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【ピュー】愛の嵐 華の嵐 夏の嵐 【ピュー】

レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
0001チョレギシオ02/04/24 00:48ID:p4gRt2bz
渡辺裕之萌え〜。
夏の嵐は現在サンテレビで再放送されています。
0885名無しさん@お腹いっぱい。03/02/11 22:14ID:KQhap66d
>>883
「たけし ともだち」「たけし さされた」とか。
タケシが刺されて負傷したので、閨をともにできる
はずがないと、ウォーリー軍曹の言葉で証明されて
オオガワラが謝りに行ったという場面も印象に残る。
0886ななし03/02/11 22:35ID:Gzwqc9QU
>>884

>何度見てもあきることのないドラマ。

 DVDになって,その良さがわかった気がします。これほど
評価される昼ドラマも希有でしょう。

>戦後にはやった歌謡曲もうまく使っている。

 以前にも何度か書きましたが,NHKの連続テレビ小説ばりの
時代考証の凄さを示す箇所ですね。
 歌謡曲だと,大河原家での団欒で「あこがれのハワイ航路」,
猛と秀子の新居で「銀座カンカン娘」が流れていました。また,
サイパン島で戦死していたと思われる猛が帰ってくるかもしれ
ないと思いながら,絹がラジオでよく聴いていたのは「復員だ
より」だったのも忘れることができません。
 「愛の嵐」は,「嵐が丘」の翻案というよりは,むしろ「甲
府近郊の農村生活史」を恋愛という視点から捉えたドラマとみ
なした方がいいかもしれません。

>セットもきれいで思わず見入ってしまう。

 あのセットは白根町(4月から南アルプス市になる)の
どこにあったのかなどと思いながらみていますね。同町の
西がちょうど山裾なのである程度の推察はできるかもしれ
ませんが。

0887名無しさん@お腹いっぱい。03/02/14 01:16ID:6EAo0M+z
愛の嵐のDVDの宣伝って特にしてないけれど売れてるのかな?
でもこんなにあのドラマのファンがいて書き込みが続いているのは嬉しい。
リメイクの方はDVDの宣伝しているけれど?どうなのかな?
私の中ではあのドラマはいつまでも心に残るドラマで喋りだしたら止まらなく
なるくらい。
0888ななし03/02/14 07:14ID:deSHVrET
>>887

>私の中ではあのドラマはいつまでも心に残るドラマで喋りだしたら止まらなく
>なるくらい。

 昨日,東海テレビのホームページを拝見していると,11日付で昼ドラマ
が放送開始以来,10,000回を数えたということで,歴代の昼ドラマ出演者
3名に思いを語るコーナーが出ていました。そこでは,渡辺さんも参加さ
れており,「愛の嵐」が俳優生活を続ける契機になったと述べていました。
名古屋では,「愛の嵐」が1980年代以降の昼ドラマでは,第2位の視聴率
だったそうです(1970年代までさかのぼると,「あかんたれ」がその上を
行くことが別のホームページで書かれていましたが)。これだけをみても,
当時の昼ドラマでは空前のヒット番組であったことが読みとれます。

>愛の嵐のDVDの宣伝って特にしてないけれど売れてるのかな?

 某店舗でネット注文していますが,入荷待ちです。静かなブーム
になっていると信じたいです。
0889名無しさん@お腹いっぱい。03/02/14 17:01ID:52Seu6Pt
888>そうですか入荷待ちですか、つまり売れてるってことですね。
最近渡辺さん通販の宣伝で羽根布団で寝転がったりしてますけれど、
私の中では渡辺さんは今も猛のイメージであり、
中尾さんは伝右衛門です。
東海テレビのHP行って来ました。ツーショットのモノクロ写真いいですね。
ひかるも可愛いし、猛もいい顔してる。
静かなブーム私も信じたいです。
0890ななし03/02/14 22:02ID:deSHVrET
>>889

>そうですか入荷待ちですか、つまり売れてるってことですね。

 本日,その某CD店からようやく入荷のメールが届きました。かなり
の人気のようで,在庫がなかったとありました。以前にも書いた再放送
効果,そして「新・愛の嵐」との比較視聴という流れがあるのでしょう。
要するに「はまる」条件が揃いすぎていたのかもしれませんが。

>ツーショットのモノクロ写真いいですね。

 まさか,あの河原の水掛シーンのスチールが出るとは思いませんでした。
ちなみに,DVD第12巻の特典映像で,戦中編の名場面が出ていたのには感動
しました。DVDにして良かった作品のひとつですね。
 東海テレビの昼ドラマホームページをみて思ったことですが,系列の東京
新聞出版局辺りで,「愛の嵐」を含めた昼ドラマ全般の歴史をまとめた本が
出てもおかしくないように思いました。制作・編成の苦労話,エピソード,
ファンからの反響,そして最近のDVD化まで,広い視野で昼ドラマを検証す
る企画があれば買いですね(これは,同社がかつて刊行した『実録テレビ
時代劇史』のアナロジーですが)。
0891まむし男爵03/02/16 00:01ID:F0WtxJ0q
>>>888
渡辺さんの情報ありがとう。

大阪の「華」の方 カキコ伸びませんね。
0892名無しさん@お腹いっぱい。03/02/16 13:31ID:P85t4X0u
「華」と「夏」のストーリーってどこかにあるのかな?
再放送のない地域だから、見られなくて、あらすじだけでも知りたい。
0893ななし03/02/16 17:12ID:QjiL2DmQ
>>888

 ちなみに,「愛の嵐」を含めた東海テレビの昼ドラマ一覧は,以下のURL
を参照されると良いかと思います。「華の嵐」が1988年1〜3月までのシリ
ーズとは知りませんでした(「愛の嵐」同様,夏休み企画とばかり思っていた)。

http://tokyo.cool.ne.jp/tokotonasobo/tokai-hiru-drama.html

 「真珠夫人」「愛の嵐」「新・愛の嵐」に続いて,「華の嵐」「夏の嵐」
そして「あかんたれ」のDVDが実現されると,東海テレビの昼ドラマファン
は喜ぶでしょうね。個人的には,作品のレベルでは「愛の嵐」と双璧をなす
「あかんたれ」のDVDを期待しているのですが。
 「愛の嵐」DVD第10巻の特典映像で,幼年期編の名場面集がありましたが,
伝右衛門が文彦を張り飛ばすシーンに迫力を感じました。そして文彦による
猛いびりは,まさに同時間帯の名作「あかんたれ」を彷彿とさせました。
こうした自局による過去の作品のテイストを演出に加えながら,最後は「グ
ランドロマン」と称されるドロドロした恋愛ものを形作ったスタッフのパワー
には恐れ入ります。田中さんの出た話を一通りみた後は,幼年期・少年期編
に立ち返って作品を検証したくなりました。DVDの凄さはここにあるような気が
します。




 
0894名無しさん@お腹いっぱい。03/02/18 17:50ID:gv1XAxr7
リメイク版のCDの宣伝のおかげでオリジナル板が売れるかも知れない。
自分はリメイクの方を見てからオリジナルを見たんだけど、全く別物で比較にはならないと思った。
「タイトルの似ているドラマ」と思っている。
「長い年月をかけて初恋がようやく実る」「まあロマンチック」それが「愛の嵐」
のテーマの一つだろうと思っている。
だから最後の手を繋ぐシーン、階段をゆっくり降りて行くシーン最高のエンデイン
グと思っている。
0895ななし03/02/18 20:50ID:pqf9dr9b
>>894

>リメイク版のCDの宣伝のおかげでオリジナル板が売れるかも知れない。

 新旧を並べて販売するところも出るでしょうね。
 昨日,読売新聞の読書欄で要さん,夕刊フジのインタビューで藤谷さんが
出ていました。いずれも,「新・愛の嵐」DVD絡みの話題作りかと思います。


>「長い年月をかけて初恋がようやく実る」「まあロマンチック」それが「愛の嵐」
>のテーマの一つだろうと思っている。

 とあるサイトの掲示板で以前書かれた意見ですが,「愛の嵐」のオープニング
映像(主題歌を流しながら,配役・スタッフ紹介がなされる)こそ実は,エンデ
ィングシーンに続いているという見解に賛成です。
 渡仏直前,ひかるは,母・絹が生前に「海がみたい」と言っていたことを思い出
し,猛を海に誘う。その上で,フランスでは滅多に着物を着る機会がないだろうと
いうことで,ひかるは久々に和装姿になり,猛と共に海へ出かける。
 砂浜を歩きながら,2人は幼少期からの思い出,とりわけ白部村にある桃の果樹
園を駆け回ったり,川で笹舟を浮かべたシーンを懐かしむ。猛とひかるは,それを
思い出し,照れ臭くなり思わず互いに笑みを浮かべる。
 これらのシーンに加えて,光明寺で手を取り合った時に思い出した水掛,駆け落
ち,そして東京での一夜だけの看病などのシーンを絡めて「悲しい愛の嵐」(光明
寺の和尚が出征前の猛に語った言葉より)を振り返った後で,「いつか白部村に恩
返しをするのだ」海に向かって誓う。
 以上は強引な推察ですが,シリーズの展開をたどると,猛とひかるが主題歌の2
番目にある歌詞にふさわしい表情をとることができるのは,どうみてもエンディン
グシーンの後のように思えてならないのです。そのためのプロセスとして作品をみ
ると面白いのかもしれません。


