トップページmystery
571コメント391KB

2chが選ぶこのミステリーがすごい!

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001ラノベから来た2006/12/17(日) 01:27:45ID:b3hmxYK4
スレタイの通り、2ch内で今年のミステリランキングを作るスレです 。

0362名無しのオプ2009/02/01(日) 02:39:01ID:FZYB+DGv
『山魔の如き笑うもの』 三津田信三
・山魔は首無には劣るが終盤の怒涛の謎解きには近作も唸らされた。
・首無に勝るとも劣らない傑作。終盤のしつこいぐらいのどんでん返しに満腹。
・山魔というかこのシリーズは毎年1位にしてます。個人的にこの雰囲気がすきです。
・去年よりは落ちるけど、ド本格では出色の出来
・文章がとっつきにくいとは思わない俺にとって三津田は神。
 山魔も文句なしの傑作。どんでん返しの連続に酔った。
・傑作ホラーミステリ・シリーズ第4弾。大量の伏線が回収される怒涛の解決が圧巻。
・細かい伏線と過剰なほどのどんでん返しに酔った。誤植は萎えた。
・毎度の事ながら前半やつぎばやに飛び出す怪奇趣味が後半
 バシバシ解かれていく様に酔う。本当凄いわこの人。

『ラットマン』 道尾秀介
・1位には完全に騙されたラットマンを。道尾の今の所の最高傑作だと思う。
・思わずやられたーと叫びたくなる『ラットマン』が1位かな。
・作者の仕掛けにまんまとやられたね。アレはやられるよお見事。
・道尾作品は向日葵が合わなくてそれ以降読んでなかったんですが、勧められて読んだ
 ラットマンが大変面白かったです。仕掛けも優れてるし読み終えた後胸が熱くなりました。
・文句なしに1位。「シャドウ」だけかと思ってたけど、これで一皮むけた。直木賞は残念だったね。
・わかっていてもやられる快感。
・僕の中では飛びぬけて面白かった。上手いとしかいいようがない。
・騙されないぞど構える人に勧めたい傑作。

『堕天使拷問刑』 飛鳥部勝則
・完全に好みだったので。あのぶっとびよう好きですw
・個人的にかなりツボだった。
・おもしろさ、すごさでいけばここ数年のbPだね。
・意外とまっとうな本格。
・キワモノと思われがちだがまっとうな本格。
 個人的にはもっとキワモノしてくれたほうがいいんだけど。
・やりたい放題やっておきながら最後にきれいにまとめてしまう豪腕。
・世界観がぶっ飛び過ぎてるけど、ネタとしてはかなり衝撃的だった。ホラーガイドも良い。
0363名無しのオプ2009/02/01(日) 02:39:41ID:FZYB+DGv
『完全恋愛』 牧薩次
・個人的にかなりツボだった。
・おじいちゃん頑張った
・大御所が守りに入らず現代のミステリに挑んだ名作。
 道尾秀介はもちろん西尾維新までターゲットにいれてる感が。
・味わい深いキャラが多くて読み応えがあり、ミステリとしても面白い。

『造花の蜜』 連城三紀彦
・各誌の対象には遅すぎた『造花の蜜』が個人的に最高でした。
・連城さんは久しぶりの新作だったけど面白かったです。読者を惑わせる仕掛けは一級品です。
・まるで新人並に飛ばしまくり。誘拐ものオールタイムベスト級の傑作。
 確かにラストのアレは完成度を落としてる。でもこのミステリ魂をあえて支持したい。

『エコール・ド・パリ殺人事件』 深水黎一郎
・事件と美術史が見事に絡み合っていた。
・一見地味で手堅い雰囲気の陰に大胆で意欲的な仕掛けを潜ませた傑作。

『新世界より』 貴志祐介
・上巻だけなら1位だった。余りの面白さに一気読みして慌てて下巻買いに走ったね。
・大作ながら時間を忘れて貪り読んだ。世界観に惹かれた。
・問答無用に面白い。自走式図書館タソ萌え。

『少女ノイズ』 三雲岳斗
・なんとなくGOTH思い出した。本格好きも楽しめるよ。
・ラノベ風ミステリ。
・全く期待してなかったけど面白かったので逆に点が甘くなったかな。
・飛び抜けて面白い話はないけど全部読み終えると面白かったなと思えた。

『告白』 湊かなえ
・一発屋じゃないことを祈る。
・途中のだるさが気になり、最後まで集中力が持ちませんでした。
・新人賞受賞という好機を最大限生かして生まれた作品だと感じた。こういう悪ノリは個人的にかなり好きです。
0364名無しのオプ2009/02/01(日) 02:40:11ID:FZYB+DGv
『ディスコ探偵水曜日』 舞城王太郎
・どこを切ってもトンデモ。後半に至ってはバカSF。だけど「愛」が物語を支えた。
・延々と続く推理合戦が楽しかった。後半のSF展開はちょっとだけど
・ディスコ探偵は愛

『官能的 四つの狂気』 鳥飼否宇
・色々としびれた…。
・ばか丸出しが読んでて心地良いです。この人は最終章でひっくり返すけど蛇足に感じます。
・増田助教授の変態ぶりと、“変態の論理”に基づく超絶推理が凄まじい、文句なしのバカミス。

『退出ゲーム』 初野晴
・米澤不在の穴埋めを果たした気がします。2つ目の話がとても素敵でした。
・僕も二話目が好きです。文章も平凡すぎず凝りすぎずで上手いなあと思う。

『聖女の救済』 東野圭吾
・空前の大ブームの中、こんな馬鹿トリック一発な本格が来てくれたことに感動
・ブームの中、世間体など気にせず投げてくれたド本格。
 前作には及ばんけど、やっぱ東野はすごいと思った。
・そつなくまとめた感じ。驚愕することはないけど安定した面白さです。

