■羽生、SP首位発進!鬼門GP2戦目で会心の演技/フィギュア 11/22(金) 20:38配信 サンケイスポーツ
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 羽生にとって過去2年のGP2戦目は鬼門だった。一昨年はNHK杯開幕前日、昨年はロシア杯のフリー当日に公式練習で右足首を痛め、長期離脱を余儀なくされた。

 今年は違った。思い入れの深い2季連続で滑る演目「秋によせて」に乗り、冒頭の4回転サルコー、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、4回転−3回転の連続トーループを成功させると、会場を埋めた観客が総立ちとなった。

 NHK杯はシニアデビューした2010年に初出場したGPシリーズ。4回転ジャンプを初成功させた思い入れのある大会だ。五輪2連覇の力は抜けており、SP2位のケビン・エイモズ(22)=フランス=に17・87点の大差をつけた。
アクシデントさえなければシリーズ上位6人で争われるファイナル(12月5〜7日、トリノ)進出はほぼ間違いない。

 スケートカナダでは世界選手権2連覇のネイサン・チェン(20)=米国=が持つ世界最高の合計323・42点に0・83点差と肉薄した。
ルール変更前の合計330・43点はフィギュア史に残る。寒さの増す北の大地で、輝かしいキャリアに新たな一ページを刻んだ。