2chが選ぶこのミステリーがすごい!
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0001ラノベから来た
2006/12/17(日) 01:27:45ID:b3hmxYK40298名無しのオプ
2009/01/11(日) 17:59:22ID:7veTefd80299名無しのオプ
2009/01/11(日) 18:37:24ID:Xf29eHms>「スレタイに年号が入っているから投票が伸びない」と言い張って
>ごり押しでこのスレを立てたくせに、また新スレ立てるって正気か?
>
>ルールをまったく守る気のない奴が、投票だの集計だのほざくな!
これじゃレスが増えないわな。まるでヤクザ見たい。
0300名無しのオプ
2009/01/11(日) 18:52:15ID:gqKj1UHh0301名無しのオプ
2009/01/12(月) 00:29:54ID:GZTRUPEM2位,『山魔の如き嗤うもの』三津田信三
3位,『官能的』鳥飼否宇
4位,『完全恋愛』牧薩次
5位 『堕天使拷問刑』飛鳥部勝則
6位 なし
1位から3位までは黄金の羊毛亭とまったく同じになってしまった。http://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/text/2008best.html
4位と5位は個人的にかなりツボだった。
0303名無しのオプ
2009/01/12(月) 10:21:48ID:yZDXaiVV0304名無しのオプ
2009/01/12(月) 15:19:08ID:Ou1a7evn0305名無しのオプ
2009/01/12(月) 15:59:27ID:eAMPVoYU0306名無しのオプ
2009/01/12(月) 23:58:49ID:avgGL63Q2位, 『山魔の如き嗤うもの』三津田信三
3位, 『ラットマン』 道尾秀介
4位, 『狐火の家』貴志祐介
5位, 『遠海事件』 詠坂雄二
6位 『聖女の救済』 東野圭吾
<総評>
1位の堕天使は完全に好みだったので。あのぶっとびよう好きですw
確かに本格は昨年は数はあるけど強烈な作品がなかったですね。
『造花の蜜』を読んで投票したかったけど金欠で当分読めそうもないので。
あと過疎ってるので三連休最後だしageときますね。
0307名無しのオプ
2009/01/13(火) 00:27:01ID:i/gen/qzないかと……
自分みたく必死こいて読んでる途中の人も結構いるんじゃないかと予想
0308名無しのオプ
2009/01/13(火) 03:51:17ID:EkDGfR5K0309名無しのオプ
2009/01/13(火) 17:56:08ID:EapdK3wr2位, 『山魔の如き嗤うもの』三津田信三
3位, 『ラットマン』 道尾秀介
4位, 『狐火の家』貴志祐介
5位, 『遠海事件』 詠坂雄二
0310名無しのオプ
2009/01/15(木) 21:29:49ID:BL71ENr80311名無しのオプ
2009/01/15(木) 21:39:39ID:zlVize6L0312名無しのオプ
2009/01/15(木) 22:24:47ID:hz+ovpSh1位 『堕天使拷問刑』飛鳥部勝則
2位 『山魔の如き嗤うもの』三津田信三
3位 『青銅の悲劇』笠井潔
4位 『狐火の家』貴志祐介
5位 『遠海事件』詠坂雄二
6位 『退出ゲーム』初野晴
<海外>
1位 『フロスト気質』ウィングフィールド
2位 『ナポレオン剃刀の冒険』クィーン
3位 『荒野のホームズ』ホッケンスミス
4位 『チャイルド44』スミス
5位 『ダルジールの死』ヒル
個人的には、国内のほうが良作が多かったなあ。
とはいえ、海外にはまだ読んでない本がたくさんあるけど。
0313名無しのオプ
2009/01/15(木) 22:59:27ID:h1bdRHyZ0314名無しのオプ
2009/01/16(金) 02:55:09ID:DXx97LAV0315名無しのオプ
2009/01/16(金) 03:48:05ID:licb6M2i何より各作品に対するコメントが全く無いのが怪しい
0316名無しのオプ
2009/01/16(金) 22:05:35ID:Igtyaa/o2位, 『完全恋愛』牧薩次
3位, 『ラットマン』 道尾秀介
4位 『造花の蜜』 連城三紀彦
5位,『山魔の如き嗤うもの』三津田信三
『堕天使拷問刑』はおもしろさ、すごさでうけばここ数年
のbPだね。
0317名無しのオプ
2009/01/16(金) 22:35:05ID:KUh2/gXh0318名無しのオプ
2009/01/16(金) 23:58:34ID:yiyDyO8/1『聖女の救済』
2『倒立する塔の殺人』
3『完全恋愛』
4『山魔の如き嗤うもの』
5『妃は船を沈める』
6『しらみつぶしの時計』
1空前の大ブームの中、こんな馬鹿トリック一発な本格が来てくれたことに感動
2おばあちゃん頑張った
3おじいちゃん頑張った
4去年よりは落ちるけど、ド本格では出色の出来
5作家アリスでは久々のヒット、前半の「猿の手」が素晴らしかった
6正直なところ信者補正だけど、好きなんで
なんだか名のある人ばっかになったけど「少女ノイズ」「退出ゲーム」「ジョーカー・ゲーム」あたり
結構初めて読んで拾い物だった作家さんなんかも多くて
これこそ1位!みたいに大嵌りした作品こそないものの、08年は概ね満足でしたね
0319名無しのオプ
2009/01/17(土) 00:03:24ID:nOLFrGz6あのお歳であれ書けるってのはすげえわ
0320名無しのオプ
2009/01/17(土) 01:09:14ID:2PZyr+6l0321名無しのオプ
2009/01/17(土) 17:40:48ID:uHdtfuEN探偵役の巡査カナシス
0322名無しのオプ
2009/01/17(土) 22:14:51ID:3D2CMVCN2 『ディスコ探偵水曜日』舞城王太郎
3 『完全恋愛』牧薩次
4 『ゴールデンスランバー』伊坂光太郎
5 『黒百合』多島斗志之
6 『1/2の騎士』初野晴
1 まるで新人並に飛ばしまくり。誘拐ものオールタイムベスト級の傑作。
確かにラストのアレは完成度を落としてる。でもこのミステリ魂をあえて支持したい。
2 どこを切ってもトンデモ。後半に至ってはバカSF。だけど「愛」が物語を支えた。
3 ささやかな抵抗と友情についての物語。もう戻れなくても残るものはある。
4 大御所が守りに入らず現代のミステリに挑んだ名作。道尾秀介はもちろん西尾維新までターゲットにいれてる感が。
5 感傷コンパスは今作のための前哨戦だった。ザコ呼ばわりする奴には分からない名人芸。
6 退出ゲームもいいけど特殊な世界観を見事に生かしたこっちを。今年の2作で最も次が楽しみな作家に。
次点は『MM9』山本弘。見事な構成。
0323名無しのオプ
2009/01/17(土) 22:15:58ID:3D2CMVCN0324名無しのオプ
2009/01/19(月) 01:21:36ID:rKo+3CXn0325名無しのオプ
2009/01/19(月) 01:35:34ID:otPuvh1B2位『聖女の救済』東野圭吾
3位『遠海事件』詠坂雄二
4位『名前探しの放課後』辻村深雪
5位『ようこそ無目的室へ』在原竹広
1は文句なしに1位。「シャドウ」だけかと思ってたけど、これで一皮むけた。直木賞は残念だったね。
2はブームの中、世間体など気にせず投げてくれたド本格。前作には及ばんけど、やっぱ東野はすごいと思った。
3はあの禍々しい雰囲気の中で語られるくそまじめなロジックが笑えた。しかも上質。