『1/2の騎士 harujion』 初野晴
・構成が良くできてる作品。ファンタジーだがミステリー好きも楽しめるはず。
・退出ゲームもいいけど特殊な世界観を見事に生かしたこっちを。
 今年の2作で最も次が楽しみな作家に。
・全く期待してなかったけど面白かったので逆に点が甘くなったかな。
・初野は今年最も期待できる作者。この作品は文句なしの良本格。
 カバーなどでスルーしてる本格好きは読まないと損だよ。

『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
・今更だけど本当に良かった。ついに伊坂が一皮むけた。
・ささやかな抵抗と友情についての物語。もう戻れなくても残るものはある。
・ゴールデンスランバーは対抗
0365名無しのオプ2009/02/01(日) 02:41:15ID:FZYB+DGv
『ジョーカー・ゲーム』 柳広司
・ジョーカーゲームは硬派
・良作が多い。長編が読みたいけどこのレベルを維持できるか?
・スパイもので短編集という難業に挑戦した意気を買う。

『カラスの親指』 道尾秀介
・(道尾作品は)2作ランクインしましたが大技が光るカラスを上にしました。
 技巧はラットの方が優れてますが、小説自体の出来はこっちが上でしょう。
・カラスの親指は絆

『狐火の家』 貴志祐介
・貴志は新世界よりも力作だけど、一編で長編分の満足感が味わえる狐火の家に。

『遠海事件』 詠坂雄二
・あの禍々しい雰囲気の中で語られるくそまじめなロジックが笑えた。しかも上質。

『君の望む死に方』 石持浅海
・構成の勝ち。
・そつなくまとめた感じ。驚愕することはないけど安定した面白さです。
・前作以上に倒叙ミステリの形式をひねり倒した意欲作。

『黒百合』 多島斗志之
・感傷コンパスは今作のための前哨戦だった。ザコ呼ばわりする奴には分からない名人芸。
・ミステリ的な仕掛けで驚かされた作品としてはこれがベスト。
 このスレでの評価が低いのは新本格の衣を纏っていないせいか?

『十三回忌』 小島正樹
・最後の一撃もそうなんですが、それまでのコード型本格が好みです。
 ただ探偵役に魅力がないのが欠点ですね。
・如何にも島荘の直弟子らしい作風でミステリーもドラマも良かった。
 ただこれ以上は師匠に似ないでね。
0366名無しのオプ2009/02/01(日) 02:42:27ID:FZYB+DGv
『裁判員法廷』芦辺拓
・制約が多いフォーマットの中でこれだけの驚きを与えられるのは凄い。
・タイムリーなテーマで見事な本格に仕上がっている。
 作者の狙いにまんまとはまった。

『もう誘拐なんてしない』 東川篤也
・テンポがよかったです。

『弥勒世』 馳星周
・大作ながら時間を忘れて貪り読んだ。圧倒的な重さに惹かれた。

『倒立する塔の殺人』 皆川博子
・おばあちゃん頑張った

『肺魚楼の夜』 谺健二
・久々の新作だったが面白かった。まさか本当にアレが……という驚き。
 そして……。

『流星の絆』 東野圭吾
・エンタメ小説としては言うことない出来。

『七つの海を照らす星』 七河迦南
・新人とは思えない。読み応えもあり仕掛けもいい。

『名前探しの放課後』 辻村深月
・あんまり評価されてないけど、いい出来だよ。近年の青春ミステリものならベスト。

『みなさん、さようなら』 久保寺健彦
・ジャンル外な気もするけど、団地内冒険小説ということでひとつ。

『耳をふさいで夜を走る』 石持浅海
・これもなかなかの悪ノリ作品。勢いで読めました。著者の新境地では。
0367名無しのオプ2009/02/01(日) 03:14:32ID:FZYB+DGv
『傍聞き』 長岡弘樹
・傍聞きは発見

『妃は船を沈める』 有栖川有栖
・作家アリスでは久々のヒット、前半の「猿の手」が素晴らしかった

『賢者の贈り物』 石持浅海
・玉石混交というか多彩なラインアップ。
 結末もいいけど侃々諤々意見を戦わせる過程が楽しい。

『芝浜謎噺』 愛川晶
・ひとつひとつがとても濃密でした。

『トスカの接吻』 深水黎一郎
・深水作品はエコールよりトスカを選びました。
 三津田作品のような派手さはないですが、細かい技巧を凝らした秀作でしょう。
 オペラに詳しければもっと上の順位だったでしょうね。

『ようこそ無目的室へ』 在原竹広
・ラノベ。だからといって無視はしないでほしい作品。本格ファンは必読書。

『きのうの世界』 恩田陸
・きのうの世界は神話

『しらみつぶしの時計』 法月綸太郎
・正直なところ信者補正だけど、好きなんで

『ペガサスと一角獣薬局』 柄刀一
・本格短編集の傑作。堪能しました。

『とある飛空士への追憶』 犬村小六
・ラノベだがど真ん中ストライクの冒険小説っぷりにしびれた。
0368名無しのオプ2009/02/01(日) 03:15:02ID:FZYB+DGv
『ファイナル・ゲーム』 黒武洋
・デスゲーム枠。『出口なし』と迷ったが小説としての体を
 幾分成しているこちらに。人には薦めません。

『モザイク事件帳』 小林泰三
・邪悪な鬼才がミステリのお題をおもちゃにした怪作。

『モダンタイムス』 伊坂幸太郎
・漂う不穏な雰囲気が好きですが、後半はややぐだぐだっだったかも。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています