10月初旬に掌典職は「埋めて自然に返す」
式部職も「前例を踏襲する方向」と言ってるのに
リストを見て「絶対に食べる!」と言い出した
食欲旺盛で神をも怖れぬ罰当たりがいたとしか思えない

埋設処分もったいない? 大嘗祭の供え物 食品ロス削減の流れ 宮内庁は前例踏襲方針
2019年10月4日 朝刊
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019100702100040.html

十一月の大嘗祭の神事に供えるため、全国四十七都道府県から届く特産の農水産物「庭積机代物(にわづみのつくえしろもの)」のリストが宮内庁から発表された。
大嘗祭では神前に供えた食物は「埋納」する習わしとされ、二十九年前の前回もすべての机代物が埋設処分された。
今月一日に食品ロス削減推進法が施行され、食品の無駄を減らす取り組みが始まる中で、宮内庁は前例を踏襲するのか、対応が注目される。(編集委員・阿部博行)

皇室祭祀をつかさどる掌典職の幹部によると、大嘗祭の供え物を埋納するのは「土に埋めて自然にかえす」という意味合いがある。
「もったいないという市民感覚は分かるが、一般の食べ物とは区別して考えている」と話す。

 今回は二十九年前と違って政府が食品ロス削減に向けて音頭を取っている。
机代物には、農家が丹精込めた作物もあり、購入には国費が充てられる。
大嘗祭終了後に子ども食堂など社会貢献活動に活用する方法もありそうだが、
現時点では、儀式を担当する宮内庁式部職は前例を踏襲する方向という。