0896名無しさん@お腹いっぱい。03/02/18 22:52ID:tjdenLLP
猛とひかるが何年後かにフランスから帰国して、章次さんや平野さんと再開して
酒を飲んでいる。川端カンパニーはワイン工場とホテルの経営。
章次さんも平野さんもお花も一緒に働いている。お花は平野さんと夫婦になった。
大河原は猛に貰った金をもとに小さなデパートとサラ金を経営している。
相変わらず金に汚い。
そんな勝手な「愛の嵐」その後を想像して楽しんでいる。
0897ななし03/02/19 13:23ID:hb8R/k8j
>>896
>川端カンパニーはワイン工場とホテルの経営。
 猛がワイナリー,ひかるが大河原旅館でのノウハウを生かして宿泊
施設(設備を施したホテルではなく,質素な民宿・ペンションの方がよ
い)かレストランを共同で経営する。川端カンパニーは,桃の栽培が中
心だった白部村に,新たなブドウ畑を作りつつ,安価で高級ワインと食
事が楽しめるという口コミで多くの客を集める。
 三枝家は文彦・友子夫妻が管理しているが,文彦が社会部部長の要職
につき,後述する大河原の問題を追いかけることで,猛・ひかるには不
可欠な情報屋となる。
>大河原は猛に貰った金をもとに小さなデパートとサラ金を経営
 一時は東京へ逃げたものの,高度経済成長期以降の観光ブームを
背景に,白部村の近くに高速道路のルート計画が進むや否や土建業を再開
し,政財界とのパイプを利用しながら利権を手に入れ,白部村にゴルフ場
とヘルスセンター(あるいはリゾートホテル)の開発をもくろむ。その
過程で,三枝屋敷とその番小屋のある裏山の取り潰しを考える。
 伝右衛門の遺言を守りながら自然と観光の共存を考える猛・ひかると,
金にものを言わせ,乱開発を進めることでかつての野望を再び実現させ
ようとする大河原の確執は,両者の子供や家族まで巻き込み,再び「愛
の嵐」が起こる。もちろん,光明寺の和尚は,代替わりしながらも存在
し,双方の中立的な立場となる。
>そんな勝手な「愛の嵐」その後を想像して楽しんでいる。
 高度経済成長期かバブル経済期のいずれかが舞台になってもいいですね。
ただ,猛・ひかる・大河原の年齢と,観光目的のワイナリー開発が本格化
した時はいつなのか(正確な時代考証力)が問題になりますが。
 渡辺・田中・長塚をメインに置き,一部,「新・愛」のキャストや新人
を入れながらやると案外面白いかもしれません。数年後にみたいです。
もう「嵐が丘」の翻案から一人歩きしますが。


0898名無しさん@お腹いっぱい。03/02/19 22:28ID:FJTEuQRB
「愛の嵐」は時代考証が実に細かくゆき届いていると思う。
中で使われている古い歌もなかなか、佃組の組長が勇作
に電話をかけている時には何と「あざみの歌」組長の顔
と全く合わない「あざみの歌」が面白さを引き出している。
「銀馬車」で「いとしのクレメンタイ」をバックにダンス
をしているのも「時代だね」と思わせる。
そういえばウチの父親が昔言ってた。「進駐軍のジャズはあの時代
物凄く衝撃的な出来事だった」
犬塚弘の「どうもジャズってやつは」の発言には笑った。
秀子の家での「銀座カンカン娘」も秀子の気持ちを現していて楽しい。
きょうのテレビでリメイク3人トリオが爆笑座談会やってた。
旧のトリオもあの頃の思い出とか語ってくれる企画があるとといいのに


0899ななし03/02/20 07:14ID:ye8OdUYo
>>898

>「愛の嵐」は時代考証が実に細かくゆき届いていると思う。

 歌謡曲のみならず,食生活のシーンでも当てはまりますね。
例えば,以前にもあげたように猛と秀子の新居では,デルモン
テのジュースが出ていました。猛と秀子が,例の一夜を過ごし
た時に,猛が「進駐軍放出のうまいものがあるぞ」と言ってい
たのかも,と想像したくなります。
 また大河原旅館も進駐軍放出物資を手に入れた時,ひかるの
アイデアも交えて和風ステーキなどの洋風懐石で集客力の回復
を狙っていた点もツボです。何とか大河原の一員になりきろう
と献身的に努力するひかるの姿勢が読みとれましたね。加えて
洋風懐石を提案するひかるの言動に,肉や乳製品が多くなる
ことに戸惑いを示していたのも,あまりそれらを食すことに
不慣れな当時の庶民感覚があらわれています。
 他方,三枝家で猛とひかるが,絹・はなも交えて食事を取る
シーンでは,鮭の切り身が副食の粗食でした。さらに,ひかる
が無謀な(?)きのこ採りを思いつく前に,絹を喜ばせようと
考えていたメニューは,義父からもらったドジョウとトンブリ
に豆腐を混ぜたものだったのも見逃せません。さすがに都会に
住んでいると,トンブリと言われてもなかなか思いつかないの
ですが,各ストーリー毎にキーパーソンの置かれた立場からみ
た食生活の一面も面白いかもしれません。
0900名無しさん@お腹いっぱい。03/02/20 14:40ID:YubUyQc+
「愛の嵐」の時代考証の人って、誰?
少なくともNHKの朝ドラの時代考証の人よりも
能力あり。
0901名無しさん@お腹いっぱい。03/02/20 17:19ID:D9o2OjVs
私の叔父は戦争中に船会社を作って失敗したそうだ。
それが原因で家は没落。 当時そういう話は多かったのかも知れない。
戦後の猛の三つ揃いに帽子スタイル、細いネクタイも写真に残っている
当時の叔父のスタイルとそっくり、しっかりした時代考証した人天才
本当に誰だろう?
0902ななし03/02/20 21:00ID:ye8OdUYo
>>902

>しっかりした時代考証した人天才

 私もそう思います。まだ本編は買っていないのですが,戦後編の
特典映像で猛・ひかるの幼年編をみていると,NHKの連続テレビ小説
を思わせる展開でしたね。本放送で「愛の嵐」の第1回を見た人はど
のように捉えていたのでしょうか。あのようなドロドロ展開になると
予測できたでしょうか。
 「愛の嵐」の最大のセールスポイントは,時代考証だけでなく,方言
指導が入っていたことも見逃せません。あまり聞き慣れない甲府弁を
広めた点は誇れるものです。山梨を抜きにしては語れないストーリーも
オリジナリティの高いものに仕上げていますね。もし,他地域が舞台だ
ったら展開も異なり,ここまでの人気は得られなかったかもしれません。
当時,白根町にまで足を運んだ熱心なファンもいたでしょうね。
 当時の東海テレビ・東京制作部と泉放送制作は,従来の昼ドラマ以上
に番組への思い入れが強かったのでしょうね。その意味では制作者の裏
話も知りたいです。昼ドラマ10,000回記念のホームページを読むとその
思いが強まります。
0903名無しさん@お腹いっぱい。03/02/21 03:12ID:YX/Lr9pU
2人が水を掛け合った河原は釜無川支流の御勅使(みだい)川
という川のようです。
上流には16歳の猛がりんどうを摘みに行った夜叉神峠もある。
下記のページに川の写真があります。
ロケ地はたぶんここでしょう。

http:/hp.vector.co.jp/authors/VA005185/midai/main.html

残念なことにこの近辺は、故・金丸信(自民党代議士)の影響力のもと、
かなり開発が進んだようです。
続編を作ろうにも、適当なロケ地がなくて困るかもしれませんね。
0904名無しさん@お腹いっぱい。03/02/21 09:15ID:Jxk5sbx6
>903

すみません。
http://
でした。
0905名無しさん@お腹いっぱい。03/02/21 13:20ID:uqbth7gx
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0906名無しさん@お腹いっぱい。03/02/21 17:44ID:wy8vuDL1
川端カンパニーの看板、あまり映らないけれど、
あれが昭和25年かと思う程モダン、
今の喫茶店のチョットお洒落な看板みたい。
田舎であんな看板上げてたら目立つでしょうね。
しかも築100年の三枝家に?
赤と黒の入り口の看板も今風。
猛が物凄くアメリカノイズされていたこと
戦後の猛が昔とは何もかも大変身していることが良く現れて
いると思いました。
0907ななし03/02/21 20:39ID:UoI3fbwF
>>903,904

>2人が水を掛け合った河原は釜無川支流の御勅使(みだい)川
>という川のようです。
>上流には16歳の猛がりんどうを摘みに行った夜叉神峠もある。

 戦中編でマムシに噛まれたひかるを猛が助けるシーンならびに
猛とひかるの駆け落ちでは,「釜無川のほとり」という台詞が
ありましたが,架空の村とはいえ,実際の位置関係からすれば
御勅使川の方が違和感がないように思いました。

>残念なことにこの近辺は、故・金丸信(自民党代議士)の影響力のもと、
>かなり開発が進んだようです。

 白根町のホームページをみていると,キャンプ場や温泉など観光
開発が進んでいるようですね。果樹園とともに,実際にこの目で確認
したいです。
 南アルプス山麓・自然に恵まれた田舎のたたずまいを残しながらも,
生活面では甲府との関わりが深い白部村のイメージを考えるのも楽し
そうです。





 

0908ななし03/02/21 23:08ID:UoI3fbwF
>>898

>きょうのテレビでリメイク3人トリオが爆笑座談会やってた。
>旧のトリオもあの頃の思い出とか語ってくれる企画があるとといいのに

 東海テレビのホームページには,今なお「新・愛の嵐」のコーナー
がありますが,部分的ながらも例の座談会記事が出ていました。
「新」は,フジ系のポニーキャニオンが手がけているだけに,DVD発売
の宣伝がうまいですね。もっとも,旧と新ではファン層が違うと思いま
すが。一度,「新」のファンからの意見も伺いたいものです。