4はあんまり評価されてないけど、いい出来だよ。近年の青春ミステリものならベスト。
5はラノベ。だからといって無視はしないでほしい作品。本格ファンは必読書。
時点は湊かなえ『告白』。一発屋じゃないことを祈る。
0326名無しのオプ
2009/01/19(月) 01:37:28ID:otPuvh1B0327名無しのオプ
2009/01/19(月) 02:23:10ID:7FzG80VB先月から各ベスト企画を参考に国内・海外の読み落としを集めて必死に
読んでるんですが、まだ10冊近く残っていて、とても明日中には
消化しきれないのです。
月末までには確実に片付けられるのですが……。
勝手な言い分ですが、決して当てもなく言っている訳ではないです。
何でしたら、リストを晒します。
何卒、御一考の程お願い致します。
0328名無しのオプ
2009/01/19(月) 06:06:45ID:rKo+3CXn一票でも意義のある票が増えるのであれば、個人的には延長してもいいと思いますが
私ひとりで決めることはできませんので、スレのみなさんで検討していただければと思います。
国内:14票
>>272,277,285,286,288,289,293,301,306,312,316,318,322,325
海外:3票
>>282,287,312
0329名無しのオプ
2009/01/19(月) 09:42:08ID:AKNVy2AN0330名無しのオプ
2009/01/19(月) 09:55:54ID:hKITLWcq2.『流星の絆』 東野圭吾
3.『七つの海を照らす星』 七河迦南
4.『堕天使拷問刑』 飛鳥部勝則
5.『君の望む死に方』 石持浅海
6.『少女ノイズ』 三雲岳斗
1.わかっていてもやられる快感。2.エンタメ小説としては言うことない出来。
3.新人とは思えない。読み応えもあり仕掛けもいい。4.意外とまっとうな本格。
5.構成の勝ち。6.ラノベ風ミステリ。
次点は『誰が疑問符をつけたか』太田忠司、『もう誘拐なんてしない』東川篤哉。
0331名無しのオプ
2009/01/19(月) 10:53:29ID:/tV6IXSt2位, 『タンゴステップ』へニング・マンケル
3位, 『グリーンサークル事件』エリック・アンブラー
4位, 該当作なし
5位, 『アトラスの使徒』サム・ボーン
6位, 『運命の日』デニス・ルへイン
<総評>
1位ローザンはシリーズ最高傑作か
1位2位3位と5位6位の間に段差があるのは
文庫版か文庫ではないかの値段の差
0332名無しのオプ
2009/01/19(月) 21:34:52ID:AGjj8u1L延長でいいと思う。理由は>>328さんと同じ。
ただ延長の更に延長とかになっちゃうとグダグダになるので
月末なら月末までと確定させた方がいいかな。
0333名無しのオプ
2009/01/20(火) 12:08:22ID:bk+m1Gts投票数が少ない(特に海外)し、
月末ならキリも良いし
参考にするためにも分母が多くなるのを期待!
0334名無しのオプ
2009/01/20(火) 13:21:13ID:M6BIK9wZ疑うわかじゃないけど、309さんにはもう一度コメントつきで投票しなおしてもらいたい
0335名無しのオプ
2009/01/21(水) 23:07:13ID:+pbUAyHO2位少女ノイズ
3位1/2の騎士
4位ディスコ探偵水曜日
5位君の望む死に方
6位聖女の救済
<総評>
去年はラットマンが僕の中では飛びぬけて面白かった。上手いとしかいいようがない。
2位と3位は全く期待してなかったけど面白かったので逆に点が甘くなったかな。
4位は延々と続く推理合戦が楽しかった。後半のSF展開はちょっとだけど
5位6位はそつなくまとめた感じ。驚愕することはないけど安定した面白さです。
0336名無しのオプ
2009/01/22(木) 00:47:14ID:sITagolB0337名無しのオプ
2009/01/24(土) 19:15:48ID:2YZ8GFI80338名無しのオプ
2009/01/30(金) 12:31:16ID:i8SQ8dR22「官能的」鳥飼否宇
3「告白」湊かなえ
4「退出ゲーム」初野晴
5「芝浜謎噺」愛川晶
6「モダンタイムス」伊坂
1、テンポがよかったです。
2、ばか丸出しが読んでて心地良いです。この人は最終章でひっくり返すけど蛇足に感じます。
3、途中のだるさが気になり、最後まで集中力が持ちませんでした。
4、米澤不在の穴埋めを果たした気がします。2つ目の話がとても素敵でした。
5、ひとつひとつがとても濃密でした
6、漂う不穏な雰囲気が好きですが、後半はややぐだぐだっだったかも。
0339名無しのオプ
2009/01/31(土) 00:15:56ID:esqIxZsx2「黒百合」多島斗志之
3「完全恋愛」牧薩次
4「耳をふさいで夜を走る」石持浅海
5「裁判員法廷」芦辺拓
6「退出ゲーム」初野晴
1、新人賞受賞という好機を最大限生かして生まれた作品だと感じた。
こういう悪ノリは個人的にかなり好きです。
2、ミステリ的な仕掛けで驚かされた作品としてはこれがベスト。
このスレでの評価が低いのは新本格の衣を纏っていないせいか?
3、味わい深いキャラが多くて読み応えがあり、ミステリとしても面白い。
4、これもなかなかの悪ノリ作品。勢いで読めました。著者の新境地では。
5、制約が多いフォーマットの中でこれだけの驚きを与えられるのは凄い。
6、僕も二話目が好きです。文章も平凡すぎず凝りすぎずで上手いなあと思う。
0340名無しのオプ
2009/01/31(土) 00:46:40ID:VynzHoAk0341名無しのオプ
2009/01/31(土) 01:00:39ID:7udXPOc90342名無しのオプ
2009/01/31(土) 01:35:37ID:VynzHoAkラストスパートかけます!
0343名無しのオプ
2009/01/31(土) 11:10:12ID:iSYRn1ei2「カラスの親指」道尾秀介
3「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎
4「傍聞き」長岡弘樹
5「ジョーカー・ゲーム」柳広司
6「きのうの世界」恩田陸
ディスコ探偵は愛
カラスの親指は絆
ゴールデンスランバーは対抗
傍聞きは発見
ジョーカーゲームは硬派
きのうの世界は神話
0344名無しのオプ
2009/01/31(土) 11:12:10ID:iSYRn1ei2「極限捜査」オレン・スタインハウワー
3「検死審問 インクエスト」パーシヴァル・ワイルド
4「20世紀の幽霊たち」ジョー・ヒル
5「狂犬は眠らない」ジェイムズ・グレイディ
6「タンゴステップ」ヘニング・マンケル
チャイルド44は苦闘
極限捜査は決断
検死審問は古典
20世紀の幽霊たちは思い出
狂犬は眠らないはROCK
タンゴステップは渋味
0345名無しのオプ
2009/01/31(土) 17:26:24ID:OhiA8Wry1位,『山魔の如き嗤うもの』 三津田信三
2位,『ラットマン』 道尾秀介
3位,『1/2の騎士』初野晴
4位,『ジョーカー・ゲーム』柳広司
5位,『堕天使拷問刑』 飛鳥部勝則
6位,『少女ノイズ』 三雲岳斗
<総評>
文章がとっつきにくいとは思わない俺にとって三津田は神。
山魔も文句なしの傑作。どんでん返しの連続に酔った。
ラットマンは騙されないぞど構える人に勧めたい傑作。
初野は今年最も期待できる作者。この作品は文句なしの良本格。
カバーなどでスルーしてる本格好きは読まないと損だよ。
ジョーカーゲームは良作が多い。長編が読みたいけどこのレベルを維持できるか?
