がDVD化されているのを知ったのは,KBS京都での再放送
をみていた1月中旬のことでした。田中さんの清純かつ可憐な姿は印
象にあったのですが,再放送をみるまで「愛の嵐」は記憶の彼方でした。
ましてや,「華」「夏」「新・愛」は全くみていなかったのです。
そうした中,大袈裟かもしれませんが,DVDが出たのは衝撃的でした。
「コアすぎる話」の掲示板をみながら,改めてストーリーにはまったの
です。DVD発売以前から「愛の嵐」には,熱心なファンがいたようですが,
私の場合,DVDがなかったらここまでは振り返らなかったでしょう。
本来のテーマである身分差を超えた恋愛とその駆け引きに加えて,甲府
近郊の農村生活史を社会経済環境の変化を交えて描ききった点に,「愛の嵐」
のオリジナリティがあるのでしょう(だから,時代考証付きの解釈が勉強に
なった)。「甲府」という地域へのこだわりが強かったですね。白根町を中心
とするロケの効果も見逃せません。
このスレッドは,パート2まで進めたいです。CSのファミリー劇場やテレビ
大阪で「華」の再放送が始まっています。「新・愛」も含めた他シリーズ
の議論・感想も楽しみです。
0979名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/06 22:47ID:e8koemqSあの猛の着物のたけの短いこと。
柄の大きい猛が小柄な文彦のお古を着ている。という設定が良く出てます。
文彦が洋服を着てますが、あれはお金持ちの象徴なのでしょうね。
猛の頭の良さを最初に見抜いたのは伝右衛門でしょうね。
もしも猛がもっと頭が悪かったらあんなに我が子同様いやそれ以上に気を入れて
育てなかったでのではないか
想像ですが、猛を捨てた親も単なる貧乏でなく頭が良かったのかも知れない。
幼児期は「猛が木に吊るされたり「とあとへ繋がってゆくカギが
随所に出て来ますよね。ひかるが猛の言う事を素直に聞いているのも
しゅっちゅうアトを追うようについているのもまるで「小さな恋の物語です」
まさに「歩みを止めれば過去はあざやか」のとおりです。
このスレット2まで進むことを期待します。
0980名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/07 00:08ID:5pqUnj0jとサントラを集めたシングルCDが出れば,DVDと共に熱心なファンは買うでしょ
うね。さすがに挿入曲のサントラは6〜7パターンと少ないですが,それでも
ファンならどのシーンで流れた曲かを思い起こすはずです。
主題歌については,オープニングのものよりも,第39話(戦中編最終話),
最終話のエンディングで流れたものが余韻を残してくれます。欲を言えば,カ
ラオケにも採用されると持ち歌になるのですが。主題歌CDの企画が待たれます。
0981名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/07 03:40ID:G56UcdV9主題歌もいいけど、シングルレコードのB面の 紙の船 も
Mrsメランコリー同等かそれ以上の名曲なのよ、というか、主題歌と
同様に、ヒロインの気持ちを切々と・・・。
ああ、当時は、こういうクオリティの高いものが多かっただけに、
今の時代はさみしいなぁ。
0982名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/07 17:52ID:3lAaId6FB面「紙の船」ですか。一度聞いてみたいなあ…(>_<。)
0983名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/07 21:34ID:htFjfXJR下さい。
39話でミセスメランコリーの2番が流れてひかるが踊るシーン良かった。
0984名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/07 21:40ID:5pqUnj0j>ミセスメランコリー大好きです!