 
0909当方大阪在住03/02/22 03:31ID:ntqyAeCT
いやあ〜やっぱり「華の嵐」はいいねえ〜。
高木美保がかっこ良すぎるね。
毎日ビデオを留守録して仕事から帰ってきてから
またーり見てます。
当時学生の時すごくはまってて、また見れるの嬉しいな!
0910名古屋在住03/02/23 02:13ID:fOP4RH2k
>909

うらやまし限りです。
こっちでもやらないかな…
0911名無しさん@お腹いっぱい。03/02/23 15:20ID:XWZzuhem
華も夏も見て無いので再放送見られる地域の人羨ましい
あらすじだけでも知りたいなあ
新のファンはどんな意見があるのか?と色々検索したけど
特に感想とかはみつからなかった。「ひかるの気持ちがころころ
変わるのに腹たった」くらいかな 
大人編を見て逆に思春期編みたら、戦後の猛とのすごい違いが
楽しめた。「酒も飲めん、女も知らん、つまらん奴だ」と言われたり
してて、思春期と戦後の違い上手に繋いでる。
0912ななし03/02/23 17:34ID:OYigPU+5
>>911

>華も夏も見て無いので再放送見られる地域の人羨ましい
>あらすじだけでも知りたいなあ

「華の嵐」のファンサイトはここのようですね。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Spotlight/4970/
 2月からテレビ大阪で,月〜木の昼12時30分から30分間放送
されていますし,ファミリー劇場では来月放送されるようです。

>新のファンはどんな意見があるのか?と色々検索したけど
>特に感想とかはみつからなかった。

 テレビドラマ板の過去ログをみていたのですが,かなり手厳しい
ものが多かったように思います。私の場合,「新」の時は「愛の嵐」
を過去のものとして,記憶の外にあったためか視聴しなかったので
何とも言えませんが。
 旧作の戦後編だと,ひかるの「耐える女」ぶりが随所にみえましたね。
勇作がひかるに罵声を浴びせ,部屋を出て行く際のふすまを閉める音を
聞いたひかるが,何かにおびえたのかしかめ面になり半泣き状態になる
シーンが印象的です。それが積み重なって最後に,「愛そうと思ったけ
れど愛せなかったのです」と本音が出るまでの過程に,ひかるが置かれ
た立場のつらさがうかがえたものです。
0913名無しさん@お腹いっぱい。03/02/23 20:06ID:ZMQZJRjF
>912 ありがとうございます。さっそく行ってみます。
戦後編のひかるは良く耳に手を当てていましたね。
お経の音、太鼓の音、静子のののしり、勇作の怒鳴り声、
いい音、楽しくきれいな音はなく、心をかき乱す音ばかり
お嬢様が良くこんな家に耐えられるものだかと思いました。
すべてがひかるとは裏返しの考え、下品?な一家、
(最初に秀子が言ってましたけど)それを田中美佐子は
熱演してました。
0914名無しさん@お腹いっぱい。03/02/23 21:08ID:/2H544Us
長坂「約10年書いてきた『特捜最前線』が終わって、自分から進んでやりたい番組が
なくなったっていうか・・・・・・・。で、今度は昼帯ドラマで新風を吹かせようと思って
『華の嵐』(フジ系)をやり始めたんだけれど、結局、局のプロデューサーと衝突
しちゃって(原作権だけとって)降りちゃった」
(月刊ドラマ1990年8月号 長坂秀佳インタビュウより)

長坂は降板したおかげで『華の嵐』は傑作になったのか?(w
0915ななし03/02/24 00:20ID:SnJ7pwQQ
>>913

>戦後編のひかるは良く耳に手を当てていましたね。
>お経の音、太鼓の音、静子のののしり、勇作の怒鳴り声、
>いい音、楽しくきれいな音はなく、心をかき乱す音ばかり

 田中さんの初出シーン(お見合いがテーマ)でのひかるは,
ピアノと日舞をたしなむ地主の令嬢という設定がぴったりで
した。その裏返しが,意に添わない結婚先の大河原旅館での
待遇だったといえるでしょう。目的を達成すれば,自らの意
のままという勇作の性格が戦後編では強くでていました。そ
れが猛の復讐劇とも相まって暴走し,本業を顧みなくなった
点の描写もうまかったです。この部分は不況の現在と重なる
ところが多いと思います(バブル経済期の本放送時よりもリ
アリティがある)。
 作品の深読みですが,銀馬車で接待をしなければならない
ひかるは,内心ではせっかく日本旅館に嫁いだのだから,と
りえである日舞で客をもてなしたかったと思っていたかもし
れませんね。戦後編でお座敷ストリップの話が出るのなら,
ひかるの日舞も絡めた方がよかったですね。この辺りが心残
りです。
0916名無しさん@お腹いっぱい。03/02/24 02:45ID:9zUhPguF
>>915

> 内心ではせっかく日本旅館に嫁いだのだから,
> とりえである日舞で客をもてなしたかったと思っていたかもしれませんね。

そんなシーンが仮にあったら興冷めですね。
封建色が残るあの時代に、お座敷で日舞なんぞ披露するのは、
ダンス以上に屈辱ものです。そんな時代です。

そもそも旅館・キャバレー・金貸し
あの時代の感覚では、どれも正業とは言えない職業です。
絹が猛に「大河原と同じ種類の人間に成り下がった」と言ったのは、
まさに心からの台詞だったと考えられます。
0917ななし03/02/24 08:35ID:SnJ7pwQQ
>>916

>そもそも旅館・キャバレー・金貸し
>あの時代の感覚では、どれも正業とは言えない職業です。
>絹が猛に「大河原と同じ種類の人間に成り下がった」と言ったのは、
>まさに心からの台詞だったと考えられます。

 貴重なコメントありがとうございます。
 MES915はやや表面的な書き込みだったと反省しています。
こうした時代考証をふまえた解釈には感謝します。
 絹さんの心からの台詞で思い出しましたが,猛のみならず
大河原の一族が押しかけて,絹の前で様々な議論が出た後で,
「みんな出て行って!」と叫ぶところもまた,金がすべてと
みなされた当時の社会に対する警鐘だったのでしょうね。うまく
説明できませんが,大河原の管理下にあっても,絹の三枝家を
守り抜こうとするスタンスが随所に描かれていた点は見逃せません。
0918名無しさん@お腹いっぱい。03/02/24 14:15ID:ZEQhv451
ピアノ、日舞とお稽古事していた超お嬢様が、旅館の若おかみ、
キャバレーのダンスの相手と、驚きました。
大河原の嫁になりきろうとどれにも必死な姿が切なかった。
確かにあの時代「水商売」「金貸し」は三枝家の絹でなくとも
いい商売とは思わなかったでしょう。
まして絹から見れば住む世界が違う。
そんな娘の苦労を心配しながら、人間としての誇りを失わない
とする絹、さすが江波杏子はみごとに演じていました。
リメイクでは絹は三枝家を出て寺に住んでいましたが
この誇りと家を守り抜こうとする姿勢が戦後編の大きな
テーマのひとつだったと思います。
そして猛の勇作への復讐劇にも何一つ言わない。
むしろ猛を気遣っているし、猛も絹を気遣っている。
このあたりの人間どうしの信頼関係が見逃せないと
思っています。
0919ななし03/02/24 23:58ID:SnJ7pwQQ
>>918

>大河原の嫁になりきろうとどれにも必死な姿が切なかった。

 対外的(表)には,勇作の妻(勇作が倒れた時には経営者代理)
という立場で猛と対峙しなければならないものの,猛と会わざるを
得ない時になると,かすかに笑みを浮かべ,緊張感がほぐれるひかる
の表情も読みとれました。その上で絹を気遣い,猛に対して「昼食
を一緒に食べてあげて」と言ったシーンは,以前のMESで誰かが書か
れていたように,しんみりとさせるものでしたね。
 また8年間,ひかるが大河原にいたのは義理の父・政之助の暖かい
眼差しも大きかった。これを演じた犬塚さんも脇役としての味が出て
いました。

>そんな娘の苦労を心配しながら、人間としての誇りを失わない
>とする絹、さすが江波杏子はみごとに演じていました。

 江波さんが涙を流しながら,ひかるを心配するシーンも鼻をすす
りながらの熱演でした。こういうコメントを読むと,何度でもみたく
なるドラマというのもわかる様な気がします。
 後は,猛・ひかるの幼年・少年少女編で,本気で怒る(時には手を
あげる)中尾さんの伝右衛門をじっくりみたいですね。
 
 
0920名無しさん@お腹いっぱい。03/02/25 13:55ID:Sy8MASW3
>>919
> 義理の父・政之助の暖かい眼差しも大きかった。

ひかる「ピアノ・日舞」、文彦「文学」、猛「LP、ドラム、英語、彫刻」
絹「日舞、詩集、音楽、骨董」、傳右衛門「囲碁」
といったように、三枝家側は何らかの形で「文化」に触れているものが多かった。

