渡し人って第3話で裏家業抗争とか出して極めて散漫な印象があるけど、惣太夫婦との比較を絡めて、大吉夫婦の「関係構築」を中心にしたシリーズにしたら面白かったのかなあ、と不毛なことを考えてしまった。
「おしどり右京」でお役目にしか目の行かない右京とはなの関係「再」構築を、
「仕事屋」で半兵衛夫婦のなにげない日常を、
「仕業人」で割り切ることができないまま関係を続けていく夫婦を、
 それぞれ極めて近い時期に描いてきたので、それらの初期段階というもの、があったらなあ、ってことなんですけど。
 かわいそうな女のために殺人業に手を染め、その女と夫婦にまでなる……その時の感情ではベストでも、後で悩むことはなかったんだろうか(全面的にではないにしても)。
 あ、
 そういう場面って印象にないだけで(厨房でしたから)実際はあったですかねえ。
 ……独り言です。