堕天使はキワモノと思われがちだがまっとうな本格。
個人的にはもっとキワモノしてくれたほうがいいんだけど。
少女ノイズ飛び抜けて面白い話はないけど全部読み終えると面白かったなと思えた。
0346名無しのオプ
2009/01/31(土) 18:02:47ID:Vif1ka+x〈国内〉
1.『エコール・ド・パリ殺人事件』深水黎一郎
2.『山魔の如き嗤うもの』三津田信三
3.『官能的 四つの狂気』鳥飼否宇
4.『君の望む死に方』石持浅海
5.『堕天使拷問刑』飛鳥部勝則
6.『モザイク事件帳』小林泰三
1〜3.のコメントはここ↓に書いたので省略。
ttp://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/text/2008best.html
4.前作以上に倒叙ミステリの形式をひねり倒した意欲作。
5.やりたい放題やっておきながら最後にきれいにまとめてしまう豪腕。
6.邪悪な鬼才がミステリのお題をおもちゃにした怪作。
〈海外〉
1.『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』ギルバート・アデア
2.『七番目の仮説』ポール・アルテ
3.『ウォリス家の殺人』D.M.ディヴァイン
4.『紫雲の怪』ロバート・ファン・ヒューリック
1〜3.については同上。
4.シリーズ随一の複雑怪奇な構図と多重解決風の展開が見事。
0347名無しのオプ
2009/01/31(土) 19:09:57ID:AISTFj040348名無しのオプ
2009/01/31(土) 19:33:07ID:7udXPOc90349名無しのオプ
2009/01/31(土) 21:42:13ID:ahRMUcXT2位,『新世界より』貴志祐介
3位,『山魔の如き嗤うもの』三津田信三
4位,『みなさん、さようなら』久保寺健彦
5位,『賢者の贈り物』石持浅海
6位,『ファイナル・ゲーム』黒武洋
<総評>
1位,『造花の蜜』や『黒百合』『聖女の救済』など
気になった作品が未読なので空白で。まずかったら繰り上げて下さい。
2位,問答無用に面白い。自走式図書館タソ萌え。
3位,細かい伏線と過剰なほどのどんでん返しに酔った。誤植は萎えた。
4位,ジャンル外な気もするけど、団地内冒険小説ということでひとつ。
5位,玉石混交というか多彩なラインアップ。
結末もいいけど侃々諤々意見を戦わせる過程が楽しい。
6位,デスゲーム枠。『出口なし』と迷ったが小説としての体を
幾分成しているこちらに。人には薦めません。
去年は読書にあまり時間を割けなかった。
今年は読書ともどもゆとりある生活が送れますように。
0350名無しのオプ
2009/01/31(土) 23:04:52ID:ahRMUcXT>>342はもう投票したのかな
0351名無しのオプ
2009/01/31(土) 23:08:52ID:wUOBOAS/2位,『運命の日』 デニス・ルヘイン
3位,『フロイド気質』R.D. ウィングフィールド
4位,『チャイルド55』トム・ロブ・スミス
5位,『深海のYrr』フランク・シェッツィング
6位,『スリーピングドール』ジェフリー ディーヴァー
<総評>
1位,アメリカの学生達の腐った部分を(日本人にはそう思える)
描いた重苦しいけど傑作だと思う。
2位,家族と友を描いた大作だった。
3位,様々な難題がこれでもかと押し寄せるあたりがよかった。
4位,元ネタがあったことに驚愕。
スターリン支配下のロシアという連続殺人を否定する条件が、言葉は悪いが面白かった。
5位,超大作にして作者が美形。でもって、ハリウッド映画化か……。
6位,題名が合っていなかった気がする。キネシクスは最強すぎ。
今回初めて、翻訳物に投票できてよかった。
もうちょっと、マイナー作にも手を出せたらな。
0352名無しのオプ
2009/01/31(土) 23:48:50ID:VynzHoAk1、「ラジオ・キラー」セバスチャン・フィツェック
2、「ウォリス家の殺人」D・M・ディヴァイン
3、「赤き死の香り」ジョナサン・ラティマー
4、「ロミオ」ロバート・エリス
5、「ナツメグの味」ジョン・コリア
6、「アトラスの使徒」サム・ボーン
「総評」
1は文句無しの傑作エンターテイメント。これだけのものを書く作家が
まさかドイツから現れようとは。
相変わらず高水準の2。あの伏線は解んねー。残りもどんどん邦訳して。
3はハードボイルドでありロマンティックコメディであり
そしてちょっぴり本格風味も。万人にお薦め出来ると思う。
4は装丁や粗筋で敬遠してる人がいるかも知れないが、是非読んで欲しい。
読後良い意味で裏切られたと感じるはず。
独特の世界観に浸れた5は近年の奇妙な味系短編集の白眉かも。
6は壮大なホラ話或いは究極のバカミス。インパクトを買って投票。
しかし自分以外に挙げる人がいるとは思わなかったw。
この他には「八一三号車室にて」や「荒野のホームズ」等が良かった。
0353名無しのオプ
2009/01/31(土) 23:57:39ID:Of7RZTyTだったら感激。
いつも参考にさせてもらってます。
0354名無しのオプ
2009/02/01(日) 00:02:41ID:d6IGVnib1、「山魔の如き嗤うもの」三津田信三
2、「肺魚楼の夜」谺健二
3、「十三回忌」小島正樹
4、「堕天使拷問刑」飛鳥部勝則
5、「裁判員法廷」芦辺拓
6、「ジョーカー・ゲーム」柳広司
「総評」
毎度の事ながら前半やつぎばやに飛び出す怪奇趣味が後半
バシバシ解かれていく様に酔う1。本当凄いわこの人。
2は久々の新作だったが面白かった。まさか本当にアレが……という驚き。
そして……。
3は如何にも島荘の直弟子らしい作風でミステリーもドラマも良かった。
ただこれ以上は師匠に似ないでね。
4は世界観がぶっ飛び過ぎてるけど、ネタとしてはかなり衝撃的だった。
ホラーガイドも良い。
タイムリーなテーマで見事な本格に仕上がっている5。作者の狙いに
まんまとはまった。
6はスパイもので短編集という難業に挑戦した意気を買う。
我が侭を言って延ばして貰ったお陰で無事投票出来ました。
皆さん、ありがとうございました。
0355名無しのオプ
2009/02/01(日) 00:17:24ID:FZYB+DGv>>272,277,285,286,288,289,293,301,306,312
>>316,318,322,325,330,335,338,339,343,345
>>346,349,354
