>>350
――昨日の試合後に、「壁を一つ越えられた」と。あらためて壁の存在はどんなものだったのか。どうやって乗り越えたのか。

 「やはり、このプログラム自体にループが跳べないという印象が結構強くついてしまっていて。
それを何とか超えなきゃいけないな、というものが凄く大きかったですね。
あのー、もちろん、オトナルのその、サルコーにしても、4回転トーループ―3回転トーループにしても、やっぱり何かしら曲としてうまくハマっていないところだったりとか。
本番でうまく決まらない何かがやっぱりあったと思うんですよね。
ただ、それが何だって言われたら、最終的にまだ明確に分かってないんですけど。
まずは超えられたということは、これから自信を持っていける、という風にはなるんで。
やっぱり、失敗した数だけ不安は大きくなりますし。でも、それから成功を1回してしまえば、マグレでも1回成功してしまえば、そこから自信には絶対になるので。
やっぱり大きな自信は得られたなという感触はあります」

 ――スケートカナダで言っていた壁と同じもの

 「そうですね。はい」

 ――4回転ルッツ、サルコーを課題としてやっていたと言っていたが、ファイナルに向けての課題は

 「まあ、とりあえず、ループ、サルコーがとりあえず一番大きな壁だったので。そこを超えられてちょっと安心しているところはあります。
あとはファイナルに向けての一番の課題は、とにかくコンディションをまたしっかり戻しきること。
でー、調子のピークは実際に、そこまで意識していたわけではないですけれども、しっかり、この試合に合わせようとはしていましたけれども、
結果的にちょうどよくファイナルに合うんじゃないかという感覚はちょっとしているので。
その感覚を大切にしながら、ちゃんとピークを持ってけるんだぞ、という感覚を大切にしながら、
その上で、ちゃんとコンディション自体も、体調自体もしっかり整えていくことが今の課題かなと思います」