2chが選ぶこのミステリーがすごい!
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0001ラノベから来た
2006/12/17(日) 01:27:45ID:b3hmxYK40053集計人マジック ◆HAGEkUFLrE
2007/01/16(火) 01:13:33ID:AtJT+78d・ 気をつけて読んだけど終盤は驚かされた。 向日葵ほどくせもないので万人むけ。
・ 衝撃度では向日葵よりかは劣る。でもこっちの方が読み物としては優れてる。
・ ここちよく騙された。今年の中では印象深い。
・ 読者の上を行く仕掛けに脱帽。
・ 終盤のカタルシスはこの作者の作品中では1番かもね。
・ 仕掛けが読者を驚かせるだけでなく、物語と上手く絡み合ってるとこも評価したい
2位 三津田信三「厭魅の如き憑くもの」
・ 凶鳥も驚いたけどほどよくまとまったこっちを推す。
・ ミステリー的な落ちも用意してくれてるし、何よりちゃんと怖いのが良い
・ 本格とホラーの核融合。ちゃんと本格しっかりホラー。
・ 今年はこれが一番驚いた。もっと世間に知られてもいい1冊。
・ なんとなく既視感はあるが、こんなまともな本格とは読んでてとても思わなかった。
・ マジ怖かった。あんなに見事に本格でおさまるとはびっくり。この作者凄いわ。
0054集計人マジック ◆HAGEkUFLrE
2007/01/16(火) 01:20:20ID:AtJT+78d・ よく出来てます。これ1作でもいいんですが前作の『春季限定』を読んでからの方がよりベター
・ 意外な展開を見せるストーリーは1級の本格ミステリー。
・ 本格ミステリーでありつつ青春の痛さと苦さがある出色のミステリー。
・ キャラも好きだけど、ラストの衝撃も良かった
4位 乙一「銃とチョコレート」
・ 甘いが時折ビター。
・ いや楽しかった。本を読んでて楽しかったんだなほんと。
・ 面白かったものは面白い。子供向けとしてでなく大人も読めるミステリーランドという叢書の申し子的小説。
・ 読み物としては今年一番。ほんと小学生の時夢中になって読んだホームズ体験を思い出す。
・ ミステリー風味の1級娯楽小説。
0055集計人マジック ◆HAGEkUFLrE
2007/01/16(火) 01:28:18ID:AtJT+78d・ 端正な伏線が回収されるあたりは膝をうった。今年一番感心した本格ミステリー。
・ 本格ならこれ。本格優等生作品。美しい。
・ 終盤の怒涛のひもときは圧巻ですわ。伏線の美学を堪能しました。正統派本格を味わって満足。
・ 対象となる道尾3作品はどれも良作だがこれが一番好み。伏線の回収に尽きる。酔えました。
6位 道尾秀介「向日葵の咲かない夏」
・ これは驚愕の1冊。いやまじぶっとび。詳しく言えないけど。
・ ほとんど反則の超絶ミステリー。はまらなければ壁本になるギリギリの1冊。僕ははまって部屋を駆け回った
・ 読んでしばらくはボー然。とにかくこんなミステリは前代未聞だろう。長く記憶に残る作品として評価したい。
6位 海堂尊「チーム・バチスタの栄光」
・ トリックはオマケ程度だけど、キャラクターが魅力的で語り口もうまい。
・ ミステリーとしては不満だがキャラが際立ってた
・ 一番面白かった本を挙げろと言われたらこれを推奨します。
・ 手術室内で起きた不審死という密室の場面設定は現役医師ならではのリアリティを感じさせる
0056集計人マジック ◆HAGEkUFLrE
2007/01/16(火) 01:36:47ID:AtJT+78d・ 客観的に見ると多分駄目な作品。でもこの本格スピリットは買い。愛があるもん本格にw 今年一番愛すべき作品。
・ 瑕疵も多いが愚直な本格魂は買う。 完成度が高ければ1位も狙えただろうに。
・ 傑作だと思いますよ。トリックが不可能とか細かい事は言わないw 見事に騙されました。懐かしい匂いがしたな。
・ 色々無理があるのに感心してしまうのは構成力のなせる業か。使い古された双子トリックの扱い方が素晴らしい
9位 宮部みゆき「名もなき毒」
・ やっぱり宮部みゆきはうまい。大きく予想を上回る出来。世評の高い「模倣犯」や「理由」よりこちらの方が上だと思う
・ 中々の出来で驚いた。最近の中でも上位の出来でしょう。
・ うまい。誰が読んでもハズレとは言わないだろう。
10位 法月綸太郎「怪盗グリフィン、絶体絶命」
・ ミステリーランド。テンポよく読め後半の論理も楽しい。叢書の狙いにもストレートに応えれていると思う。見事。
・ 『再び赤い悪夢』と同じ作者が書いているとは思えない。これもミステリ度というより面白かった度で評価。
・ さすがに手堅い出来。同期で同じ時期にだした綾辻は見習えと言いたいw
0057集計人マジック ◆HAGEkUFLrE
2007/01/16(火) 01:47:42ID:AtJT+78d・ かなりヘビーだが読み応えのある1冊。特に1部と2部は素晴らしい出来。
・ 貫井の最高傑作。テーマが重いとかいわれてるが、読み出すとやめられない。着地もまずはきちんと決まっている。