1 位 (119pt) 『山魔の如き笑うもの』 三津田信三
2 位 (96pt) 『ラットマン』 道尾秀介
3 位 (67pt) 『堕天使拷問刑』 飛鳥部勝則
4 位 (64pt) 『完全恋愛』 牧薩次
5 位 (44pt) 『造花の蜜』 連城三紀彦
6 位 (37pt) 『エコール・ド・パリ殺人事件』 深水黎一郎
7 位 (35pt) 『新世界より』 貴志祐介
8 位 (34pt) 『少女ノイズ』 三雲岳斗
9 位 (31pt) 『告白』 湊かなえ
9 位 (31pt) 『ディスコ探偵水曜日』 舞城王太郎
11位 (30pt) 『官能的 四つの狂気』 鳥飼否宇
11位 (30pt) 『退出ゲーム』 初野晴
13位 (29pt) 『聖女の救済』 東野圭吾
14位 (27pt) 『1/2の騎士 harujion』 初野晴
15位 (25pt) 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
16位 (24pt) 『ジョーカー・ゲーム』 柳広司
17位 (22pt) 『カラスの親指』 道尾秀介
18位 (21pt) 『狐火の家』 貴志祐介
19位 (20pt) 『遠海事件』 詠坂雄二
20位 (19pt) 『君の望む死に方』 石持浅海
0356名無しのオプ
2009/02/01(日) 00:18:03ID:FZYB+DGv22位 (14pt) 『青銅の悲劇 瀕死の王』 笠井潔
23位 (13pt) 『十三回忌』 小島正樹
24位 (12pt) 『裁判員法廷』 芦辺拓
25位 (10pt) 『もう誘拐なんてしない』 東川篤也
26位 ( 9pt) 『弥勒世』 馳星周
26位 ( 9pt) 『倒立する塔の殺人』 皆川博子
26位 ( 9pt) 『ドリーミング・オブ・ホーム&マザー』 打海文三
26位 ( 9pt) 『肺魚楼の夜』 谺健二
26位 ( 9pt) 『流星の絆』 東野圭吾
31位 ( 8pt) 『七つの海を照らす星』 七河迦南
32位 ( 7pt) 『名前探しの放課後』 辻村深月
32位 ( 7pt) 『みなさん、さようなら』 久保寺健彦
32位 ( 7pt) 『耳をふさいで夜を走る』 石持浅海
32位 ( 7pt) 『傍聞き』 長岡弘樹
36位 ( 6pt) 『妃は船を沈める』 有栖川有栖
36位 ( 6pt) 『賢者の贈り物』 石持浅海
36位 ( 6pt) 『芝浜謎噺』 愛川晶
36位 ( 6pt) 『トスカの接吻』 深水黎一郎
36位 ( 6pt) 『ようこそ無目的室へ』 在原竹広
41位 ( 5pt) 『きのうの世界』 恩田陸
41位 ( 5pt) 『しらみつぶしの時計』 法月綸太郎
41位 ( 5pt) 『ペガサスと一角獣薬局』 柄刀一
41位 ( 5pt) 『とある飛空士への追憶』 犬村小六
41位 ( 5pt) 『ファイナル・ゲーム』 黒武洋
41位 ( 5pt) 『モザイク事件帳』 小林泰三
41位 ( 5pt) 『モダンタイムス』 伊坂幸太郎
0357名無しのオプ
2009/02/01(日) 00:18:34ID:FZYB+DGv>>282,287,312,331,344,346,351,352
1 位 (24pt) 『チャイルド44』 トム・ロブ・スミス
2 位 (20pt) 『冬そして夜』 S・J・ローザン
3 位 (18pt) 『フロスト気質』 R・D・ウィングフィールド
4 位 (17pt) 『ウォリス家の殺人』 D.M.ディヴァイン
5 位 (16pt) 『紫雲の怪』 ロバート・ファン・ヒューリック
6 位 (15pt) 『検死審問−インクエスト』 パーシヴァル・ワイルド
7 位 (14pt) 『運命の日』 デニス・ルへイン
7 位 (14pt) 『タンゴステップ』 へニング・マンケル
9 位 (12pt) 『ダルジールの死』 レジナルド・ヒル
10位 (11pt) 『アトラスの使徒』 サム・ボーン
11位 (10pt) 『ラジオ・キラー』 セバスチャン・フィツェック
11位 (10pt) 『ランポール弁護に立つ』 ジョン・モーティマー
11位 (10pt) 『ルイザと女相続人の謎』 アンナ・マクリーン
11位 (10pt) 『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』 ギルバート・アデア
0358名無しのオプ
2009/02/01(日) 00:19:04ID:FZYB+DGv15位 ( 9pt) 『道化の死』 ナイオ・マーシュ
15位 ( 9pt) 『七番目の仮説』 ポール・アルテ
15位 ( 9pt) 『ナポレオン剃刀の冒険』 エラリー・クイーン
19位 ( 8pt) 『赤き死の香り』 ジョナサン・ラティマー
19位 ( 8pt) 『教会の悪魔』 ポール・ドハティ
19位 ( 8pt) 『グリーンサークル事件』 エリック・アンブラー
19位 ( 8pt) 『荒野のホームズ』 スティーヴ・ホッケンスミス
19位 ( 8pt) 『不思議なミッキー・フィン』 エリオット・ポール
24位 ( 7pt) 『踊るドルイド』 グラディス・ミッチェル
24位 ( 7pt) 『20世紀の幽霊たち』 ジョー・ヒル
24位 ( 7pt) 『ロミオ』 ロバート・エリス
27位 ( 6pt) 『狂犬は眠らない』 ジェイムズ・グレイディ
27位 ( 6pt) 『サファリ殺人事件』 エルスペス・ハクスリー
27位 ( 6pt) 『深海のYrr』 フランク・シェッツィング
27位 ( 6pt) 『ナツメグの味』 ジョン・コリア
31位 ( 5pt) 『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーヴァー
31位 ( 5pt) 『タナスグ湖の怪物』 グラディス・ミッチェル
31位 ( 5pt) 『夜ふかし屋敷のしのび足』 コニス・リトル
0359名無しのオプ
2009/02/01(日) 00:38:01ID:2f9h50Gm飛鳥部はちょっとアヤシ気だなw
0361名無しのオプ
2009/02/01(日) 01:09:39ID:vrZSKD440362名無しのオプ
2009/02/01(日) 02:39:01ID:FZYB+DGv・山魔は首無には劣るが終盤の怒涛の謎解きには近作も唸らされた。
・首無に勝るとも劣らない傑作。終盤のしつこいぐらいのどんでん返しに満腹。
・山魔というかこのシリーズは毎年1位にしてます。個人的にこの雰囲気がすきです。
・去年よりは落ちるけど、ド本格では出色の出来
・文章がとっつきにくいとは思わない俺にとって三津田は神。
山魔も文句なしの傑作。どんでん返しの連続に酔った。
・傑作ホラーミステリ・シリーズ第4弾。大量の伏線が回収される怒涛の解決が圧巻。
・細かい伏線と過剰なほどのどんでん返しに酔った。誤植は萎えた。
・毎度の事ながら前半やつぎばやに飛び出す怪奇趣味が後半
バシバシ解かれていく様に酔う。本当凄いわこの人。
『ラットマン』 道尾秀介
・1位には完全に騙されたラットマンを。道尾の今の所の最高傑作だと思う。
・思わずやられたーと叫びたくなる『ラットマン』が1位かな。
・作者の仕掛けにまんまとやられたね。アレはやられるよお見事。
・道尾作品は向日葵が合わなくてそれ以降読んでなかったんですが、勧められて読んだ
ラットマンが大変面白かったです。仕掛けも優れてるし読み終えた後胸が熱くなりました。
・文句なしに1位。「シャドウ」だけかと思ってたけど、これで一皮むけた。直木賞は残念だったね。
・わかっていてもやられる快感。
・僕の中では飛びぬけて面白かった。上手いとしかいいようがない。
・騙されないぞど構える人に勧めたい傑作。
『堕天使拷問刑』 飛鳥部勝則
・完全に好みだったので。あのぶっとびよう好きですw
・個人的にかなりツボだった。
・おもしろさ、すごさでいけばここ数年のbPだね。
・意外とまっとうな本格。
・キワモノと思われがちだがまっとうな本格。
個人的にはもっとキワモノしてくれたほうがいいんだけど。
・やりたい放題やっておきながら最後にきれいにまとめてしまう豪腕。
・世界観がぶっ飛び過ぎてるけど、ネタとしてはかなり衝撃的だった。ホラーガイドも良い。
0363名無しのオプ
2009/02/01(日) 02:39:41ID:FZYB+DGv・個人的にかなりツボだった。
・おじいちゃん頑張った
・大御所が守りに入らず現代のミステリに挑んだ名作。
道尾秀介はもちろん西尾維新までターゲットにいれてる感が。
・味わい深いキャラが多くて読み応えがあり、ミステリとしても面白い。
『造花の蜜』 連城三紀彦
・各誌の対象には遅すぎた『造花の蜜』が個人的に最高でした。
・連城さんは久しぶりの新作だったけど面白かったです。読者を惑わせる仕掛けは一級品です。
・まるで新人並に飛ばしまくり。誘拐ものオールタイムベスト級の傑作。
確かにラストのアレは完成度を落としてる。でもこのミステリ魂をあえて支持したい。
『エコール・ド・パリ殺人事件』 深水黎一郎
・事件と美術史が見事に絡み合っていた。
・一見地味で手堅い雰囲気の陰に大胆で意欲的な仕掛けを潜ませた傑作。
『新世界より』 貴志祐介
・上巻だけなら1位だった。余りの面白さに一気読みして慌てて下巻買いに走ったね。
・大作ながら時間を忘れて貪り読んだ。世界観に惹かれた。
・問答無用に面白い。自走式図書館タソ萌え。
『少女ノイズ』 三雲岳斗
・なんとなくGOTH思い出した。本格好きも楽しめるよ。
・ラノベ風ミステリ。
・全く期待してなかったけど面白かったので逆に点が甘くなったかな。
・飛び抜けて面白い話はないけど全部読み終えると面白かったなと思えた。
『告白』 湊かなえ
・一発屋じゃないことを祈る。
・途中のだるさが気になり、最後まで集中力が持ちませんでした。
・新人賞受賞という好機を最大限生かして生まれた作品だと感じた。こういう悪ノリは個人的にかなり好きです。
0364名無しのオプ
2009/02/01(日) 02:40:11ID:FZYB+DGv・どこを切ってもトンデモ。後半に至ってはバカSF。だけど「愛」が物語を支えた。
・延々と続く推理合戦が楽しかった。後半のSF展開はちょっとだけど
・ディスコ探偵は愛
『官能的 四つの狂気』 鳥飼否宇
・色々としびれた…。
・ばか丸出しが読んでて心地良いです。この人は最終章でひっくり返すけど蛇足に感じます。
・増田助教授の変態ぶりと、“変態の論理”に基づく超絶推理が凄まじい、文句なしのバカミス。
『退出ゲーム』 初野晴
・米澤不在の穴埋めを果たした気がします。2つ目の話がとても素敵でした。
・僕も二話目が好きです。文章も平凡すぎず凝りすぎずで上手いなあと思う。
『聖女の救済』 東野圭吾
・空前の大ブームの中、こんな馬鹿トリック一発な本格が来てくれたことに感動
・ブームの中、世間体など気にせず投げてくれたド本格。
前作には及ばんけど、やっぱ東野はすごいと思った。
・そつなくまとめた感じ。驚愕することはないけど安定した面白さです。
『1/2の騎士 harujion』 初野晴
・構成が良くできてる作品。ファンタジーだがミステリー好きも楽しめるはず。
・退出ゲームもいいけど特殊な世界観を見事に生かしたこっちを。
今年の2作で最も次が楽しみな作家に。
・全く期待してなかったけど面白かったので逆に点が甘くなったかな。
・初野は今年最も期待できる作者。この作品は文句なしの良本格。
カバーなどでスルーしてる本格好きは読まないと損だよ。
『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
・今更だけど本当に良かった。ついに伊坂が一皮むけた。
・ささやかな抵抗と友情についての物語。もう戻れなくても残るものはある。
・ゴールデンスランバーは対抗
0365名無しのオプ
2009/02/01(日) 02:41:15ID:FZYB+DGv・ジョーカーゲームは硬派
・良作が多い。長編が読みたいけどこのレベルを維持できるか?
・スパイもので短編集という難業に挑戦した意気を買う。
『カラスの親指』 道尾秀介
・(道尾作品は)2作ランクインしましたが大技が光るカラスを上にしました。
技巧はラットの方が優れてますが、小説自体の出来はこっちが上でしょう。
・カラスの親指は絆
『狐火の家』 貴志祐介
・貴志は新世界よりも力作だけど、一編で長編分の満足感が味わえる狐火の家に。
『遠海事件』 詠坂雄二
・あの禍々しい雰囲気の中で語られるくそまじめなロジックが笑えた。しかも上質。
『君の望む死に方』 石持浅海
・構成の勝ち。
・そつなくまとめた感じ。驚愕することはないけど安定した面白さです。
・前作以上に倒叙ミステリの形式をひねり倒した意欲作。
『黒百合』 多島斗志之
・感傷コンパスは今作のための前哨戦だった。ザコ呼ばわりする奴には分からない名人芸。
・ミステリ的な仕掛けで驚かされた作品としてはこれがベスト。
このスレでの評価が低いのは新本格の衣を纏っていないせいか?
『十三回忌』 小島正樹
・最後の一撃もそうなんですが、それまでのコード型本格が好みです。
ただ探偵役に魅力がないのが欠点ですね。
・如何にも島荘の直弟子らしい作風でミステリーもドラマも良かった。
ただこれ以上は師匠に似ないでね。
0366名無しのオプ
2009/02/01(日) 02:42:27ID:FZYB+DGv・制約が多いフォーマットの中でこれだけの驚きを与えられるのは凄い。
・タイムリーなテーマで見事な本格に仕上がっている。
作者の狙いにまんまとはまった。
『もう誘拐なんてしない』 東川篤也
・テンポがよかったです。
『弥勒世』 馳星周
・大作ながら時間を忘れて貪り読んだ。圧倒的な重さに惹かれた。
『倒立する塔の殺人』 皆川博子
・おばあちゃん頑張った
『肺魚楼の夜』 谺健二
・久々の新作だったが面白かった。まさか本当にアレが……という驚き。
そして……。
『流星の絆』 東野圭吾
・エンタメ小説としては言うことない出来。
『七つの海を照らす星』 七河迦南
・新人とは思えない。読み応えもあり仕掛けもいい。
『名前探しの放課後』 辻村深月
・あんまり評価されてないけど、いい出来だよ。近年の青春ミステリものならベスト。
『みなさん、さようなら』 久保寺健彦
・ジャンル外な気もするけど、団地内冒険小説ということでひとつ。
『耳をふさいで夜を走る』 石持浅海
・これもなかなかの悪ノリ作品。勢いで読めました。著者の新境地では。
0367名無しのオプ
2009/02/01(日) 03:14:32ID:FZYB+DGv・傍聞きは発見
『妃は船を沈める』 有栖川有栖
・作家アリスでは久々のヒット、前半の「猿の手」が素晴らしかった
『賢者の贈り物』 石持浅海
・玉石混交というか多彩なラインアップ。
結末もいいけど侃々諤々意見を戦わせる過程が楽しい。
『芝浜謎噺』 愛川晶
・ひとつひとつがとても濃密でした。
『トスカの接吻』 深水黎一郎
・深水作品はエコールよりトスカを選びました。
三津田作品のような派手さはないですが、細かい技巧を凝らした秀作でしょう。
オペラに詳しければもっと上の順位だったでしょうね。
『ようこそ無目的室へ』 在原竹広
・ラノベ。だからといって無視はしないでほしい作品。本格ファンは必読書。
『きのうの世界』 恩田陸
・きのうの世界は神話
『しらみつぶしの時計』 法月綸太郎
・正直なところ信者補正だけど、好きなんで
『ペガサスと一角獣薬局』 柄刀一
・本格短編集の傑作。堪能しました。
『とある飛空士への追憶』 犬村小六
・ラノベだがど真ん中ストライクの冒険小説っぷりにしびれた。
0368名無しのオプ
2009/02/01(日) 03:15:02ID:FZYB+DGv・デスゲーム枠。『出口なし』と迷ったが小説としての体を
幾分成しているこちらに。人には薦めません。
『モザイク事件帳』 小林泰三
・邪悪な鬼才がミステリのお題をおもちゃにした怪作。
『モダンタイムス』 伊坂幸太郎
・漂う不穏な雰囲気が好きですが、後半はややぐだぐだっだったかも。
0369名無しのオプ
2009/02/01(日) 03:16:31ID:FZYB+DGv・チャイルド44は苦闘
・元ネタがあったことに驚愕。
スターリン支配下のロシアという連続殺人を否定する条件が、言葉は悪いが面白かった。
『冬そして夜』 S・J・ローザン
・シリーズ最高傑作か
・アメリカの学生達の腐った部分を(日本人にはそう思える)描いた重苦しいけど傑作だと思う。
『フロスト気質』 R・D・ウィングフィールド
・様々な難題がこれでもかと押し寄せるあたりがよかった。
『ウォリス家の殺人』 D.M.ディヴァイン
・ひたすらいやな感じの人間模様と、シンプルで大胆な決め手が出色。
・相変わらず高水準。あの伏線は解んねー。残りもどんどん邦訳して。
『紫雲の怪』 ロバート・ファン・ヒューリック
・シリーズ随一の複雑怪奇な構図と多重解決風の展開が見事。
『検死審問−インクエスト』 パーシヴァル・ワイルド
・検死審問は古典
『運命の日』 デニス・ルへイン
・家族と友を描いた大作だった。
『タンゴステップ』 へニング・マンケル
・タンゴステップは渋味
『ダルジールの死』 レジナルド・ヒル
・題名見たらまさかと思って手に取らないわけには…
0370名無しのオプ
2009/02/01(日) 03:17:01ID:FZYB+DGv・壮大なホラ話或いは究極のバカミス。インパクトを買って投票。
しかし自分以外に挙げる人がいるとは思わなかったw。
『ラジオ・キラー』 セバスチャン・フィツェック
・文句無しの傑作エンターテイメント。
これだけのものを書く作家がまさかドイツから現れようとは。
『ランポール弁護に立つ』 ジョン・モーティマー
・1位はランポール弁護士で。
本格とはちょっと違うのだが味わいのある話が面白かった。
『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』 ギルバート・アデア
・黄金時代の古典本格に対するオマージュにしてパロディ。
そして作者の周到な企み。
『極限捜査』 オレン・スタインハウワー
・極限捜査は決断
『道化の死』 ナイオ・マーシュ
・直球ド本格なら断然マーシュ
『七番目の仮説』 ポール・アルテ
・突拍子もない発端から、一転してスリリングな展開、そして底の見えないどんでん返し。
『赤き死の香り』 ジョナサン・ラティマー
・ハードボイルドでありロマンティックコメディであり
そしてちょっぴり本格風味も。万人にお薦め出来ると思う。
『20世紀の幽霊たち』 ジョー・ヒル
・20世紀の幽霊たちは思い出
0371名無しのオプ
2009/02/01(日) 03:17:31ID:FZYB+DGv・装丁や粗筋で敬遠してる人がいるかも知れないが、是非読んで欲しい。
読後良い意味で裏切られたと感じるはず。
『狂犬は眠らない』 ジェイムズ・グレイディ
・狂犬は眠らないはROCK
『深海のYrr』 フランク・シェッツィング
・超大作にして作者が美形。でもって、ハリウッド映画化か……。
『ナツメグの味』 ジョン・コリア
・独特の世界観に浸れた『ナツメグの味』は近年の奇妙な味系短編集の白眉かも。
『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーヴァー
・題名が合っていなかった気がする。キネシクスは最強すぎ。
0372名無しのオプ
2009/02/01(日) 03:35:51ID:31yJIw8Bやっぱ1作ずつコメントあった方がいいな。読むの楽しいし。
集計人さんは大変だろうけど…
0373名無しのオプ
2009/02/01(日) 16:44:55ID:gtWHMx4W各作品のコメントを集めるの。
どれくらいの作業量なのかわかんねーけど
これがあるのは本当にいいですね。
本家の方、本ミスでもやって欲しいよ。
今回は投票できなかったけど、次回は投票できたらなぁ。と思います。
本当に乙でした。
0374346
2009/02/01(日) 22:16:18ID:6SMwxnWF手抜きで省略した分まで引っぱってきてもらって恐縮です。
>>353
こちらこそ、ありがとうございます。
0375名無しのオプ
2009/02/01(日) 23:21:58ID:FZYB+DGv2007 海外 >>52 コメント >>63-64
2008 国内 >>215-216 コメント >>221-224
2008 海外 >>217-219 コメント >>225-226
2009 国内 >>355-356 コメント >>362-368
2009 海外 >>357-358 コメント >>369-371
「2chが選ぶこのミステリーがすごい!2009」
約二ヶ月の間でしたが、お付き合いありがとうございました。
投票いただいたみなさまも、そうでない方も
このスレに集まってくれたみなさんに感謝いたします。
それではみなさん、今年の十二月、またこのスレでお会いしましょう。
ごきげんよう。さようなら。
0376名無しのオプ
2009/02/08(日) 07:39:28ID:GYP/C8Hn主な作品のタイトル、作者、あらすじ、ネット全体での評価を
まとめていきたいと思います。
儚い羊たちの祝宴 米澤 穂信
「バベルの会」という、上流階級の子女が通う大学の読書サークルの
メンバーにまつわる事件を描いた連作短編集。
帯に書かれている『ラスト一行の衝撃』を期待すると肩透かしを覚える。
はっきり言って誇大広告。ラスト一行はどんでん返しというより、
気の利いた物語のシメという感じ。