一方の大河原家は、
勇作「壺を割る、人形を金で無理矢理入手」、母「宗教に狂う」
「文化」をたしなむという雰囲気はない成り上がりそのもの。

その中にあって、小作上がりの父(犬塚)だけは、
囲碁をし、骨董も好きなど、「文化」に触れているというのは、
キャラの設定として、秀逸だったと思う。
0921名無しさん@お腹いっぱい。03/02/25 17:11ID:+VyePhG3
大河原政之助とひかるのツーショットシーンにほっとする。
結局最後にひかるを助け出したのも政之助の力が大きい
あの下品な大河原家のなかで唯一人間らしい人物、ひかるの味方
後半では彼の役割がかなり大きな位地を締めていたと思う。
あと火が出た時にひかるが自分ひとり逃げ出すことをせずに
あれだけ自分をいびった静子を助けに行ったのも
ひかるの性格を良く現していたように思う。
助けに来た猛もひかるだけを助けて逃げないで、静子を
助けていた。2人の性格を良く現れしているシーンだと思う。


0922ななし03/02/25 18:32ID:qhZrbUiM
>>903

>2人が水を掛け合った河原は釜無川支流の御勅使(みだい)川
>という川のようです。

 もうひとつ,ロケ地の推察ですが,エンディングシーンでも出てくる
光明寺の巨木は,神奈川県湯河原の城願寺にあるビャクシンのようです
ね。関東近辺で,山門から石段を上がってすぐ右手に巨木のあるお寺
といえば,この寺としか思えないのですが。とあるホームページの写真
をみて気づいたことです。
 
>>920

 「文化」から三枝・大河原両家を捉える視点は,言われてみて
初めて気づきました。表面的な内容に留まらず,心から「愛の嵐」
を楽しんでいた人がいて本当に嬉しいです。
 本放送から16年,歳月の長さを感じながらも,決して色あせるこ
となく語り継がれる番組に巡り会えたのは幸せかもしれません。DVD
になって本当に良かったです。
 ところで,「華」「夏」「新・愛」で,「愛」に匹敵するツボ
と思われるシーンはどれだけありましたか。


0923名無しさん@お腹いっぱい。03/02/25 23:47ID:5vUtmivO
「華」「夏」は見ていませんが、「新・愛」は見ました。
「愛」に匹敵するツボと思われるシーンはなかったと思っています。
あれはタイトルの似ている別物と思っています。
同じと思いたくないです。特に戦後編
このシーンがもう一度見たいとか、心に残ってるとかないのです。
同じようなシーン、伝右衛門の自殺シーンでもまるで違います。
あの時「三枝伝右衛門の生涯は終わりました」のナレーション
にかぶせて石仏が映ったのがすごく心に残って
いますけれどリメイクにはギルス吼えしかなかった。(笑)
みなさんの書き込みを読んでこんなにも16年前のドラマを楽しみ
愛し、分析する方の多いこと、色々な視点に驚き、このドラマを
16年間ひっそりと1人楽しんで来た者としてすごく嬉しい。
DVDが出たことも含めて

0924名無しさん@お腹いっぱい。03/02/26 00:48ID:4ZyJsF+m
920です。ちょうど今、DVD第6巻を見てます。

「文化」の点でもう一つ。
この第6巻収録のなかに、勇作が「文化」をいかに理解していないかを
示すエピソードが2つ出てききますね。

1つは、ひかるに贈る人形を、金にあかせて作らせようとする話。
もう1つは、ひかるに日舞を踊らせるような段取りをつける話。

この当時の素封家には、パトロンとして芸術家を庇護した者がたくさんいました。
「金を出すこと」だけではパトロンとは言えません。
「金をどういう出し方をするか」がパトロンと言えるかどうかの試金石です。
その意味で、勇作はパトロンの資格ゼロです。


ついでに第6巻での、ちょっとした時代考証の例。
第5巻以前は、傳右衛門の飲むさけは日本酒でした。
第6巻からはビールが登場してます。
もちろん戦後編は、ウイスキー・バーボン・スコッチですね。
こういう「消え物」にまで気が利いているところが、愛の嵐の良いところです。
0925ななし03/02/26 13:53ID:O3N3AuL3
>>920

>ひかる「ピアノ・日舞」、文彦「文学」、猛「LP、ドラム、英語、彫刻」
>絹「日舞、詩集、音楽、骨董」、傳右衛門「囲碁」
>といったように、三枝家側は何らかの形で「文化」に触れているものが多かった。
 MES924でも書かれているDVD第6巻をみると,伝右衛門と文彦で「文化」
に対する受け止め方の違いを読むことができます。長男でありながらも詩
人を志し,三枝家を継がないと言い切る文彦を罵倒する伝右衛門の厳しい
眼差しは忘れられません。現実にも似たような話は,つい最近まであった
ように思います。
>>924
>ひかるに日舞を踊らせるような段取りをつける話。
(中略)
>勇作はパトロンの資格ゼロです。
 ひかるの純真さを打ち砕く勇作のねらいが初めて出たところ
でした。この後から,「悲しい愛の嵐」へ突き進む過程は実に
リアルでした。特に勇作の意図を見抜いたひかるは,伝右衛門が
勇作から融資を受けたことを知り,伝右衛門に直言したものの,
伝右衛門に逆に張り飛ばされるシーンは衝撃的でした。
>>923
>このドラマを16年間ひっそりと1人楽しんで来た者としてすごく嬉しい。
 私もDVD,そして地上波(KBS京都)の再放送がなかったら,ここまで
作品を振り返ることはなかったでしょう。何気なくレスをつけていましたが,
まるで一昔前にはやった「サザエさんの謎」みたいな深い解釈をするファン
がこのスレッドにいたことが驚きなのです。同じノリで他シリーズの解釈も
みたいですね。


 
0926名無しさん@お腹いっぱい。03/02/26 22:31ID:4ZyJsF+m
>>925
> 三枝家を継がないと言い切る文彦を罵倒する
> 伝右衛門の厳しい眼差しは忘れられません。

傳右衛門は、地主としての「noblesse oblige」を第一に考えた人間。
それをこなしている分には、「文化」に限らず何に対しても広い心があった。
文彦が晴耕雨読の生活をする分には、何の文句も言わなかったはず。

> ひかるの純真さを打ち砕く勇作のねらいが初めて出たところでした。

勇作に「ひかるの純真さを打ち砕く」狙いなど最初からなかったと思いますが?
もっと下世話な話で、単に自分の力を誇示したかっただけでしょう。
0927名無しさん@お腹いっぱい。03/02/26 22:56ID:d6u3VTF7
赤と黒での章次さんとひかるの会話、「思ったとおりの人だった」と
章次さんが心を許し猛の部屋の番号を教えるところ、
しみじみとしていいシーンでした。
そのあと、お酒を飲まされたひかるがむせて、猛が笑顔をみせる。
「初めて笑顔をみせてくれたた」と喜ぶひかる、レコードを聞かせてと
いうところは一瞬昔の二人に戻ったようでホットしました。
ラブシーンのほとんどないドラマなのに、何かの拍子にふと肩に手を触
れたりしただけで立派なラブシーンになっていると思います。
敵どおしになっていた時にもお互いに目を見詰め合って、どちらかがふと
目をそらす、切ないけれどそれがとてもきれいなシーンだなあと思いました。


0928ななし03/02/27 01:15ID:IJigCQzF
>>926

>もっと下世話な話で、単に自分の力を誇示したかっただけでしょう。
 
 別のシーンですが,勇作は,文彦と芸者を交えた酒席を設けた上で,文化
事業が必要だ,とホラに近いことを話していた点からも想像がつきます。
 ひかるに対する執着心と猛への敵対感,旧「愛の嵐」で描かれた勇作には
怖さすら感じたものです。特に戦中編では,ひかるが単独で三枝家へ帰省さ
せることすら許さなかったですからね。猛による復讐劇が始まってからの
展開も,裏社会のドロドロぶりと共に描かれていました。

>>927
 私も同感です。別のサイトでも同様の指摘があった時,
映画のノリに近いと書かれていたのを思い出します。
 何かしら,DVD視聴から作品を「研究」しているかの雰囲気に
なりましたね。 


 
0929名無しさん@お腹いっぱい。03/02/27 06:54ID:i7+KNHj9
猛と秀子の影絵のラブシーンきれいでしたね。
(幼年期にも絹が子供たちを寝かしている影絵のシーンがありましたけれど)
影絵だけで充分エロさが出てると思いました。
秀子に背中の傷のことを言われてパッとシャツを着る、猛の心の奥の本当の
心が見えるようで切ないシーンでした。
そしてその時はいていたブカブカトランクス、笑いました。
あのパリパリのスーツとのミスマッチが?時代でしょうかね?
猛は下着もアメリカノイズされているかと思ってましたから
エロさと言えばまむしにかまれた時の猛がさっとスカートをまくりあげて、
あの細い足にかみつくシーン、猛のシャツにしがみついているひかるの手
ちらりと見えるズロースとひかるの表情、ドキリとしました。
これは上質のエロチシズムとして最高と思いました。


0930ななし03/02/27 20:02ID:IJigCQzF
 私を含めて本掲示板で「旧・愛の嵐」への思い入れが強いのは,
以下のホームページの影響も大きいでしょうね。

1.http://www.venus.dti.ne.jp/~kawakatu/misc/gunsou/ainoarashi.html
 このページは,2年ほど前からあり,本掲示板でも旧作のストーリー
紹介としてよくリンクされていた。やや放送内容と異なる箇所もあるが,
概要の把握には役立った。
2.http://www.hi-ho.ne.jp/hi_chan/
 「コアな話」が秀逸。登場人物や各シーンの背景をうまく解説している。
私の場合,再放送時に2をみつけたのがきっかけで,DVDを買いました。
DVD鑑賞のテキスト代わりにこのホームページをみている人もいるのでは
ないでしょうか。

 そういえば,「夏の嵐」の研究サイト(ファンサイト)はみかけませんね。
 
0931名無しさん@お腹いっぱい。03/02/27 23:28ID:pvpQK16u
「コアな話」からDVDを買いました。それを思い出しながらDVDを見ました。
ナルホドうまい解説だと思います。それからここのHPを見ました。
色々な視点を知る事は楽しいと思います。
それにしても、昼ドラにこれだけの書き込み、解説がつくってすごい
ドラマだと思います。900以上のスレだし、
リメイクじゃあこうはならないでしょうね。
ここを読んで色々な視点を知るのも楽しみで、1000になってENNDOマーク
がでるのは寂しい程です。

0932名無しさん@お腹いっぱい。03/02/28 00:28ID:sEkg+eZF
華の嵐、3月6日よりファミリー劇場で放送開始!

