>>722
お湯の温度は、潰す時に学生カバンを「お風呂に漬ける」とあるように、40度くらいの温度がいい感じでした。
あまり熱すぎるとパリパリに硬くなって割れてしまうので注意でした。
また、お風呂に漬けるではなく、広いマチ部分にお湯をかけて柔らかくして潰しグセをつけるやり方です。
芯のところは二重に充て革されているのでここを柔らかくして、充て革部分を芯の太さに折り込むと薄く綺麗になります。
この芯の部分の太さが、薄く潰せるかに影響します。
この芯を中心にマチ部分を折りたたみ薄くした状態をテープや糸で固定して、ドライヤーで乾かして、ベッドの下などで寝押しや重い本などを載せて 一晩置くと朝には潰しカバンが出来上がる感じでした。
完全に乾くまで数日掛りますか、俺らの時は主要3科目(英・国・数)とノート・筆箱をカバンのポケット部分に入れるのを大半がやっていて、膨らむ事はなかった。
また、お湯かけした翌日など、男子が女子のカバンの芯部分の折り込みを手伝う事もあった。 また、折り込みがイマイチの場合は再度お湯かけして調整する事もやってたよ。
この潰し方が、学生カバンが廃止されるまで先輩から後輩へ、友達から友達へと 受け継がれてた。