とは言え、作品自体のレベルは高く、お嬢様や同年代の使用人を中心とした、
ダークで陰惨な読み応え十分な作品が並ぶ。
中でも「玉野五十鈴の誉れ」はラストが衝撃的な傑作。
「山荘秘録」のどんでん返しも見事。
しかし、唯一最終作の「儚い羊たちの晩餐」だけは好きだという人と
良くわからないという人に二分され、賛否両論となっている。
0377名無しのオプ
2009/02/08(日) 21:14:53ID:CC79eGDB初野晴のスレを立てました。即落ち回避に書き込みお願いします。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1234094641/
0379名無しのオプ
2009/02/10(火) 07:23:54ID:ZLgJiwXlどうもありがとうございます。
それではもう一度この企画についての説明を。
○これは個人の書評ではなく、ネット全体の書評をなるべく最大公約集的に
まとめたものです。もし偏りがありましたらご指摘お願いします。
○次回の投票までの本選びの参考資料やこのミス順位予想の基本データー
としてご利用ください。
○ネット全体のレビュー数がある程度出てからまとめますので
紹介は作品発売後1ヶ月以上先になると思われます。
ご了承ください。
0380名無しのオプ
2009/02/10(火) 07:29:07ID:ZLgJiwXl後、具体的なネタばれはしてませんが、『ラストのどんでん返し』とか
『感動的な結末』と言った抽象的なネタばれはありますので、
予備知識なく作品を楽しみたいという方はご遠慮ください。
0381名無しのオプ
2009/02/10(火) 07:29:38ID:ZLgJiwXlあらすじ
「バベルの会」という、上流階級の子女が通う大学の読書サークルの
メンバーにまつわる事件を描いた連作短編集。
ネット評まとめ
帯に書かれている『ラスト一行の衝撃』を期待すると肩透かしを覚える。
はっきり言って誇大広告。ラスト一行はどんでん返しというより、
気の利いた物語のシメという感じ。
とは言え、作品自体のレベルは高く、お嬢様や同年代の使用人を中心とした、
ダークで陰惨な読み応え十分な作品が並ぶ。
中でも「玉野五十鈴の誉れ」はラストが衝撃的な傑作。
「山荘秘録」のどんでん返しも見事。
しかし、唯一最終作の「儚い羊たちの晩餐」だけは好きだという人と
良くわからないという人に二分され、賛否両論となっている。
エッジ 鈴木光司
あらすじ
各地で次々と消えていく人々。調査をはじめたフリーライターの冴子は
未曾有の世界的変異を嗅ぎとる。彼女の父もまた18年前に忽然と消息を
断っていたのだった。
ネット評まとめ
ホラーテイストかつ壮大なストーリーでつかみはOK。しかし、宇宙規模まで
話が広がっていくところで胡散臭くなり始め、ラストのしょぼさに愕然。
ホラー小説からハードSFになり、最後はラノベみたいなギャップの
激しい作品。場面場面を読ませる技術は一流だが、全体の構成力は今ひとつ。
0382名無しのオプ
2009/02/10(火) 07:34:46ID:WrkzAjB0あらすじ
「人が死ぬ瞬間を見たい」という想いを胸に抱くふたりの少女。
由紀は病院へボランティアに行き、重病の少年の死を、敦子は
老人ホームで手伝いをし、入居者の死を目撃しようとする。
少女たちの無垢な好奇心から始まった夏が、複雑な因果の果てに
むかえた衝撃の結末とは?
ネット評まとめ
友情を軸に描かれており、前作ほど暗い話ではないがラストの底意地の
悪さはこの作者ならではのもの。衝撃度では『告白』に一歩譲るが、
逆に告白に見られた荒唐無稽さや短編に後日談を付け足したために
生じた無理やり感はない。巧みな構成といい、伏線回収の見事さといい、
完成度の高さでは『告白』を上回る傑作である。
人間関係にややご都合主義が見られるのが欠点と言えば欠点。
0383名無しのオプ
2009/02/10(火) 07:36:44ID:WrkzAjB0あらすじ
昭和39年夏。10月に開催されるオリンピックに向け、世界に冠たる
大都市に変貌を遂げつつある首都・東京。そんな中、警察を狙った
爆破事件が発生。同時に「東京オリンピックを妨害する」という
脅迫状が当局に届けられた。しかし、この事件は国民に知らされる
ことがなかった。警視庁の刑事たちが極秘裏に事件を追うと、一人の
東大生の存在が捜査線上に浮かぶ…。
ネット評まとめ
高度成長期の中で富める者と貧しき者の矛盾に怒りを覚え、巨大な権力に
ひとり立ち向かう犯人を描いた本格的な社会派ミステリー。
東京オリンピックに対する国民の熱狂ぶりを始め、昭和という時代の濃密な
描写が本書の魅力。ただ背景描写が濃密な分、本筋のテンポが悪くなっている
きらいがある。
とは言え、犯人側と刑事側の両者の視点で時系列ずらしながら事件の進行を
追っていく構成はスリリングで犯人のキャラクターも魅力的。
*全体的には絶賛に近い評価だが、犯人の動機に対する説得力の希薄さや
その結末に不満の声もあり。
0384名無しのオプ
2009/02/10(火) 07:38:50ID:WrkzAjB0あらすじ
高校卒業から10年。クラス会に集まった男女の話題は、女優になった
クラスメートの「キョウコ」。彼女を次のクラス会へ呼び出そうともくろむが、
「キョウコ」と向かい合うことで思い出される、高校時代の「幼く、罪深かった」
出来事―。よみがえる「教室の悪意」。
ネット評まとめ
いつまでも高校時代を引きずっている女たちのドロドロの心理描写が
最大の読み所。自意識過剰で悪意に満ちた女の怖さを余すところなく
描いている。ただ表面的なストーリーは淡々としており、ミステリー的な
興味も薄く、濃厚な心理描写に反してキャラが立っているわけでもないので、
読み手を選ぶ作品ではある。
0385名無しのオプ
2009/02/10(火) 07:42:11ID:ZLgJiwXlあらすじ
臨床心理士の佐久間美帆は、勤務先の医療機関で藤木司という
青年を担当することになる。司は、同じ福祉施設で暮らしていた
少女の自殺を受け入れることができず、美帆に心を開こうと
しなかった。
それでも根気強く向き合おうとする美帆に、司はある告白をする。
少女の死は他殺だと言うのだ。
その根拠は、彼が持っている特殊な能力によるらしい。
ネット評まとめ
新人としては、文章力はかなりのものでサスペンス小説として
テンポよく読めるが、一方でストーリー自体はひねりがなく、
途中で先の展開が容易に予想できてしまう。
犯人の正体もみえみえなのでサスペンスとしてはともかくミステ
リー的な興味は薄い。
医学的な間違いが多いのも気になるところ。
。
0386名無しのオプ
2009/02/10(火) 07:44:50ID:ZLgJiwXlあらすじ
美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。
そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を
封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。
屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で
“屋上部”を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通
行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との
遭遇などに巻き込まれることになる。
ネット評まとめ
泣きあり笑いありの非常に気持ちのいい青春ミステリー。
個性的なキャラの造詣やセリフ回しのセンスの良さは秀逸。
ただ、ミステリーとしては場当たり的でご都合主義が目立つ。
ミステリー的な要素は期待せず、キャラクター小説と割り切って
読むのが吉だろう。
ただし、伊坂幸太郎の影響を露骨に感じさせるのはマイナス点。
0387名無しのオプ
2009/02/10(火) 07:52:36ID:ZLgJiwXlあらすじ
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた
十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始め、またひとり、
またひとりと彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにして
しまったのか?