…って、がいしゅつ?
0933名無しさん@お腹いっぱい。03/02/28 17:38ID:v0tAwZWx
>>931

>それにしても、昼ドラにこれだけの書き込み、解説がつくってすごい
>ドラマだと思います。

 何度か書かれているように,主役だけではなく,脇役の置かれた立場
にも時間を割いてうまく描いている点に尽きるでしょうね。
 先ほど,戦後編第1話をみていましたが,ここでは金にものを言わせた
大河原家と,その管理下に置かれて苦しい立場である三枝家の対比がメイ
ンテーマでしょう。これが以後のストーリーの前提としてうまくできている
のです。
大河原:地元政財界のコネクションが強く,成金ぶりが一層明確。他方で
    三枝家から銀馬車開店祝いに贈られた九谷焼を故意に破損する無
    慈悲な一面もある。副業のキャバレーに力を入れるあまり,本
    業である割烹旅館の料理の質は下がるばかり(後にお座敷ストリ
    ップや食中毒で信用失墜をもたらす伏線?)
 三枝:小作人がいなくなり,絹は慣れない農作業に苦労する。その上で,
    残された使用人であるはなは,絹から給料を受け取れず,大河原
    旅館でパートに出て稼ぎを得ないと食べていけない。

 特に三枝家の経済状況の描写は,地味かもしれませんが貴重な視点です。
0934名無しさん@お腹いっぱい。03/02/28 22:21ID:wwconyaP
>>933
> 九谷焼を故意に破損する無慈悲な一面もある。

これは無慈悲ではなくて、勇作のコンプレ発露ですね。


> 残された使用人である「はな」

それでも「はな」が出ていかないのは、
それだけ御恩を感じているということで、今では考えられない律儀さですね。

ところで「おとら」は無事嫁に行けたんだろうか?
「ごいち」は無事だったのだろうか?
「琴」は? 「おこま」は? 「銀次」は?
こういう脇役が光っていたのは、この種のドラマとしては奇跡的でした。
0935名無しさん@お腹いっぱい。03/02/28 22:45ID:7xlAIVz5
おこまは満蒙開拓団にお嫁に行ったんだよね。
無事に日本に帰国できたのかな・・・
0936名無しさん@お腹いっぱい。03/02/28 23:47ID:wwconyaP
おこまって、金八先生パート1の3B生徒なんですよ。
0937名無しさん@お腹いっぱい。03/03/01 00:25ID:5uOy+R3O
>>934

>それでも「はな」が出ていかないのは、
>それだけ御恩を感じているということで、今では考えられない律儀さですね。

 戦中・戦後編を中心にみていたので,どうしても「はな」さんの存在が脇役
ではインパクトがあります。地味な役なのですが,三枝家を陰で支える存在と
しては大きかったですね。絹を気遣うのは当然としても,ひかるが来たときで
も嬉しそうに迎える姿に心が和んだ視聴者も多かったはずです。

>こういう脇役が光っていたのは、この種のドラマとしては奇跡的でした。

 私も同感です。時代もののドラマゆえか,人の入れ替わりがかなり激しかっ
たことも影響しているのでしょう。以前も書いたように,渡辺さん・田中さん・
長塚さんの三角関係だけが目立つストーリーだったら,本放送から16年後にDVD
が出たり,リメイクの試みがなされるほど後に語り継がれる作品にはならなかっ
たでしょう。
 


0938名無しさん@お腹いっぱい。03/03/01 11:41ID:UJLkmYEu
初めてひかるが大河原の家に行った時に秀子が
「この家の人はみんなお育ちが悪いから」と言ったことがあとの展開を予感
させる言葉。三枝のお嬢様と成金大河原とはやることなすことすべて背中合わせ、
このドラマはその静と動をうまく使っている。猛とひかるは喜び合う時にも
静かに喜び合う、怒りを向け合う時さえも動にはならない。
動の中に入り込んでしまったひかるは何度も耳を押さえて耐える動作をしていた。
静子役の「福田公子」の迫真の演技、秀子役の「芦川よしみ」の色のついた演技
大河原家も三枝家に負けない芸人を揃えているところも、このドラマが盛り上がった
要因と思う。「愛の嵐」の出演者座談会、どこかで企画されるといいなあ

0939名無しさん@お腹いっぱい。03/03/01 15:55ID:5uOy+R3O
>>938

>静子役の「福田公子」の迫真の演技、秀子役の「芦川よしみ」の色のついた演技
>大河原家も三枝家に負けない芸人を揃えているところも、このドラマが盛り上がった
>要因と思う

 振り返ると,秀子の動きが複雑に描かれていたように思いますね。キャラクター
としては,プライドが高く,派手かつ下品な言動もあるものの,涙もろい点もあり
ました。主役と脇役の狭間にあった登場人物として印象に残ります。一言では言い
難い存在でした。
 静子の場合は,新興宗教にはまり,三枝伝右衛門のたたりを口癖にしてからの演
技が強烈でした。我を忘れて,自宅,そして三枝家にての絹の通夜でひかるを罵倒
するシーンは迫力がありました。
 
>>921
>あと火が出た時にひかるが自分ひとり逃げ出すことをせずに
>あれだけ自分をいびった静子を助けに行った

 というシーンは,静子への逆恨みに決して走らなかったひかるの姿勢もしっかり
フォローした脚本になっていました。ストーリーがかなり練られていたのですね。
「新」ではここまでの迫真の演技はありましたか。

>「愛の嵐」の出演者座談会、どこかで企画されるといいなあ

 私もそう思います。主題歌にある「人は皆 明日へ急ぐ旅人
 歩みを止めれば 過去は鮮やか」は,その後の主役の活躍を
みると,よくわかるような気がします。DVD発売がもたらした
副産物というべきでしょうか。
0940名無しさん@お腹いっぱい。03/03/01 16:02ID:HaSJAJKg
 放送をテレビで見ている時は何も思わなかったけど、
DVDで改めて見ていく内に、気になった。
 最終回で、静子が灯明か燭台を倒して出火する、とい
うのは何となく唐突な感じがした。
 反面、大河原の敗北宣言がちょっときれいに聞えて、救い
ようがあるように感じられたが。
0941名無しさん@お腹いっぱい。03/03/01 16:26ID:aNVUtiwf
>新ではここまでの迫真の演技はありましたか
なかったと思います。新の方はタイトルが似ているだけで別の者だと思っています。
新のサイトができてもこんなに沢山の書き込みはないと思います。
>大河原の敗北宣言がちょっときれいに聞こえて、救い
あのシーンいいですよね。出て行く大河原に黙って頭をさげるひかる
前日までのドロドロがとかされていくようでいいシーンと思います。
本当に細かいところまで配慮して作られたドラマと思います。
0942名無しさん@お腹いっぱい。03/03/01 17:56ID:CU+YB+pe
>>940
新、では秀子が拳銃でひかるを撃ち、庇ったタケシが死ぬという
尻切れトンボのような形で幕引きがされていた。ちょっとヒドイ
と思えた。
それに比べて、旧は良かった。大河原が札束の入ったカバンを守って、追加
の金を辞退して「男ひとりがやり直すにはこれで十分」と言う。
「ま・け・た」のせりふも味があった。
0943名無しさん@お腹いっぱい。03/03/01 23:51ID:+1FCG4Cq
>>940
> 最終回で、静子が灯明か燭台を倒して出火する、
> というのは何となく唐突な感じがした。

私は逆ですね。
あれが単なる出火だったら、偶然になってしまいます。
因果応報として、大河原家の者の過失というのは必然と言えますから。

なおあの時点で、
大河原父・・・最初から善玉
秀子・・・善玉に変身した後
勇作・・・ラスボス
したがって静子が、大円団のトリガーになるのは、プロット上、必然でした。
0944名無しさん@お腹いっぱい。03/03/01 23:51ID:+1FCG4Cq
>>940
> 大河原の敗北宣言がちょっときれいに聞えて

勇作が「ひかる」を奪いに来て連れ去る。
「ひかる」は大きな運命に従うしかないと「諦観」している。
猛は勇作に対抗する力がなく何も出来ない。
        ↓
猛が勇作に対抗するだけの力を付ける。
        ↓
× 猛が「ひかる」を奪いに来て連れ去る。
           これでは勇作と同列になってしまう。
× 「ひかる」が大河原の元から逃げ去る。
           これでは「ひかる」の「諦観」と合わない。
        ↓
[必然] 勇作が「ひかる」を自ら納得して手放す。
           これだと「ひかる」の「諦観」と矛盾しない。

プロットとしは当然の流れなんだけど、
そこらへんを上手に処理できていたし、かつ長塚京三さんの演技も素晴らしかった。
0945名無しさん@お腹いっぱい。03/03/02 00:13ID:t9MAi3xF
>>939
> 秀子の動きが複雑に描かれていたように思いますね。

秀子とひかるの関係を整頓してみるのもまた一興です。
秀子の側からの見方で時系列にそってみていくと、

ひかるがお高くとまっているようで何となく虫が好かない。
         ↓
何となくから、本気で嫌いになっていく。
         ↓
あてつけで猛にちょっかいを出してみる。
         ↓
本気で猛を好きになってしまい、ひかるの存在が疎ましい。
         ↓
☆同じ男を愛した同士として、ひかるに奇妙な友情を感じ始める。
         ↓
張り合いながらも、ひかるを貶めることはしないようになる。
         ↓
★ 自分の負けを認めた後、素直にひかるを陰から応援する立場になる。

これだけで十分ドラマとして成立するぐらい秀子の心の動きは激しいです。
しかしいきなり★に達したら唐突すぎて興冷めですが、
☆→★に至る過程が、ゆっくり描かれているのでそんなことは全くありません。

こういうサイドストーリーが丁寧に練られていたので、
重層的なドラマに仕上がったのだと思います。
0946名無しさん@お腹いっぱい。03/03/02 00:43ID:t9MAi3xF
このドラマでは「猛がひかるを背負う」というシーンが
繰り返し繰り返し出てきます。

[少年期]
 (A) 横浜の海でひかるを背負って砂浜を駆ける。
[青少年期]
 (B) ハイキング途中で足をくじいたひかるを背負って家に連れて帰る。
[青年期]
 (C) まむしにかまれたひかるを背負って、必死に家に連れて帰る。
[戦後]
 (D) 家事の現場からひかるを背負って助け出す。

こうやってみるといかに計画的に練られていることは歴然とています。
面白いのは(A)〜(D)において、

ひかるが背負われることを自分から望んだかと言う点では、
  (A)○ (B)○ (C)× (D)×
猛が背負うことを自分から望んだかという点では、
  (A)○ (B)× (C)○ (D)○
ひかるの生命の危険度は、
  (A)× (B)× (C)○ (D)○
猛の生命の危険度は、
  (A)× (B)× (C)× (D)○

(A)はノスタルジックな戻るべき桃源郷として別物ですから、
(B)(C)(D)がきれいに整頓できていることが分かります。
0947名無しさん@お腹いっぱい。03/03/02 01:38ID:Fiwi8h8O
家を救うために大河原と結婚、嫁として努めてる一方で
結婚して8年も経つのに猛を忘れられないでいるひかるを
最初、秀子は理解出来ず反感を感じてたんだと思う。
でも猛の事が好きになって、愛されてないと分ってても
諦めきれず悩むうちに、ひかるが結婚してからもずっと
猛を忘れられない気持ちがヒシヒシとわかるようになった。
で、ひかるに対して妙な親近感を感じるようになったのかなとオモタヨ
0948ななし03/03/02 01:52ID:F/kAwNtX
 MES939を書いて外出後,再びアクセスすると本格的なストーリー
解釈が展開されているのは驚きました。ここ数日は,鋭い解釈を読
むのが楽しみでDVDを繰り返しみています。授業に例えると,

予復習:MES930で記したファンサイトのホームページ(一部は本スレッドも)
講義(?):DVDの作品鑑賞(本編+特典映像)
演習:本スレッドのやりとり(個人の主観を最大限に生かした作品の解釈・分析)

 といっても過言ではありません。書いている私もここまで深い読みを
するファンがいるとは思わなかったので嬉しいです。
 この勢いで,次は下成佐登子さんの主題歌「Mrs.メランコリー」に,坂田
晃一さん作曲の挿入曲サントラCDも出してほしいです。
0949名無しさん@お腹いっぱい。03/03/02 10:03ID:7Mik43cC
皆さんの様ざまな分析、解釈に驚き、でもこんなに熱心なファンが
多いことは嬉しいなあ、
猛の愛の形は「お嬢さまを守る」ひかるは「猛に守られる」だと思います。
そんな形の愛は敵どうしになっても随所に見られます。
山小屋にひかるを助けに行くとか
背負うシーンが確かに多いですね。
これも守る、守られるに繋がるかなと思っています。
個人的には少年期、足を怪我したひかるを背負って
橋の上を歩くシーンが好きです。
黙って歩く猛と甘え顔のひかるのアンバランスがなぜか心に残っています。
今の時代ではこんな愛の形ってないでしょうね。
だからリメイクでは「愛してる」
連発するように変えちゃったのかな?
0950ななし03/03/02 21:45ID:F/kAwNtX
>>945,947

 秀子のキャラクターをめぐるコメントありがとうございました。
 秀子の場合,バツイチで兄に負けず劣らずの一本気なところがあった
ために,ひかるへの「当てつけ」から猛への恋に走ったのでしょうね
(男性へのアプローチを心得ていたのは明白)。だが,猛が予想以上に
したたかで,逆に宿敵・大河原を潰すために秀子を利用していたのをう
すうす知ると,秀子も今までとは違って一筋縄でいかず苦しんだと想像
がつきます。猛に叱責されると,「ごめんなさい!」と泣くシーンが多
かったのもそのためかもしれません。同じ夫からの罵倒でも,感情を抑
えるひかると好対照な秀子の性格がよく描かれていました。

0951名無しさん@お腹いっぱい。03/03/02 22:16ID:wfXcLbPT
 ひかるが妊娠した時、たけしが泥酔した夜の秀子は
なんとも…。
0952名無しさん@お腹いっぱい。03/03/02 22:48ID:bfasByEa
>950ひかると秀子の対照的な性格本当に良く描かれていました。
初めひかるへのあてつけから猛に近づいた秀子が本気になってゆく過程が
実に良く描かれていたと同時に秀子の性格が次第に変わってゆく、過程も
面白いほど良く出ていました。まさに大河原秀子の「恋の1人芝居」
そしていつの間にか急に大人のいい女になってゆく、
最後の方で勇作に借金を申し込まれた時の「ひかるさんと離婚するのが条件」
のシーンでは最初の頃の秀子とは別人のように毅然としていました。
あの兄弟のツーショットシーン、切ないですよね。いいシーンでした。
0953名無しさん@お腹いっぱい。03/03/02 23:44ID:t9MAi3xF
>>952
> あの兄弟のツーショットシーン、切ないですよね。いいシーンでした。

あのとき勇作が、懐からウイスキーを取り出しますね。
その様がいかにも「落ちぶれた感じ」で良かったです。

勇作は最初の頃から、姿勢が良いというのが特徴でした。
このシーンは、だらけた感じが極端にでていて
「落ちぶれた感じ」「自信を喪失した感じ」をさらに増していました。

# 一方この時の秀子の姿勢は、きちんと背筋を伸ばして凛々しいのが対照的でした。

なお、最後の猛の病室のシーンでは、また姿勢の良い勇作でした。
勇作もふっきれて一皮向けたことを、上手に演出出来てました。
0954名無しさん@お腹いっぱい。03/03/02 23:55ID:t9MAi3xF
>>949
> 猛の愛の形は「お嬢さまを守る」ひかるは「猛に守られる」だと思います。

もっと正確に分析すると、

「猛→ひかる」の「愛」は、「許されない愛」「忍ぶべき愛」でした。
したがって普段は、我慢し、抑圧し、隠すしかなかった愛でした。
青少年期の中期「猛」には、観音様をはじめそのためのエピソードが
特に多かったのはこのためです。

 # 相当長くなるのでここには書けませんが、観音様の故事由来を知れば、
 # この観音様のエピソードが、さらに深く理解出来ます。

ところが「ひかるの危機」は、猛が抑圧しつづけたひかるへの思いを
行動として表すことが出来た(許された)場面だったわけです。
0955名無しさん@お腹いっぱい。03/03/03 00:10ID:xQ42FHiW
いっぽう「ひかる→猛」の愛は、分析するともっと面白いです。

幼少期: イノセントに猛への想いをストレートに表現出来た幸せな時期
     「過去は鮮やか」「最初の恋が故郷」「戻っていけない」に
     端的に示された時期です。

少女期: 初潮を迎え、性を意識し始める時期。
     周りは猛と接することをとやかく言われ始めるが、
     本人は猛にはストレートに接しようとする。

20歳頃: 猛との身分差・距離感を最も意識せざるをえない時期。[お見合いなど]
     ここからはしばらくシーソーのように目まぐるしく状況が激変。
     「猛との結婚が許される」→「大河原と結婚を余儀なくされる」
      →「駆け落ちを試みる」→「全てをあきらめ大河原に嫁ぐ」
     文字通り、最高点と最低点を行ったり来たりの状態。

結婚後: 猛に対して素直に接することが、
     環境的にも出来ないし、自分からもひっかかりがあって出来ない時期。

ラスト: ようやく猛と一緒になっても許される環境を手に入れる。
     もちろん自分からも素直にそれをよしとできる状態になる。

猛が一貫して「忍ぶ恋」を余儀なくされる環境にあったのに対して、
ひかるは「オープンな恋」から「忍ばざるをえない恋」に環境が激変しました。
ちなみにこのひかるの環境の変化は、三枝家の盛衰と期を一にしているため、
ドラマ性がさらにありました。
0956名無しさん@お腹いっぱい。03/03/03 00:27ID:m8AIqrvz
ハナタソ萌え
0957ななし03/03/03 08:27ID:K9LjMRWO
>>955