・ 読んでて引き込まれた。かなり面白かった。
西尾維新「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」
・ これは漫画のノベライズじゃなく設定を借りた西尾のオリジナル作品。かなりよくできてます。
・ 超1級のノベライズ。そして1級のミステリーでもある。
・ 読んでて最も楽しかった本。ほんと続きが読みたいです。
香納諒一「贄の夜会」
・ 詰め込みすぎて消化不良を犯してる感も否めないがすこぶる面白かった。ハードボイルド系?では今年一番面白い。
・ サイコサスペンスとハードボイルドと警察小説のごった煮w 終盤が不満だが一気読みの快作。
・ いろいろな要素が詰め込まれているが怒涛の展開に頁をめくる指が止まらず、最後までダレることなく楽しめた。
平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」
・ 読んでて自分の足元がぐらぐらする酩酊感を味わった。深夜にひとりで読んで下さい。異形の世界へ旅立てます。
・ 一位じゃないけど抑えておきたい作品。ミステリの周辺というのもここ最近広がってきた気がする。
・ グロだと思って恐々読んだけど問題なし。程よいグロさでくせになるかも。長編で悶絶ホラー出して欲しいな。
0058集計人マジック ◆HAGEkUFLrE
2007/01/16(火) 01:53:07ID:AtJT+78d・ 結末に口あんぐりの驚愕トリック! 奇怪な舞台設定や語り口、今年一番本格スピリットを持った作品。
・ 終盤に明かされるトリックは仰天必至。
石持浅海「顔のない敵」
・ 批判が案外多いけど楽しめた作品。この作者のロジックが自分には合うんだろう。
・ 対人地雷という異色なテーマを下敷きにした本格作品。でも一番のお気に入りはテーマとは無関係の「暗い箱の中で」。
鳥飼否宇「激走 福岡国際マラソン」
・ ミステリじゃない部分のエンタメ性を買って。
・ うそーん、だまされた
島田荘司「UFO大通り」
・ 島壮ファンなら納得の出来の中編集。傘を折る女が評判いいが表題作がお薦め。初期の挨拶やダンス好きなら損はないです
・ 今年は島田荘司ラッシュだったけど、傘を折る女は初期作品に比肩する出来。
0059名無しのオプ
2007/01/16(火) 01:58:51ID:vSyfntVYしかしあんまり投票数伸びなかったなぁ。
来年(というか今年末)はスムーズに行きたいもんだね
0060集計人マジック ◆HAGEkUFLrE
2007/01/16(火) 02:02:16ID:AtJT+78d・ 終盤の悲しい展開が予想外。でも続編を期待させないという点でありかも
「陰日向に咲く」
・ 笑って泣けるという陳腐な表現しかできないけど、笑いの部分の馬鹿さ加減が好き。
「夏の魔法」
・ 衝撃度ならミステリフロンティアの中でも1、2を争う。こういう恋愛小説こそ売れるべき
「福家警部補の挨拶」
・ コロンボヲタによるコロンボ的作品。ツボにはまってしまった。
「犬坊里美の冒険」
・ ある意味今年最も驚いた作品。土曜ワイド劇場みたいな話なのにあの強烈トリック。島壮恐るべし。
「天涯の砦」
・ 冒険小説風味。息もつかせぬプロットも良いが、ヒーローではない人間臭いキャラたちの言動も印象的
「陽気なギャングの日常と襲撃」
・ 個々の話は楽しめた。伏線回収が無理くりだったかも
「毒」
・ 「審判」ほどの派手さはないが、きっちり書かれた本格モノ。
「落下する緑」
・ ジャズに興味がない人でもこの作品のグルーヴ感は伝わるはず
「トーキョー・プリズン」
・ 終戦直後の戦犯収容所が舞台なのに、重くならず、どんどん読み進めてしまう。
0062集計人マジック ◆HAGEkUFLrE
2007/01/16(火) 02:07:40ID:AtJT+78d・ 腐っても京極か。キャラだけでも読ませる筆力だからね。
山本弘「アイの物語」
・ ロボットと人間との友情、SF的な味付けと温かい感じが良かった。
今邑彩「いつもの朝に」
・ 厚めの作品でありながら一気に読ませる。本を読んで泣くことがほとんどない自分でさえ終盤はグッときた
大岩正幸「ポワロック氏の事件簿 迷宮のレティーシア」
・ ファンタジー世界の設定を生かしたミステリとして秀逸。連作としても良くできており、是非本格ミステリファンに読んで欲しい
建倉圭介「デッドライン」
・ エトロフ発緊急電と似ているけど、それに負けないくらいの冒険小説。
綾辻行人「びっくり館の殺人」
・ 短い分だけ暗黒館よりずっといいわこれw 綾辻が言うところの本格ミステリーの雰囲気はでてる。
薬丸岳「闇の底」
・ 「天使のナイフ」より格段の進歩。緻密な計算に立って書かれている。この調子なら来年は道尾に次ぐ期待株になると予想
辻村深月「ぼくのメジャースプーン」
・ 考えると辛い
我孫子武丸、他「気分は名探偵」
・ アンソロジーものは物足りない印象を持つことが多いのだが本作は少々違った。貫井と我孫子の作品が好み。
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