即位パレードで安倍首相が“天皇きどり”で窓を開けお手振り! NHK岩田明子記者に事前リークしトンデモこじつけ解説で正当化

 昨日おこなわれた天皇の即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」。天皇の即位披露の場だったパレードにもかかわらず、
安倍首相は自民党本部前を通るコースに変更させ、さらには自民党本部の屋上から〈天皇陛下のご即位をお祝い申し上げます〉
という垂れ幕をデカデカと吊り下げるなど、即位パレードを政権のPRに利用した。

 しかし、安倍首相は昨日の即位パレードで、それ以上に唖然とさせられるような行動に出ていた。

 即位パレードでは、天皇・皇后のオープンカーの車列の先頭を警視庁の白バイが走り、そのすぐ後ろに官房長官を乗せた車、
そして安倍首相を乗せた車がつけたのだが、なんと、安倍首相は車の窓を開け、沿道の人びとに手を振っていたのだ。

 言っておくが、前回の平成の代替わりの際、当時の海部俊樹首相もパレードの車列に加わっていたが、窓を開けるような
ことはしていない。当然だ。パレードの趣旨は天皇・皇后の即位披露のためであり、だからこそふたりはオープンカーに
乗るのだ。実際、昨日のパレードでは、天皇・皇后のオープンカーのあとにつづいた秋篠宮夫妻の車の窓は閉められていた。
これは天皇・皇后のお披露目の場であることを踏まえてのことだろう。

 にもかかわらず、安倍首相は秋篠宮夫妻でさえ配慮した車の窓を堂々と開け、沿道に向けて手を振るという行動に出たのだ。

 ようするに、安倍首相は天皇・皇后の即位パレードを政権PRの場にしただけではなく、まるで自分も主人公であるかのように、
自分の顔を沿道の国民に拝ませてやると言わんばかりに窓を開け、車の中から手を振ったのである。

 しかも、安倍首相のみならず、白バイのあとをつけた菅義偉官房長官までもが窓を開けていた。つまり、安倍官邸自体が、
皇族きどり、いや、もはや“天皇きどり”で即位パレードをおこなったのだ。