>「過去は鮮やか」「最初の恋が故郷」「戻っていけない」に
>端的に示された時期です。

 以前のMESでも述べたのですが,幼少期・少年少女期のシーンを回想
する映像が多いオープニングは,墓参を済ませた猛とひかるが光明寺を
後にするラストシーンの続きだった,としてみると面白いですね。

>ここからはしばらくシーソーのように目まぐるしく状況が激変。

 DVDの6〜8巻に相当するこのシーンは,一番面白かったですね。
青年期の名場面としてDVDの特典映像に選ばれたのもよくわかります。
ちなみに,私の場合,15年前に再放送をみたとき,最終回の名場面
リプレイにあった川原の水掛シーンに興じる田中さんの表情に牽かれ
ました。その背景をいつかみたいな,と思いつつも記憶の彼方に消え
ていた時にDVDの発売に気づき,その過程に納得しているのです。
 また,本放送された時期は,お盆前後ですから,本来の視聴者層で
ある主婦に,夏休みシフトを考慮して中学生・高校生(女性のみならず
男性も)も取り込むことができた点でも見逃せませんね。「愛の嵐」
は,初回から丹念にみていた人よりはむしろ,戦中編からはまった
人が多いように思いますがいかがでしょうか。

0958名無しさん@お腹いっぱい。03/03/03 11:36ID:y/j33dhy
オレだったら、さんざん大河原に抱かれ、子供まで中絶した女なんて、
とても抱く気にはならんな!
あ、ひょっとして、ひかるってサゲマンじゃねえの!?
0959名無しさん@お腹いっぱい。03/03/03 11:43ID:m8AIqrvz
文彦はブス専でつね
0960名無しさん@お腹いっぱい。03/03/03 13:00ID:AgYA++v3
またファミ劇加入。今度はRAMに保存しよ。
0961名無しさん@お腹いっぱい。03/03/03 14:29ID:00Q0tvzJ
オープニングの海のシーン、私も墓参の続きとして見ていました。
本編にはありませんでしたけれど、いいシーンですよね。
オープニンブの映像がこんなにいいシーンのドラマってめずらしいですよね。
私がDVDで初めて見たのですが、幼年期、思春期は「小さな恋の物語」的に見ていて楽しかった。
戦中編からは 「目が離せない」という感じで見ました。
ここでのみなさんの分析を読んでまた見はじめました。
また違う視点が見つかるかなあと思います。

0962名無しさん@お腹いっぱい。03/03/03 16:24ID:TJGvZoXJ
ぶんか ぶんか どーんどん
0963名無しさん@お腹いっぱい。03/03/04 10:24ID:e5j64sjv
文彦は後半いわゆる良い人になる。猛に頭を下げている姿を見て絹が涙を
拭っていた。こういう浪花節的シーンも取り入れて上手い組み立て方。
ラストもあの階段を下りてゆくところで、余韻を残している。
あのアトのひかると猛を様ざまに想像させる。
アイテムのりんどうも利いている。新は「貝殻」がアイテムだったが
あまりにも幼稚すぎる。りんどうならば大人になっても立派に通用する
昔の映画の「野菊の墓」の「雅夫さんはりんどうのよう」を思いださせる。
「お嬢様はりんどうのよう」と猛は思っていたのかなあ?
今のドラマのように時が早く進まず、時間は止まったようなドラマ
何度でも繰り返し見たくなる。宝物みたいな「愛の嵐」
0964ななし03/03/04 13:37ID:Ny/8R48n
>>953

>あのとき勇作が、懐からウイスキーを取り出しますね。
>その様がいかにも「落ちぶれた感じ」で良かったです。

 勇作が猛との「最後の取引」に臨む姿をみていると,落ちぶれた
だけではなく,錯乱状態に陥っていましたね。宗教にはまり,ひかる
を追い出したい静子に対しても,「俺は絶対にひかるを離さない」と
豪語する勇作。本編では出ませんでしたが,おそらく酒浸りになって
いたのではないでしょうか。一人の男の浮き沈みについてもリアルに
描かれていました。あのシーンがまさに針がふりきれたところでしたね。
その後は,大河原旅館の失火と猛によるひかるの救出を目の当たりにした
勇作がひかるとの夫婦生活を諦め,ドロドロした展開に幕を閉じるという
絵に書いたような終わり方でした。視聴者を釘付けにした展開であったのも
うなづけます。
 勇作をめぐっては,過去の「コアな話」の掲示板でも取り上げられ
ていましたが,戦中編では大河原商会が軍部(陸軍の甲府連隊?)と
の関わりが深いために,部下の石川さんと共に軍服を着て仕事をして
いた点も見逃せません。また,「これは本当のコーヒーですよ。大豆
のまがいものではありませんからね」という台詞も時代考証のうまさ
がうかがえます。
0965名無しさん@お腹いっぱい。03/03/04 21:55ID:XzhCAuaW
>>964
> 部下の石川さんと共に軍服を着て仕事をしていた点も見逃せません。

あれは軍服ではありません。
国民服といって、あれは冠婚葬祭も含めいつでもどこでも通用しました。
中国の人民服なんかをイメージしてくれればよい。

傳右衛門なんかは事あれば紋付き袴だったわけで、
そこらへんはうまく対照的に描かれてました。

珈琲の件は、確かにうまく勇作の権威を傘に着る態度をあらわしてました。
ほかにも配給で手に入りにくい砂糖を持ってきたりもありましたね。
これが戦後になると、猛がGHQをバックにして同じことをやりかえすわけです。
0966名無しさん@お腹いっぱい。03/03/04 22:51ID:s8132CaE
戦後の猛はお洒落だった。三つ揃いのスーツにポケットチーフ、
レイバンのサングラスに帽子、そして良くサングラスを拭いていた。
何よりおかしかったのがネックレス、裸のシーンではいつもつけていた。
このネックレスがいかにも成金と言う感じを出していた。
奉公人時代とのあまりにの変わりように「これが同じ人間」と思う程だった。
反対にひかるはいつも地味な着物のおかみスタイル。
唇をかみしめていることが多かったのでよけいに地味に見えたのかも知れない。
東京へ行った帰りの列車の中で駅弁を食べる秀子と隣で深刻な顔で座っている
ひかる。このシーンは2人の性格の違いを良く現していて面白いと思った。


0967ななし03/03/05 00:40ID:Oflav0do
>>965
>国民服といって、あれは冠婚葬祭も含めいつでもどこでも通用しました。
>中国の人民服なんかをイメージしてくれればよい。
 コメントありがとうございます。当時の服装に対する気配りができていた
のも,このドラマの良い点ですね。
>ほかにも配給で手に入りにくい砂糖を持ってきたりもありましたね。
 使用人の気を引く勇作の企み,それに気味悪さを感じるひかるの姿
が対照的に描かれていました。
>猛がGHQをバックにして同じことをやりかえすわけです
 本編に姿は出てきませんでしたが,猛が勇作への復讐をする過程
で話に出てくるロバート大佐というのは,いわば黒幕のようなもの
でしょうか。
>>966
>東京へ行った帰りの列車の中で駅弁を食べる秀子と隣で深刻な顔で座っている
>ひかる。このシーンは2人の性格の違いを良く現していて面白いと思った。
 この場面は,秀子がひかるをかなり嫌っていた時期ですね。秀子は,
「何で猛に肉体で迫らないの」と露骨な表現でひかるを責め立てていま
した。それだけに,ひかるがもっていたプレッシャーは,本来の目的で
ある猛に対するGHQ放出食料の分配依頼という任務の重さも相まって,
計り知れなかったはずです。
 また,秀子が当時としては派手なドレスをもっていたという設定は,
洋裁学校(ドレメ)出身で服飾加工の技術に長けていたことをうかがい
知る上でも効果的でした。



0968名無しさん@お腹いっぱい。03/03/05 02:02ID:BjPm3p3s
> ロバート大佐というのは,いわば黒幕のようなものでしょうか。

「黒幕」とはちょっと違いますね。
黒幕ってのは許永中とか児玉誉士夫なんかクラスじゃないと使わない言葉。

大佐ですから中間管理職として細々とした現場の許認可権に関われる存在。
勇作側でいう県庁の西田課長にあたる人ですね。
もちろん山梨県庁とGHQでは格が全然違いますが。

それよりも猛が新宿などで店を持っていることの方が実はすごいこと。
店を出すということを、やり手の青年実業家レベルで考えてはいけません。
治安が崩壊し、第三国人や愚連隊が跋扈していた
戦後混乱期の新宿・渋谷などの状況を考えれば、
実際には相当やばい橋を渡っていたことがわかります。
0969名無しさん@お腹いっぱい。03/03/05 10:26ID:2hNMRO9Y
幼児期から通して見ると、猛は「頭が良い」「要領が良い」
「意志が強い負けず嫌い」この性格はずっと変わらなかった。
戦争で部隊が全滅した時もおそらく孤児時代に飢えを体験しているし、普通の人
以上に過酷な体験をしているのが生き残った要因の一つと言えると思う。
苦労しているのでやさしさも身につけている。ひかるは幼児期に猛のやさしさ
に惹かれたというナレーションもあった。
大河原への復讐の頃も絹にはいつもやさしい心遣いをしていた。
「いとしいと思わなかった」と言い切った秀子にも笑顔を見せていた。(笑)
これは文彦のいうところの「ズルガシコイ」というところだろう
最後に火の中に飛び込んで行けたのはひかるへの愛情もあるが
多分戦場での体験も影響していると思う。章次さんが運ばれた病院で自分の手のひらで
猛がタバコの火を消すシーンは鬼気迫るものがあった。