ネット評まとめ
少女フジコに対する虐め、虐待、暴力。やがて自分の人生に障害となる
者を次々と殺し始めるフジコとひたすら重くダークな展開が続く。
女の嫌な部分を濃密に描き、後味の悪さはこの上ないが、それを圧倒的な
筆力で描くことによって異様な迫力を持つ作品に仕上がっている。
さらにこの作品自体が、とある人物がフジコの生涯を書いた本という
メタ構造になっており、その事が最後の意外な展開に繋がっていく。
伏線を十分に貼っているわけではないので本格ミステリー的な鮮やかさ
には欠けるが、なかなかの衝撃である。
ただし、かなりヘビーな内容なのでこの手の話が苦手なひとにはおすすめ
できない。
0388名無しのオプ
2009/02/10(火) 08:03:47ID:ZLgJiwXlあらすじ
法で猟を規制され不満を募らせるハンターたち。
密猟でもいいから「害獣」を殺して欲しいと願う農家。
ヒステリックに動物愛護を叫ぶ団体。
親の利害関係が生み出した子供の苛め。
どうせエリートの腰掛け人事、と冷ややかに自分を見る部下。
そして人間を餌にし始めた巨大野生動物。
心の闇が生み出した死亡事件。
そんな四面楚歌の地に、キャリア官僚の七倉は孤独癖のある娘を
ともない野生鳥獣保全管理センターの所長として赴任する。
ネット評まとめ
自然との共存のテーマをはっきりと打ち出し、色々な立場の人間を
描くことによって環境破壊の問題点を多面的にあぶり出していき、
同時に奥深いドラマを展開していく手腕は見事。生活感あふれる
丹念な描写、魅力的な登場人物、野性動物の暴走に殺人事件が
からんで激しく盛り上がる物語と小説としての完成度はきわめて高い。
中でも圧巻なのは化け物じみた強さを誇る野生動物、「稲妻」「三本指」と
猟師との死闘である。
*全体的には絶賛に近い評価だが、詰め込みすぎ、描写がくどすぎという
批評もあり。
0389名無しのオプ
2009/02/10(火) 08:07:08ID:ZLgJiwXlあらすじ
男二人が金儲けのために始めたネット宗教。しかし、信者の抱える闇は、
ビジネスの範疇を超えていた。家族から無視され続けた主婦、愛人として
ホテルで飼われていた少女、実の父と兄から性的虐待を受ける女性・・・。
居場所を失った女たちが集う教団は、次第に狂気に蝕まれてゆく。
ネット評まとめ
上巻は新興宗教の仕組みを丁寧に描き、それを利用して成り上がる
主人公たちサクセスストリー。ユーモアを交えて面白く書けており
一種のハウツー本のような感じだ。下巻は宗教に依存した女たちの心が
壊れていく様をリアルに描いたほとんどホラーな展開。とにかく下巻の
壮絶さは半端ではない。宗教が怖いというより、むしろ人間の心が怖い。
あまりの迫力にページをめくる手がとまらない。
篠田節子の新たな代表作の誕生である。
0390名無しのオプ
2009/02/10(火) 08:16:48ID:ZLgJiwXlあらすじ
誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。簡単に想像できる
定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。死への憧れを募らせる孤独な
女性にかけられた、謎の人物からのささやき。「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?
1年頑張ったご褒美を差し上げます」それは決して悪い取り引きではないように
思われたが・・・。
ネット評まとめ
死を決意した女性の一年間を追っていく物語と、複数の自殺者の特異な
共通点に気がつき、その真相を調査していく週刊誌記者の物語。
2つの視点から描かれた物語が、次第にシンクロしていくのが本編の見所。
単体で見た場合も、死ぬことしか考えなかった女性がボランティア活動を
通じて生きることについて考えはじめる前者のパートはひとつのドラマとして
充実しており、素晴らしい出来である。その反面、新聞記者のパートは
調査中心でやや単調な印象を抱かされるが、最後にたどり着く真相の意外さは
かなりの衝撃度だ。全体に重い内容だが、救いがあり、さわやかな読後感を
抱かせる良書である。
*最後のオチに驚いたという人が大半だが、オチが読めた、ミステリー的な
な仕掛けは蛇足という人も意外に多い。(その反面、ミステリー仕掛けが
なければイマイチの作品だという人も)
0391名無しのオプ
2009/02/10(火) 08:18:10ID:ZLgJiwXlあらすじ
人と“ヒトデナシ”と呼ばれる怪異が共存していた世界―。
名探偵・秋津は、怪盗・無貌によって「顔」を奪われ、失意の日々を
送っていた。しかし彼のもとに、親に捨てられた孤高の少年・望が
突然あらわれ、隠し持った銃を突きつける!そんな二人の前に、
無貌から次の犯行予告が!!狙われたのは鉄道王一族の一人娘、榎木芹―。
次々とまき起こる怪異と連続殺人事件!“ヒトデナシ”に翻弄される望たちが
目にした真実とは。
ネット評まとめ
基本設定がわかりづらく、中だるみも感じられる。
だが、独特の世界観を構築しつつ、謎解きにその荒唐無稽な
『ヒトデナシ』や『無貌』、『匂色』といった設定がきっちり生かされて
いるところは秀逸である。
その反面、事件の真相自体は凡庸でひねりがなく、ミステリーしての完成度
としては高いとは言いがたい。
語り口は面白く、才気は感じられるが、内容には深みが感じられない凡作。
*全体としては漫画っぽいキャラ、設定に魅力を感じる人と浅い、イマイチ
と感じる人の2つに分かれている。
0392名無しのオプ
2009/02/10(火) 09:52:48ID:wG8GHk7A0394名無しのオプ
2009/02/10(火) 15:04:54ID:ZLgJiwXlあらすじ
遥か南の海蛇の島、巫女の家に生まれた二人の姉妹。姉は大巫女を継ぎ、
島のために祈り続けた。
妹は与えられた運命に逆らい、島の掟を自ら破った。16歳で死んだ妹は、
地下神殿で黄泉の国の女王イザナミに出逢う。
ネット評まとめ
「古事記」のイザナキとイザナミの物語をベースに描かれた女たちの
執念と愛憎の物語、といういつもの桐野ワールドを神話に置き換えた作品。
しかし、18番のエログロ描写は大幅に抑えられているので割と軽く読む
ことが可能。
神話に置き換えている分、テーマ性はより純化しているとの言えるが、
結局は神に置き換えただけの通俗的な人間ドラマなのでその点では
不満を覚える人がいるかもしれない。
なら現代劇の方がいいという意見もある。
とは言え、女史のストーリーテラーぶりは十分に発揮されており、
彼女の持つ毒も健在で描写も素晴らしいので興味のある人は
読んで損のない作品です。
0395名無しのオプ
2009/02/10(火) 15:48:24ID:ybDd6rWy■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています