上野顕太郎「さよならも言わずに」読んだ。
この作者、帽子男描いてた頃からいっこも人物うまくなってないのね……
構図とか無生物は相変わらずうまいんだけど
奥さんが小さな娘残していく気持ち考えると同情に耐えないけれど
徹頭徹尾夫視点(かなり自分スキー)で描かれると…なんというか……orz

あれだけ妻妻妻妻と、喪失と孤独に悶え苦しむ自分の姿をこまごま描いた後
妻の墓を作って納骨して(※遺言無視)さっさと再婚した顛末を描いてるのは
得意なシュールギャグと思っていいんだろうか?

ある意味面白いものを読んだ…奥さんと娘さんにはほんと同情する