特に海外はあまり読んでいないのですが、枯れ木も山の賑わいということで……。

〈国内〉
1.『エコール・ド・パリ殺人事件』深水黎一郎
2.『山魔の如き嗤うもの』三津田信三
3.『官能的 四つの狂気』鳥飼否宇
4.『君の望む死に方』石持浅海
5.『堕天使拷問刑』飛鳥部勝則
6.『モザイク事件帳』小林泰三

1〜3.のコメントはここ↓に書いたので省略。
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/text/2008best.html
4.前作以上に倒叙ミステリの形式をひねり倒した意欲作。
5.やりたい放題やっておきながら最後にきれいにまとめてしまう豪腕。
6.邪悪な鬼才がミステリのお題をおもちゃにした怪作。


〈海外〉
1.『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』ギルバート・アデア
2.『七番目の仮説』ポール・アルテ
3.『ウォリス家の殺人』D.M.ディヴァイン
4.『紫雲の怪』ロバート・ファン・ヒューリック

1〜3.については同上。
4.シリーズ随一の複雑怪奇な構図と多重解決風の展開が見事。