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この羽生の戦いぶりについて、ひたすら脱帽しているのが、
イタリアのスポーツ専門メディア『OA Sport』だ。

「やはり彼は史上最高のフィギュアスケーターである」と
このように評している。
「彼にふたつ名は必要ない。シンプルにユヅル・ハニュウ
(羽生結弦)という存在が、GPシリーズのファイナルを勝利で飾った。
今日のフィギュア界の”エイリアン”は、並外れた才能を再び観客に見せつけた。

4回転を織り込んだフリープログラムで、ブライアン・オーサーの教え子は
複雑なジャンプやステップを恐るべきポテンシャルでこなしただけでなく、
自らのミスで回転しきれなかった4回転ジャンプを、
3回転とのコンビネーションで終盤に盛り込む、
素晴らしい粘りと機転をみせた。

計300点超えのスコアはもちろん素晴らしい。
だが、結果はそれほど重要ではない。
他を寄せ付けないレベルでプレーする至高のアスリートによる、
素晴らしいスケート・レッスンが披露されたのだ」

試合後はリカバリーを「おまけみたいなもの」と語っていた羽生。
しかし、わずか4分間で自らのミスを取り返そうとするその姿は
”アスリート”のお手本として、高く評価されている。