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 ――メンタルの持っていき方は?

 「メンタルは…。もう、なんか一皮むけたなとは思っています。スケートカナダでやっぱり凄い不安だったんですよ。こんなに落ち着いてていいのかなという感じがしてて。
ただ、結局、オータムの後だったから、スケートカナダがちょっとフワフワしてて落ち着いてたのかなというのが今のところの分析ですし。
今回は今回でスケートカナダのあの演技があったからこそガチガチに緊張したショートがあって、ケガの心配があったフリーの前の練習があって、落ち着いたフリーがあってみたいな流れだったので。もうその時その時のアレでいいんじゃないかなということは思っていますね。
ただ、その時その時のメンタルの状態でもいいかもしれないけれども、体調とか体のコンディションというのはやっぱりベストな状態でなくてはいけない。
そのメンタルに合った状態でなくてはいけないと思っているので。そのバランスを常にいい状態に保てるように、ということはかなり意識したいなと思います」

 ――(6分間練習で)名前をコールされているときに跳ぶ、というのは?

 「あのー、6分間練習の時に、なんか今回はオリンピック2連覇の現役の選手みたいな感じで言われてて。そういう感じのものが全部あるんですよね。全試合、6分間練習であって。
その時に難しいジャンプを跳ぶか跳ばないかって言われたら、いつも一番難しいジャンプを跳んでいるわけではないかもしれないんですけど。
あそこのジャンプを見せることはほとんどないんでよね。それは本当に、なんかシニアに出た時からずっと、たぶんそうなんじゃないかなと思っていて。
たぶん緊張感がありつつ、やっぱ紹介されているので絶対にミスれないみたいな自分にプレッシャーを凄くかけることができるので。
(司会者が“短くあと1問”といい)はい!…ごめんなさい(笑)。そこで跳ぶことによって、自信がつくっていうか。いいアドレナリンの出し方を覚えるっていう感覚はあります」