仕事人初期の尾中担当回4本は全て見ごたえありますが、
今日見たのは、10話の「木曽節に引かれた愛のその果ては?」です。

女郎おりえ(今出川西紀)が、新左と駆け落ちし、忘八に追われながらも2人で
おりえの故郷である木曽へ行くのですが、行く先々でおりえに不幸が
降りかかります。疲れ果てた新左はおりえを裏切り、
連れ戻しに来た親父のもとへ帰り、おりえは殺されてしまいます。

前半、新左とおりえが固く将来を誓い合うシーンが何度もありましたが、
後半その結束は脆くも崩れ、おりえは愛した男に裏切られて殺されてしまいます。

おりえの境遇があまりにも不幸というか、運が悪いというか…見ていて重くなりました。

ちなみに、この次の作品「極悪人ほどよく眠れるか?」は、愛し合う若い男女二人が、
二人の仲を許さない親によって妨害されながらも、秀の助けを得てやがて親の心を動かしていく、
というお話なので、この2作品は対照的で面白いな、と感じました。