主殿へ
過去を辿る道のりは、長い。
大友へ。そして足利へ。戦乱の中また大友に戻り、
……そして、秀吉のもとに。

畑の匂いがする奴を、知っている
……秀吉だ。俺はなんで、こんな事も忘れていたんだ
秀吉も……。いや、何でもない
秀吉という男の体に合わせて磨上られた兄弟がいた


主だった豊臣秀吉は私を自分に合わせて磨上げて、今の姿になりましたが……
その頃の思い出は、大坂城と一緒に焼け落ちました
露と落ち 露と消えにし 我が身かな
前の主は背が高くなかったので、それに合わせてわたしはこうなったんです
物腰の割に服が派手……ですか。ははは、前の主の影響ですな


その後は豊臣秀吉、秀頼、徳川家康、そして徳川将軍家と僕は主人を変え、天下人の持つ刀として扱われました。
……なぜ、みんな僕に、そんなに執着したのでしょうね……
刀集めは権力の象徴……知ってますよ


さて、どこだと思う? 丹羽? 柴田? 豊臣? それとも幽霊を斬った彼かな?
どれも違う。


主へ
大坂城に忍び込んで、ついに出くわしてしまった。豊臣秀頼様に。
あの方が、俺を差しているところに。
そして、それを見た途端、全ての記憶が戻ってきたんだ。
秀頼様と、俺が、城とともに炎に呑まれる様が。


豊臣言及全部集めてみたけどこれくらい?;;
ここから回想予想してみて;;