ここ数日は,ストーリーをみた後で,最終回のエンディングシーン
もリプレイしていますね。私を含めてB面は知らない人が多いと思います
>>963
>文彦は後半いわゆる良い人になる。猛に頭を下げている姿を見て絹が涙を
>拭っていた。こういう浪花節的シーンも取り入れて上手い組み立て方。
戦後の文彦の崩れようについても,本格的なサイドストーリーになっていました。
ここでは,上記のシーンに絞りますが,絹の涙のみならず,ひかるの叱咤激励と
いうように,三枝家の物語として単独でも十分な仕上がりになっています。
また,猛が文彦に木刀を突きつける伏線が文彦の「銀馬車」での粗野な態度+
ツケの返済に対する不信感,そして亡き伝右衛門への忠誠が巧みに組み合わされ
ていた点に迫力を感じさせます。
これに限らず,「愛の嵐」は,1回の放送が30分なのに,ボリュームは1時間
ものに匹敵していた話も多かったですね。
0985名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/08 17:49ID:1uOkT5VZまさに嵐の中という感じだった。特に、結婚式のあとの勇作に抱かれるシーンは
見ているのが辛くなるほどだった。
いびりも、嫉妬も実に丁寧に描かれていたから「嵐を乗り越えた」ということで
最後の手を繋ぐシーンが感動的に思えるのだろう。
私の中では未だに長塚京三は「勇作」渡辺裕之は「猛」と思ってしまう。
これほど配役がピッタリはまってるドラマもめずらしい。
ケチのつけようがないこともめずらしい。
0986名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/08 22:00ID:TfBDmwDZ傳右衛門・絹・猛・ひかる・勇作といった主役級はもちろん、
文彦・三枝家使用人・大河原一家など脇役も「外れ」がほとんどないですよね。
10代「猛」・10代「はな」は、演技的には下手かもしれないけど、
私はあれはあれで気に入ってます。
10代であれだけ上手だった小川範子と比べられては、ちょっとかわいそうだから。
0987名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/08 22:33ID:w47uaQAz>いびりも、嫉妬も実に丁寧に描かれていた
いびりシーンは,何かしら花登さんの「あかんたれ」を思わせる
ところもありましたね。いびり,嫉妬にもひたすら耐えるひかるは
まさにシンの強い女性でした。その中で,「伝右衛門のたたり」と
静子と祈祷師に罵られた時に出た悲鳴こそ,ひかるの置かれた立場の
つらさを端的にあらわしています。
そういえば,甲府駅前の一等地に旅館兼自宅があった大河原家と,
山麓の白部村にある三枝家の往来には何を使っていたのか,という
のを想像するのも面白いですね。戦前から自家用車を所有していた
勇作はともかく,大河原家へ嫁いでからのひかるは,タクシーを使
って三枝家へ出かけていたのでしょうね。また,猛と秀子の新居は,
鉄道の線路沿いに近いアパートであったはずです(効果音で鉄道の音
が聞こえていた)。猛も金があったので,車を所有していたのでし
ょうか。
0988名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/08 22:35ID:hXIWB6no0989名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/08 22:53ID:TfBDmwDZ猛の「自宅」に対する感覚も丁寧に描かれてます。
戦後: ホテル住まいで宿なし。(ちゃんとした家に住む金はあった)
帰県後: 三枝家の屋根裏で起居。(一軒家を建てる金はあった)
結婚後: 大したことないアパート暮らし。(一軒家を建てる金はあった)
つまり猛にとって「三枝家」があくまで「拠り所になる家」であって、
それ以外に「帰るべき家」を持つことを意識的に避けていたに他ならない。
※ これは場所としてのhouseと、精神的なhomeの両方の意味においてです。
どちらかというと精神的な意味の方が強い。
猛が戦前起居していたのは、蔵であり屋根裏であり番小屋だから。
0990名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/09 12:14ID:AGAKUVcp>猛の「自宅」に対する感覚も丁寧に描かれてます。
これもまた,鋭い解釈ですね。以下のシーンを思い起こしながら,
「Mrs.メランコリー」の音楽が頭にこびりつきそうです。
登場人物の感覚・心理に対して,これほど解釈の余地がある(楽し
める)ドラマも珍しいです。「愛」をはじめとする東海テレビのグラ
ンドロマンシリーズが,民放でも屈指のテレビ小説であることを示し
ていますね。DVD化はこうした議論の場を与えてくれた点で有益でした。
さて,そろそろ次のスレッドへ移行しましょうか。
0991名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/09 12:33ID:aJOlY1imよろしくお願いします。
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/natsudora/1047180649/
0992名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/09 12:41ID:OqwnXpkq0993名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/09 13:51ID:V5VOxjUe自分も結構参加してるのですが、こんなに色々な視点を熱心に書きこむサイト
は今までになかった。
猛の「自宅」に対する感覚は自らの生い立ち「生まれついてのノラ犬」発言も
大いに関係していたと思います。
ひかるがその「ノラ犬発言」を凄く嫌がっていた。
それからしばしば迎えの車が来ていたようですが、それは「社長」の権威を
現していたようでまさに「成金」ぶりを現す道具として効果的に思いました。
実に道具立てが上手いドラマ、猛のヤミ成金ぶりだけで充分一つのドラマが成立
するほど。
0994まむし男爵
03/03/10 23:35ID:GEmlWaE/(阪神・神戸在住で愛の嵐ファンの方限定の情報です。)
13日(木)の19:30から、私が >>824
で紹介した「ひとさらい」が再放送されます。
あのひかるとあの勇作の共演が見られます。
0995まむし男爵
03/03/10 23:37ID:GEmlWaE/ごめんなさい、放送はサンテレビです。
0996まむし男爵
03/03/12 00:04ID:34yjUfI20997名無しさん@お腹いっぱい。
03/03/12 12:22ID:jdJunIT7レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。