0970名無しさん@お腹いっぱい。03/03/05 17:41ID:eyucnAlh
小学校に行き始めたばっかりなのに、成績は文彦よりいいし
中学には行ってないけど、ひかるに教えられるくらい独学で勉強してたり
16歳で灌漑工事の差配も任されてる。
前半に猛の能力の高さに関するエピソードがきちんと入ってるから
戦後事業に成功し金持ちになってる展開が全然不自然じゃない。
0971名無しさん@お腹いっぱい。03/03/05 19:02ID:T0WgjwoC
>>960
「華の嵐」の方が「愛の嵐」より、キャラもストーリーも設定も整理されていて、
好きだな。
0972名無しさん@お腹いっぱい。03/03/05 19:23ID:BjPm3p3s
三枝家というのは地主としてもかなりの規模なわけで、
おそらく小作を百人単位でかかえていたと思われる。

とすると、三枝家を企業に見立てれば、
一部上場とまでは行かないまでも、地元では一応名の通った企業で
秘書室長・営業部長・企画部長・工場長・総務部長などを
猛は全部あの若さで兼任していたといって良い。

戦地で、上官の平野が猛を重宝がったのは容易に想像が付く。
猛の生い立ちでは間違いなく二等兵だったはずだが、
平野にとっては、歴戦の曹長・伍長なみに頼りになっただろう。
0973ななし03/03/05 22:05ID:Oflav0do
>>968
>治安が崩壊し、第三国人や愚連隊が跋扈していた
>戦後混乱期の新宿・渋谷などの状況を考えれば、
>実際には相当やばい橋を渡っていたことがわかります。
 猛がひかるに復員後の道のりを語る過程で,「人殺し以外なら
何でもしました(中略)。まず,詐欺まがい」と言った後,ひか
るの「やめて!」と悲痛な叫びに似た返答をするシーンは,その前
にある「お前はそんな男じゃない」と声を荒げるシーンとともに,
衝撃の大きさを象徴づけています。ひかるも,勇作を目の当たりに
して裏社会のビジネスを知っているとはいえ,その予想を超えてい
たのは容易に想像がつきます。
>>970
>前半に猛の能力の高さに関するエピソードがきちんと入ってるから
>戦後事業に成功し金持ちになってる展開が全然不自然じゃない。
 猛の能力の高さといえば,英会話の能力を身につけていたという
点も見逃せませんね。猛の向学心がきわめて高いことを裏付けてい
ます。これが勇作への復讐で大きな武器になったのですが。
  

  
0974まむし男爵03/03/05 22:19ID:xxO+BUyV
このスレのクオリティの高さに心から感服!!
0975名無しさん@お腹いっぱい。03/03/06 02:49ID:rSiRAwhN
>>916
>>920
>>924
>>926
>>934
>>943-946
>>953-955
>>965
>>968
>>972

ずっと名無しのまんまだったので、
自分の書いたレス数えてみました。
結構書いてるな。
0976名無しさん@お腹いっぱい。03/03/06 10:33ID:OaORHTK7
>975  私も結構書いてる。ドラマのことでこんなに書き込みしたのは
初めて、ここは後半すごい盛り上がり、DVDの発売の影響と思う。
まだまだ皆さんの視点を知りたいし、書きたいことってある。
多分、こんなドラマはもう出ないだろうね。1000までもう少し
「ごきげんよう」が淋しいなあ。
0977名無しさん@お腹いっぱい。03/03/06 13:19ID:rSiRAwhN
975です。

>>977
> まだまだ皆さんの視点を知りたいし、書きたいことってある。

お仲間のようですね。
パート2(?)でまたお会いしましょう。
0978名無しさん@お腹いっぱい。03/03/06 14:26ID:KWvYtlwG
>>975,976
>ドラマのことでこんなに書き込みしたのは
>初めて、ここは後半すごい盛り上がり、DVDの発売の影響と思う。
 私の場合,KBS京都での再放送直後の1ヶ月で渡辺・田中両氏が出
演されたDVDの6〜13巻(14巻分はKBS京都の再放送ビデオで対応)
を買いました。それを基に,何気ない感想を書いているうちに,
MES975のような,時代考証をふまえた客観的な背景の分析をするファ
ンがいたのが大きかったですね。ストーリーはわかっていても,細かい
シーンをみながら議論するのも面白いことを知りました。DVD1〜5巻の
解釈もしてみたいです。
 「愛の嵐」がDVD化されているのを知ったのは,KBS京都での再放送
をみていた1月中旬のことでした。田中さんの清純かつ可憐な姿は印
象にあったのですが,再放送をみるまで「愛の嵐」は記憶の彼方でした。
ましてや,「華」「夏」「新・愛」は全くみていなかったのです。
そうした中,大袈裟かもしれませんが,DVDが出たのは衝撃的でした。
「コアすぎる話」の掲示板をみながら,改めてストーリーにはまったの
です。DVD発売以前から「愛の嵐」には,熱心なファンがいたようですが,
私の場合,DVDがなかったらここまでは振り返らなかったでしょう。
 本来のテーマである身分差を超えた恋愛とその駆け引きに加えて,甲府
近郊の農村生活史を社会経済環境の変化を交えて描ききった点に,「愛の嵐」
のオリジナリティがあるのでしょう(だから,時代考証付きの解釈が勉強に
なった)。「甲府」という地域へのこだわりが強かったですね。白根町を中心
とするロケの効果も見逃せません。
 このスレッドは,パート2まで進めたいです。CSのファミリー劇場やテレビ
大阪で「華」の再放送が始まっています。「新・愛」も含めた他シリーズ
の議論・感想も楽しみです。




 
0979名無しさん@お腹いっぱい。03/03/06 22:47ID:e8koemqS
幼児期のことですが、猛は何でも文彦のお古なんでしょうが、
あの猛の着物のたけの短いこと。
柄の大きい猛が小柄な文彦のお古を着ている。という設定が良く出てます。
文彦が洋服を着てますが、あれはお金持ちの象徴なのでしょうね。
猛の頭の良さを最初に見抜いたのは伝右衛門でしょうね。
もしも猛がもっと頭が悪かったらあんなに我が子同様いやそれ以上に気を入れて
育てなかったでのではないか
想像ですが、猛を捨てた親も単なる貧乏でなく頭が良かったのかも知れない。
幼児期は「猛が木に吊るされたり「とあとへ繋がってゆくカギが
随所に出て来ますよね。ひかるが猛の言う事を素直に聞いているのも
しゅっちゅうアトを追うようについているのもまるで「小さな恋の物語です」
まさに「歩みを止めれば過去はあざやか」のとおりです。
このスレット2まで進むことを期待します。

0980名無しさん@お腹いっぱい。03/03/07 00:08ID:5pqUnj0j
 以前のMESでも書きましたが,「愛の嵐」の主題歌(「Mrs.メランコリー」)
とサントラを集めたシングルCDが出れば,DVDと共に熱心なファンは買うでしょ
うね。さすがに挿入曲のサントラは6〜7パターンと少ないですが,それでも
ファンならどのシーンで流れた曲かを思い起こすはずです。
 主題歌については,オープニングのものよりも,第39話(戦中編最終話),
最終話のエンディングで流れたものが余韻を残してくれます。欲を言えば,カ
ラオケにも採用されると持ち歌になるのですが。主題歌CDの企画が待たれます。
 
0981名無しさん@お腹いっぱい。03/03/07 03:40ID:G56UcdV9
>>980

主題歌もいいけど、シングルレコードのB面の 紙の船 も
Mrsメランコリー同等かそれ以上の名曲なのよ、というか、主題歌と
同様に、ヒロインの気持ちを切々と・・・。

ああ、当時は、こういうクオリティの高いものが多かっただけに、
今の時代はさみしいなぁ。
0982名無しさん@お腹いっぱい。03/03/07 17:52ID:3lAaId6F
ミセスメランコリー大好きです!
B面「紙の船」ですか。一度聞いてみたいなあ…(>_<。)
0983名無しさん@お腹いっぱい。03/03/07 21:34ID:htFjfXJR
「紙の船」私も聞いて見たい。どなたか歌詞だけでも知っていたら教えて
下さい。
39話でミセスメランコリーの2番が流れてひかるが踊るシーン良かった。
0984名無しさん@お腹いっぱい。03/03/07 21:40ID:5pqUnj0j
>>982

>ミセスメランコリー大好きです!

 ここ数日は,ストーリーをみた後で,最終回のエンディングシーン
もリプレイしていますね。私を含めてB面は知らない人が多いと思います

>>963
>文彦は後半いわゆる良い人になる。猛に頭を下げている姿を見て絹が涙を
>拭っていた。こういう浪花節的シーンも取り入れて上手い組み立て方。
 戦後の文彦の崩れようについても,本格的なサイドストーリーになっていました。
ここでは,上記のシーンに絞りますが,絹の涙のみならず,ひかるの叱咤激励と
いうように,三枝家の物語として単独でも十分な仕上がりになっています。
 また,猛が文彦に木刀を突きつける伏線が文彦の「銀馬車」での粗野な態度+
ツケの返済に対する不信感,そして亡き伝右衛門への忠誠が巧みに組み合わされ
ていた点に迫力を感じさせます。
 これに限らず,「愛の嵐」は,1回の放送が30分なのに,ボリュームは1時間
ものに匹敵していた話も多かったですね。




レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。